
●Guardian: 100/100
メタルギア神話はかつてこれほど俊敏で新鮮で若々しかったことはなかったが、プラチナの技巧的なプログラマーの手で輝きを放ったのは、単にゲームの舞台だけに留まらず、オブジェクト切断や驚嘆の高速3Dマニピュレーションにも及んだ。『METAL GEAR RISING』は技術的マスターピースであり、重苦しいシリーズにテーマパークのような楽しみをもたらし、かつ『ベヨネッタ』のベテランが巧みな技能を表現するのに十分な容量を超えるものが込められている。
●GameTrailers: 92/100
『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』は滅多に見られない厳格で忠実な完成度を持ったアメージングなアクションゲームだ。プレイ時間が短いのは問題ではなく、そこに用意された全てを考慮すれば間違いなく2回目をプレイするだろう。敵をバラバラに切り刻むのがこれほど快感なのは久しぶりだ。雷電を再び見ることになっても驚かないだろう。
●Polygon: 90/100
プラチナゲームズは類まれなる仕事を成し遂げた。ファンに愛されるシリーズに敬意を払いながら、全く新しいジャンルへと層を拡大することに成功したのだから。
●Eurogamer: 90/100
もし『REVENGEANCE』にカメラの問題がなければ容易に満点のスコアを与えていただろう。とはいえ現状のままでも十分に素晴らしい出来で、ジャンルの中で新たな領域の杭を打ちたて、いくつかの『メタルギア』キャラクター性をしっかり組み込み、ライバルに圧倒的な差を付けている。これはまさにプラチナゲームズの独壇場であり、プレイする度にスピード感と腕前が飛躍的に向上していく体験で、一回分のチケットが何回分にも値している。『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』はスリリングで非の打ちどころのないアクションゲームだ。
●Destructoid: 90/100
『METAL GEAR RISING』は『SOLID』ではない。だが『METAL GEAR』であることは確かだ。フランチャイズ特有の壮大なスケールの強調や複雑なプロットに欠けるものの、世界観を壊すようなことはなく、アクション満載の戦闘をたっぷり用意していることから、ストーリーについて誰かがとやかく言う必要はないだろう。長年のファンは、本作が能力も経験も大幅に異なるチームのアプローチによる全く別のシリーズであることを認識すべきだ。彼らのやり遂げた仕事は驚くべきもので、欠点やちょっとした不満を見事打ち消している。
●GameSpot: 85/100
- 総評
- スタイルと技術的な才気の見事なショー。『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』は荒々しく突き進み、後ろを振り返るはまずない。
- 長所
- プレイヤーの反応力を興奮させるスピード感溢れる戦闘。
- 深みととっつきやすさが共存。
- 破壊しまくれる環境は決して色褪せない罪深い楽しさ。
- 雷電の興味深いストーリーが彼のスポットライトへの復活を証明。
- 短所
- 頻繁なカメラの問題に邪魔される。
- 大部分のステージ背景はバラエティが不足。
- 先が予測できる国家的プロットに興奮が冷める。
●IGN: 85/100
- 総評
- 型破りで不完全な『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』ほどに、興奮と、やりがいと、スピード感を持ったアクションゲームは滅多にない。
- 長所
- 高速でスタイリッシュ、かつテクニカルな剣さばき。
- 飛び抜けて元気な音楽。
- アップグレードやアンロック要素はリプレイの動機。
- Blade Modeは思った以上に賢い。
- 短所
- 頼りないカメラ視点と定期的なゲームプレイの中断。
●Game Informer: 78/100
私は長年の『メタルギア』ファンであり『ベヨネッタ』は今世代でお気に入りのゲームのひとつだったので、コナミとプラチナゲームズが『REVENGEANCE』のパートナーシップを発表した時は有頂天になった。だが、例えあなたが『メタルギア』世界の重要な発展あるいは満足のいくアクション体験を望んでいようと、本タイトルは『メタルギア』の皮をかぶった『ベヨネッタ』ではなく、期待に達していない。残忍なサイボーグが巨大メカを切り刻むのは楽しいが、制約のあるデザインと正確さの欠落により、雷電が両方の世界の良い部分を取り入れるのを阻んでいる。
●Playstation Official Magazine UK: 70/100
悲しいかな、戦闘は十分な深みを持たず、アクションゲームジャンルのベストには達していない(Ninja Theoryの『DmC』リブートにも及んでいないのは確か)。全体の体験において残念な使い捨て感が存在する。本作は正しく尊敬を持って救い出されたプロジェクトであるが、力を振り絞っても切れ味はかなり悪い。
●WorthPlaying: 65/100
