不定期に現れるGame*Sparkのゲーム紹介コーナー、今回取り上げるのはDefiant Development開発のローグライクRPG『Hand Of Fate』です。本作は2013年にKickstarterで開発資金調達に成功し、昨年7月からはSteam早期アクセスを実施。そして今年2月に正式版となり、PC/Mac/Linuxに加えて海外PS4/Xbox One向けにも配信が開始されました。本記事ではPC版のプレイレポをお伝えします。
ゲームは冒険シナリオを構築するイベントカード、プレイヤーの武器や防具を扱う装備カード、お金や食料を増やす獲得カード、戦闘相手を決めるモンスターカードなど、プレイヤーの運命が全てカードによって決定。数枚のイベントカードを並べたダンジョン/フィールドを1マスずつ進み、止まった場所のカードをめくってイベントをこなしていく、テーブルトークRPG風のプレイが展開します。
カードはプレイヤーのカードコレクションから構成したデッキと、ゲームマスターが混ぜ込むランダムなカードから選ばれます。運に左右されやすく引きが悪いとどんどん状況が悪くなってしまいますが、モンスターとの戦闘やトラップ回避イベントに関しては3Dアクションでのプレイとなるため、ある程度は運命に抗えます。
3Dアクションでの戦闘は分かりやすく言えば『Batman: Arkham』シリーズ風。多少のぎこちなさはあるものの、複数の敵を相手に大立ち回りを繰り広げられます。基本攻撃に大攻撃、武器によっては特殊攻撃が可能。盾を持っていると敵の攻撃や投擲武器を跳ね返せます。また、様々な効果を持ったカードを使用する事もできます。
序盤はカードの種類も少なく比較的容易にゲームを進められますが、イベント達成時やシナリオクリア時には次々と新カードが投入されるので、徐々に多様性や難易度が上がっていきます。後半はある程度プレイヤーが強化されているとはいえ、シナリオ開始時から呪いカードが渡される事もあり苦戦を強いられます。どうしてもクリアできないという場合は、プレイヤーデッキから苦手なイベントカードを外しておくという手もあります。
1プレイは15分~30分でサクサク遊べ、ランダム要素とプレイヤーデッキの構築によりリプレイ性も高い『Hand Of Fate』。ストーリーモードの他には、ひたすらハイスコアを目指すエンドレスモードも搭載されています。カードの解説を読んだりイベント内容を把握する程度の英語力は必要ですが、興味がわいた方はプレイしてみてはいかがでしょうか。
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