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王国建設シミュレーション『Kingdoms and Castles』プレイレポ―やっぱり城壁は大事だった

2017年7月21日よりSteamにて配信となった、Lion Shieldが手がける新作シミュレーションゲーム『Kingdoms and Castles』のプレイレポをお届けします。

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2017年7月21日よりSteamにて配信となった、Lion Shieldが手がける新作シミュレーションゲーム『Kingdoms and Castles』のプレイレポをお届けします。

本作では中世ヨーロッパ風のファンタジーな世界でお城を中心とした王国建設をし、ドラゴンやバイキングから自分の国を守るのが目的となっています。ビジュアルにはピクセルアート調な四角を基調としたデザインが採用され、シンプルながら色鮮やかで可愛らしい世界観を表現しています。

開発元であるLion Shieldは2016年9月にPeter Angstadt氏とMichael Peddicord氏の二人によって設立。彼らは過去にPS3『風ノ旅ビト』など多くのゲーム開発にも関わっており、『Kingdoms and Castles』はLion Shieldとしての初の作品となります。

■自分にあった難易度とマップを選ぼう

ゲームを開始する前に、まずは難易度設定。選べるのは左から「Paxlon(敵なし)」「Sommern(簡単)」「Vintar(難しい)」となっており、初プレイでは「Paxlon」か「Sommern」を選ぶのがいいでしょう。今回は「Sommern」でプレイを開始しました。

難易度は三段階から選択可能

次にマップ選択。今表示されているマップが気に入らなければ、「Change」をクリックすることでマップを変更することができます。どれもそれほど変わりないので、あまり深く考えずに選んでしまった方がいいでしょう。右下にカメラの操作方法が表示されているので、ここで確認しておくことをオススメします。準備ができたら「Accept」をクリック。次に自分の国の旗と名称を決定すればゲーム開始です!

この画面でマップ全体を確認可能

国名と旗を選択

■遊び方は遊んで学べ?

いざゲームが始まると、チュートリアルもないまま何もない土地に放り出されます。少し不親切な気もしますが、やれることは限られているので、できることから始めていきましょう。まずは国の拠点となる場所を探して「Keep」を建設することにします。理想的な場所は、周りに木が生えていて、白い岩が近くにある場所です。これが今後の資源集めに関わってくるからです(後述)。

画面左の雲に隠れていて見づらいですが、白い岩があります

場所が決まったら画面下にある「Castle」→「Keep」で建物を選択し、空いている土地をクリックして建設しましょう。建設が終わった「Keep」の上にはオレンジ色の!マークが表示されるので、これをクリックすることでアドバイザー達の助言を聞くことができます(「Keep」をクリックすることでいつでも閲覧可)。ゲームの進め方は、基本的にこのアドバイザー達の言うことを参考に進めていけば問題ないでしょう。

「Keep」を中心に街作りを始めよう。画面左上には現在の状況が随時表示されます

アドバイザーは三人。左から、農業、街作り、軍備についてアドバイスしてくれます

次に「Town」→「Road」で道を作り、道沿いに人々のための家(「Town」→「Hovel」)を建設しましょう。食料を作るための畑も作らなくては…と思っていると、画面左下に表示されている木材が少なくなっていることに気づきます。木材はマップ上に生えている木をクリックし、「Chop」を選択することで入手できます。近くの木を切り倒し、資源にしていきましょう。

大きな国作りも小さな一歩から

木材はほとんどの建物に必須の資源

「Food」→「Farm」で畑を作り(色の濃い土地にしか作れないので注意)、家を増やしていくと、自然と国の人口も増えていきます(画面左下、人型マークの横)。するとすぐに食料の貯蔵限界になってしまうので、アドバイザーからの助言通り「Small Granary」を建設することになります。しかし必要な資源が足りません。まずは必要な石材を入手するために「Industry」→「Quarry」を、白い岩の隣に建設し、石材を入手しましょう。上で書いたように、「Keep」の建設場所選びで「木と白い岩の近く」と書いたのはこのためです。

畑を作ると実際に小さな人たちが働いている様子を見ることができます

白い岩の隣にQuarryを設置。他の色の岩は別の使い道があったりします

無事に「Small Granary」が建設できれば、より多くの食料を貯蔵することができるようになり、より多くの人々が住める国になっていきます。家もどんどん建てていきましょう。

貯蔵庫に運び込めなかった食料は、冬になるとなくなってしまうので注意!

