シールドが割れると服が破れ、コストが増えてカードが引ける―脱衣も戦術、デッキ構築ローグライト式デジタルTCG『クイーンズブレイド リビルド』【げむすぱローグライク/ローグライト部・第54回】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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シールドが割れると服が破れ、コストが増えてカードが引ける―脱衣も戦術、デッキ構築ローグライト式デジタルTCG『クイーンズブレイド リビルド』【げむすぱローグライク/ローグライト部・第54回】

珠玉のローグライク/ローグライトを紹介する特集。第54回はアーマーブレイク・デッキ構築型ローグライトDTCG『クイーンズブレイド リビルド』をご紹介します。

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シールドが割れると服が破れ、コストが増えてカードが引ける―脱衣も戦術、デッキ構築ローグライト式デジタルTCG『クイーンズブレイド リビルド』【げむすぱローグライク/ローグライト部・第54回】
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自動生成やパーマデス(一度死ぬとすべてを失う)など、さまざまな要素が絡み合い、何度遊んでも楽しむことのできるゲームジャンル「ローグライク/ローグライト」。今回の「げむすぱローグライク/ローグライト部」第54回では、SEモバイル・アンド・オンラインとクリーク・アンド・リバーが開発、ホビージャパンが販売を手がけるアーマーブレイク・デッキ構築型ローグライトDTCG『Queen's Blade Re:Build(クイーンズブレイド リビルド)』をご紹介します。

『クイーンズブレイド リビルド』とは

「クイーンズブレイド」は2005年からホビージャパンが展開する戦闘美少女コンテンツで、対戦型ゲームブックを中心としてビデオゲーム化も含むさまざまなマルチメディア展開が行われている作品です。最強の女王を決める大会「クイーンズブレイド」を巡って、「美闘士」たちがそれぞれの思惑を持って戦うという設定のもと、今までに多数のゲームやアニメ作品がリリースされてきました。

さまざまな派生作品のある「クイーンズブレイド」ですが、今回のゲームの舞台は初代、無敵の女王アルドラの下で開かれる格闘大会・クイーンズブレイドを巡って、「流浪の戦士 レイナ」「武者巫女 トモエ」「冥土へ誘うもの アイリ」の3人のストーリーが描かれます。またライバルキャラクターとして「千変の刺客 メローナ」「戦闘教官 アレイン」といった美闘士たち、またイベントやカードのみのキャラクターとしても「鋼鉄姫ユーミル」「武器屋カトレア」などの初代クイーンズブレイドのキャラクターが登場します。

本作のゲーム進行は一般的なローグライト系ゲームのように、複数の選択肢を選びながら先に進んでいきます。敵との戦闘やランダムイベントが発生する出来事、そもそも何が起こるかが全くわからない「?」マスなどがあり、これらを選びながら進んでいきます。戦闘勝利時には新たにカードが入手できるので、カードが欲しい場合はリスクと引き換えに挑んでみるのもよいでしょう。

戦闘は3レーンのキャラクター配置ゾーンが用意された、セミリアルタイムデジタルTCG形式で行われます。各スロットにコストを支払ってキャラクターを召喚、毎ターン各キャラクターの下に表示されているオーブが溜まっていき、オーブが満タンになったターンの終了時に正面の敵を攻撃する……という、一風変わった戦闘システムを採用しています。また、各ターンにはカードのドローやキャラクター能力の強化、相手キャラクターへの直接ダメージなどさまざまな効果を持つサポートカードも1枚だけ使うことができます。

本作はかつてカプコンとガンホーが共同開発していたデジタルTCG『TEPPEN』(サービス終了済)にかなり近いゲームシステムを採用している……と言えば、TCG愛好家の皆様にはわかりやすいかもしれません。

美闘士たちには各部位に1枚ずつシールドが配備されており、部位へのダメージを1度だけ無効にすることができます(その際、衣装が破れます)。シールドを失った部位は以降ダメージを受けることとなりますが、シールドを失った瞬間にカード使用に必要な累積コストが+2、さらにカードを2枚ドローできるため逆転のチャンスでもあります。

敵美闘士のシールドをすべて破壊して勝つと完全勝利となり、戦闘終了後のカード入手候補が3枚から4枚に増えるので、可能なら狙っていきたいところです。

なお、一般戦闘の盗賊やゴブリンといったモブにはシールドはありません。美少女コンテンツにおける野郎の扱いなんてこんなもんです。思う存分殴り倒すことができますが、終盤に出現するモブはモブらしからぬ強さを誇っていることもあるのでご注意ください。

また、カードのコストを一定(基本値は20)以上使用すると、美闘士それぞれの必殺技が使用できます。効果は各キャラクター異なり、またゲーム中の休憩マスで2種類の必殺技から使用するものを選ぶことができますが、いずれも形勢逆転を目指せる強力な技です。なお、敵美闘士も同様の条件で必殺技を使用するので、予兆が表示されたら要注意。

かくして美闘士たちの出会いや戦いを繰り返してカードを集め、全3章を戦い抜いて「クイーンズブレイド」の覇者を目指すことが本作の目的です。

プレイ感覚がTCGに近いデッキ構築型ローグライト。的確なカード強化と削除が勝利のカギを握る

本作は一般的なデッキ構築型ローグライトとは違い、対戦型TCGのようなプレイ感覚が特徴です。故にキャラクターや各カードの性能やシナジーを活かすようなデッキ構築が求められます。

最初に使用可能な「流浪の戦士 レイナ」は入手できるカードがそれぞれ戦闘に向いた能力を持っており、攻撃力を補強するようなカードも多く入手できることから、力押しでの攻略に向いた、本ゲームに慣れるのに適した初心者向けキャラクターです。