『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』がフル回転している間は、目を見張る光景だ。雷電が敵を細切れにしてバックにはスピードメタルの音楽が流れるのは疑いようもなく印象的。ところがゲームのプレイに十分な時間を費やした後は、その美しさが表面上だけのものであることが明白になってくる。『REVENGEANCE』はプレイするよりも鑑賞しているだけの方がより感動的で、間違いなく『ベヨネッタ』ではない。
ワールドワイドでいよいよ今週発売を切る、小島プロダクション/プラチナゲームズ/コナミのメタルギア外伝こと『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の海外レビューです。
昨日よりも更にレビュー数が増えたMetacritic.comでの平均値は、現在PS3版が80点(39レビュー)、Xbox 360版が82点(24レビュー)という状況。速報でもお伝えした通り、プラチナゲームズの十八番であるアクション部分はほぼ全会一致の好感触ながら、カメラ視点の問題やストーリーの物足りなさが各所で指摘。
また、伝統ある『METAL GEAR SOLID』シリーズ、そして傑作アクション『ベヨネッタ』両方を比較対象に挙げるような批評家の意見がちらほらあり、小島プロダクションとプラチナゲームズには想像以上に高いハードルがあったことが伺えます。
しかし、異例の開発再委託に伴う方針転換やプロジェクトの再始動があったことを踏まえれば、本作は申し分のない評価を受けたと言えるのではないでしょうか。(ソース: Metacritic, Metacritic[2])
【関連記事】
海外レビュー速報 『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』
発売まで一週間と迫った『METAL GEAR RISING REVENGENANCE』のローンチパーティーが開催
『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の最新トレイラー&TVCMが公開
『METAL GEAR RISING』のクリア時間についてプラチナ稲葉氏が正式コメント
『MGR』開発スタッフブログ更新、“斬奪”を含む「自由切断」の仕様を詳しく解説
北米で『METAL GEAR RISING』のVRミッションに新ミッションを追加するDLCが発表【UPDATE】
『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の“オーグメントモード”紹介トレイラー
PS3/360『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の最新トレイラーが多数公開
“斬る”壮快感と“凌ぐ”駆け引きの骨太アクション『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』プレイレポ
コジプロ是角氏が『METAL GEAR RISING』の移植や続編の可能性に言及 《Rio Tani》
特集
海外レビュー
-
「壮大で手強い瞬間はDLCでも健在だ」海外レビューハイスコア『エルデンリング ナイトレイン』DLC「The Forsaken Hollows」
2025年12月4日発売『エルデンリング ナイトレイン』DLC「The Fo…
-
「何枚もの皿を同時に回し続けるような離れ業をやってのけた」海外レビューハイスコア番外編―ドラマ「フォールアウト」シーズン2
-
「最初から本編に収録されてしかるべきだった」海外レビューひとまとめ『ポケモンZA』追加コンテンツ『M次元ラッシュ』
-
「90年代の名作映画が90年代の王道アクションシューティングに生まれ変わった」海外レビューハイスコア『Terminator 2D: NO FATE』
家庭用ゲーム アクセスランキング
-
Wiiリモコンを巡る“約15年”もの法廷闘争に判決下る。独周辺機器メーカーに対し約13億円の損害賠償判決
-
『デススト2』兎田ぺこらさん出演オファーはコジプロ側から。発売2年前から提案していた
-
スイッチ向けRPG『BURAI 完結編 MSX2版』ストアページ公開&予約受付開始!2作セットのコンプリート版と飯島多紀哉氏書き下ろし小説付きの限定版も
-
一見難解、でも理解した瞬間に脳汁が止まらない―スイッチ2版『カルドアンシェル』は"歌姫"と"ぶっ壊れコンボ"の中毒性が凄まじい
-
農場シム『Stardew Valley』2025年秋に配信予定だったスイッチ2エディションの最新情報はまもなく公開―次期アプデに関するヒントも
-
『ポケモンZA』色違いゲッコウガの口の中こっそり修正―マフラーはやっぱり舌だった
-
音も画面もまるで“あの頃”『ツインビー』などに関わった実力派スタッフが贈る縦シュー『バウンティシスターズ』本日12月18日発売
-
お尻映える新トレイラー公開。『ディノクライシス』精神的続編称するアクションアクション・ホラー『コード・バイオレット』
-
『Stellar Blade』はすべての国で無修正版を提供する―公式Xが明言、同業者には戸惑いも
-
リメイク作『悠久幻想曲リバイバル』スイッチ版が発売。オリジナルスタッフ集結、ビジュアルは全描き下ろし