拠点南側の木を全て切り倒してしまったので、より多くの資源を求めて街を拡大していきたいと思います。ちょうど水辺の向こう側に大きな森と岩場を発見!橋をかけて西側に領土を拡張します。橋は「Town」→「Bridge」から安価に建設できます。

資源発見!

橋建設中。ん?画面上に何か…

■恐怖は忘れたころにやってくる!

ギャー!

しかしここで緊急事態。ドラゴンです!のほほんと建設や領土拡大にいそしんでいた筆者は、敵の存在を完全に忘れており、今回の出来事に大慌て。「街に来ないでくれー!」という心の叫びが通じたのか、ドラゴンは近くまで来たものの、何もせずに去っていきました。

街のすぐ近くまで飛んで来たドラゴン

なんとか無事に橋も完成し、新たな土地で資源集めができるようになったところで、人口が25人を超えてランクアップ!人口が一定数に逹する度、ランクアップと共に実績が解放されます。しかし建物や人が増えてくると、火災が発生したり、人々の不満がたまったり、病気が発生したり、食料が足りなくなったりと色々大変です。どれも適切な施設を建設することで防ぐことができますが、そのための資源集めも必須となるため、規模が大きくなればなるほどやらなくてはいけないことが増えていきます。

橋完成!

Small Villageになりました

街が大きくなってくるとあちこちで火災が発生。Wellを建設して対策しましょう

木は伐採してしまうとなくなってしまいますが、森の近くに「Forester」を建設することで、木をなくすことなく木材を継続的に入手できます。また、特定の建物を建設するために必要な資金を入手するには「Treasure Room」を建設し、人々から税金を徴収しましょう。

Foresterは森の近くに建てよう

税金を徴収。税金を上げすぎると幸福度が下がってしまうので注意!

人口が100人に達すると、またランクアップを迎えます。ここまでくれば基本的な街の発展のさせ方は身についたのではないでしょうか。大きな家をどんどん建設し人口を増やし、より多くの食料を貯蔵できるように貯蔵庫も建設していきます。

またまたランクアップ!調子に乗ってきたぞ!

そして人口200人を目前に控えたころ、アドバイザーから「バイキングの噂」を聞くことができます。しかしその話を無視し、ただ街の拡張を続けていた筆者の前にバイキングが現れました。ドラゴンの時は何もせずに去っていきましたが、今度はバイキングの船団が街めがけて一直線に進んできます。あっという間に上陸され、防御機能のない都市はボコボコにされてしまいました…

バイキングの襲来!しかし対策を怠っていた筆者の街は何もできません…

バイキングが去った後は瓦礫の山

バイキングの侵略を受け、都市の脆弱性があらわになってしまいました。今後はちゃんと城壁で街を囲み、しっかりと民を守れる街作りをしていきたい…そう心に誓った筆者でした。

■シンプルかつ見ていて楽しいシミュレーションゲーム

今回ご紹介したのは本作の最序盤であり、資源が足りず建設できない建物や、冒頭の動画に登場したような立派な城壁を作っての攻防戦など、まだ見ぬ楽しみがたくさん詰まっています。マップは小さめでゲームデザインもかなりシンプルにまとめられていますが、住人の働く様子など見ていて楽しい作品に仕上がっています。すでに開発者たちからは港の追加やtwitchとの連動機能など、今後のアップデート内容が公開されており、今後の発展も期待されます。

Kingdoms and Castles』はPC/Mac/Linuxを対象に980円で配信中(日本語未対応)。それほど難しい英語は使われておらず、ビジュアルでわかる情報が多いので、多少英語が読めれば十分楽しめるでしょう。シミュレーションゲームに興味がある方だけでなく、今までシミュレーションゲームをやって来なかった人にもオススメできる作品です。

《シュナイデル関》
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