2回目のプレイ以降解禁される「武者巫女 トモエ」はサポートカードの扱いに長けたカードが多く揃っているのが特徴です。サポートカードを手札に加えたり、コストを減らしたり威力向上させたり……といったカードが多く、サポートカードの利用を学ぶのに最適といえるでしょう。

デッキ構築型ローグライクで解禁される3人目のキャラクターは、だいたい扱いが難しいと相場が決まっているのですが……その例に漏れず、「冥土へ誘うもの アイリ」は存在自体がハードモードといえる不遇さが漂うキャラクターです。

シリーズでも上位の人気キャラクターなのですが「最大HPが全キャラクター中最低なのに自傷シナジーの持ち主」「必殺技でHPを回復できるが、威力が弱すぎる」「カードを能動的に生贄にすることによる生贄シナジーもあるが、そもそも出せるユニットが場に少ないゲームで生贄を要求するカード自体がアドバンテージ損になりやすい」と、使いこなすこと自体が困難なキャラクターに仕上がっています。プレイを繰り返し、レベルを上げれば最大HPや必殺技の威力不足は改善されますが、いわゆる「アセンション」なやり込みモード「最強への道」では常にLv1から開始するため、再び紙耐久&低攻撃力で挑むハメに。どうしてこうなったのだ……。

一応、アイリには召喚時から即攻撃できる速攻キャラクターカードが多いため、これを軸に戦っていくのが最適解かもしれません。

本作の重要なポイントとして、「カードのレアリティ」も挙げられます。本作ではすべてのカードがブロンズ・シルバー・ゴールドのレアリティを持っており、休憩マスやランダムイベントでカードのレアリティを上げることができます。レアリティを上げることで能力値や性能が強化されるほか、「低レアリティカードへの攻撃の過剰ダメージは相手本体への貫通攻撃となる」本作の仕様のため、デッキのカードのレアリティを上げていくことが全体の攻撃力アップ&相手の高レアへの防御力アップとなります。また、召喚時に手札にカードを加える系のカードのレアリティを上げると手札に加わるカードのレアリティも上がって強力になるので、そういった能力持ちのカードのレアリティを優先的に上げていくのがおススメです。

また、本作では「デッキからのカード削除」によるデッキ圧縮も重要です。本作はカードを引く機会が2ターンに1枚と少なく、デッキにカードが多すぎると狙いのカードがなかなか引けません。また、先述したように低レアリティのカードは相手の高レアリティカードから貫通攻撃を受けてしまうため、下手に低レアのカードを場に残すと危険です。故に低性能な初期カードだけでなく、ゲーム終盤では手元に残った低レアキャラクターカードなどを削除していくことも一考に値するでしょう。また、ゲーム終盤を見据えてゲーム序盤の低レアリティカードはあえて引かないという戦略も本作では有用です。本作にはデッキ下限枚数(10枚)が設定されており、序盤から初期カードをまとめて削除しようとするとこのデッキ下限枚数に引っかかりやすい点にはご注意を。

本作の最終ボス「アルドラ」は各部位シールド2枚持ち、しかも初期配置の中央ユニットはいくら倒しても強化復活するというチートキャラです。中央にいるユニットはどんな手段を用いても排除できないので中央のシールドを破壊して完全勝利することは難しいのですが、彼女に完全勝利しないと詳細なプロフィールが閲覧できないのでやり込み派の方は完全勝利に挑戦してみましょう(ヒントは「貫通」能力)。なお、単純にクリアするだけなら上下スロットに攻撃を集中させて勝利するだけでOKです。

本作はオマケ要素が非常に多く、全100個の実績を解除するたびに当時の商品や、さまざまな公式イラストを閲覧できる要素もあります。中には「3Dレイナ」など、こんなあったな……という懐かしいものも。

当時発売されたフィギュアの写真なども掲載されています。「クイーンズブレイド」のフィギュアは業界に(時期の近い有名特撮番組の影響もあり)「キャストオフ」という概念を広めたことでも有名でした。

デッキ構築型ローグライトという体裁を取りつつも、本格的なデジタルTCGとしての遊び応え要素もある本作。ローグライトゲームとして見た場合に、1ランが長い(1時間はかかる)のは欠点ではありますが、その分濃密な戦略・戦術が要求されるゲームでもあります。手ごたえのあるシングル向けカードバトルを遊びたい!という方には、本作は充分におススメできるタイトルです。個人的な欲を言えば、メイン3人以外の美闘士以外も(ストーリー部分はなくていいので)プレイアブルキャラクターとして遊べるようになってほしいのですが……。

あと、やっぱりくぎゅうメローナいいよね(個人的な感想)。

腰を振りまくるメナスさんもインパクト大だったのでついgifにした。反省はしてない。


『Queen's Blade Re:Build(クイーンズブレイド リビルド)』は、PC(Steam)向けに4,400円で配信中。ニンテンドースイッチ向けにも2026年秋に配信予定です。

ライター:ずんこ。,編集:Akira Horie》

ライター/石の中にいたいブロガー ずんこ。

ダンジョンの間に挟まれたい系男子。某掲示板でRPGツクールに目覚めその進捗目的でブログを書き始めるも、いつの間にかDRPGが中心の内容に変わっていた。 DRPGと麻雀・ポーカーゲームと元ネタとの差別化が光るフォロワー系ゲームをこよなく愛する。サービス終了したアーケードゲーム『ポーカースタジアム』の公式大会優勝という凄いんだか凄くないんだかわからない肩書きも持つ。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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