【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用

ユービーアイソフトが『レイマンレジェンド』のために開発した2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」。本作は5月に発売される期待の新作RPG『Child of Light』でも採用され、社内での利用が進みます。

ゲーム機 技術
【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
  • 【GDC 2014】ユービーアイソフトが独自開発する2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」、『レイマン レジェンド』や『Child of Light』で採用
ユービーアイソフトが『レイマンレジェンド』のために開発した2Dゲームエンジン「UBI Art Framework」。本作は5月に発売される期待の新作RPG『Child of Light』でも採用され、社内での利用が進みます。このエンジンについてユービーアイソフトモンテペリエスタジオのChris McEntee氏が『レイマン レジェンド』の事例を振り返りながら紹介しました。

ゲーム開発におけるステージのデザインプロセスは困難な作業です。ビジュアルをどのような技術やプロセスを用いて制作するかだけでなく、それをいかにゲームデザインと融合させていくか2軸の視点が求められます。キーワードはここでも「イテレーション」、試行錯誤をいかに迅速に行うかが鍵となります。McEntee氏は『レイマン レジェンド』のデザインは失敗の連続だったと言います。「どんなアイデアも神聖ではありません。とにかく繰り返し良いものになるまでチャレンジすることが重要なんです」

ポイントとなるのはステージ設計をゲームデザイン面から考えるレベルデザイナーと、ビジュアル面から考えるビジュアルデザイナーの作業を分離することです。もちろん協業が必要です。しかし、片方の作業が片方のボトルネックにならないように出来ればアイドル時間が大幅に減り、その分、イテレーションを繰り返すことができます。そのために作られたのが「UBI Art Framework」です。

「UBI Art Framework」は名称から想像できるように、デザイナーのためのゲームエンジンです。2Dに特化し、デザイナーが、まるでIllustratorやPhotoshopを使ってペイントをするかのようにレベルデザインを行うことができます。その操作はドラッグ&ドロップが中心で、配置されている各種オブジェクトを移動、拡大、縮小、増減することによってステージを作り上げていきます。リアルタイムエディッティングにも対応し、ゲームを動作させながらオブジェクトの操作ができます。遊びながら配置を調整するといったことですね。

2Dに特化をしていますが、もちろん60fps、フルHDのゲームを作る事ができます。現在のところ「UBI Art Framework」は『レイマン レジェンド』のほか、同じモンテペリエのチームが手掛ける『Valiant Hearts: The Great War』や、カナダのモントリオールスタジオが開発する『Child of Light』で採用されています。

「UBI Art Framework」ではLuaスクリプトに対応し、デザイナーであっても平易な言語でスクリプトを書けるようになっています。また、シーケンスエディターを用いることで、特定の箇所での挙動を記述したり、カットシーン制作を簡素化することができます。キャラクターの描画では、GenAnimと呼ばれる手描きのキーフレームアニメーションとボーンアニメーションの融合のような動作が実現されているとのこと。

『レイマン レジェンド』の開発においては、「UBI Art Framework」を活用し、とにかく挑戦と失敗を数多く繰り返すという手法が取られました。その結果はゲームの完成度の高さに現れていると言えるでしょう。見栄えが非常に美麗でかつゲームとしても楽しめるデザインが実現したのはこのエンジンがあったからこそです。

一方でMcEntee氏は反省点として「チームメンバーが簡単に設計を変更できてしまうので、デザインドキュメントのような考え方が成立しない」と話しました。動かしてみて適切なデザインに落とし込んでいくという手法で、資料的に残せるものが無いそうです。また、個人の作業として仕事が成立してしまうため、情報共有にも難があったと振り返りました。
《土本学》


特集

ゲーム機 アクセスランキング

  1. 『スト6』コラボモデルもラインナップ、新たな薄型レバーレスコントローラー「GRAPHT Command Trigger for PC」発表

    『スト6』コラボモデルもラインナップ、新たな薄型レバーレスコントローラー「GRAPHT Command Trigger for PC」発表

  2. 『スカイリム』で正式提供前の「DLSS 5」をテストするMod制作者が登場、顔がより写実的に変化する映像公開―AIがゲームを描き直す未来もそう遠くない?

    『スカイリム』で正式提供前の「DLSS 5」をテストするMod制作者が登場、顔がより写実的に変化する映像公開―AIがゲームを描き直す未来もそう遠くない?

  3. 正式提供前の「DLSS 5」を既存タイトルに適用してみる試みが海外で拡大中―『Cyberpunk 2077』検証映像には「可能性を感じる」など好意的な意見も

    正式提供前の「DLSS 5」を既存タイトルに適用してみる試みが海外で拡大中―『Cyberpunk 2077』検証映像には「可能性を感じる」など好意的な意見も

  4. AI使用について『アパシー学校であった怖い話』最新作の開発者がコメント「やりたい映像をほぼ100%再現してくれる」―インディーの領域で試したいこととも釈明

  5. 精神を汚染する「6x9独房」とは…スマホ向けVR体験アプリが無料配信中

  6. microSD耐久テスト歴3年、460万回以上書き換え行った検証者が耐久性に優れたメーカーをリスト化

  7. PS4 Pro/Xbox One X/スイッチ内蔵のモンスターゲーミングPC「Big O」が爆誕!

  8. Steamが重すぎる?メモリ使用量を減らせるかもしれない設定に注目

  9. レトロゲーム互換機「Polymega」ベースユニットの新バージョンが登場! 処理速度向上やディスクドライブ変更などで改良

  10. レトロゲーム互換機「Polymega Remix」よくある質問が公開。無印「Polymega」とどう違うのか、PCと接続せずにゲームは遊べるのか…などが明記

アクセスランキングをもっと見る

page top