Valveによって毎月行われるこの調査は、無作為に選出されたSteamユーザーから、同意の元にデータを収集、その統計を表したもの。2017年10月度においては、“Steamの使用言語”において、簡体字中国語がなんと26.73%もの躍進を見せ、Steam上の使用言語率TOPとなる、56.37%に達したことを確認することができます。本調査はあくまで使用言語の割合であるため、厳密に中国地域からの接続をチェックしたものではないものの、2017年10月時点におけるSteamユーザーの過半数が簡体字中国語ユーザーとなる結果です。
他にも2017年10月度調査では、新規参入の中国ユーザーの影響か、OS使用率において、Windows 7 64 bit版が、Windows 10 64 bit版を大幅に抜き再びトップの座に返り咲いています。本調査では、それ以外の項目においても、特定の仕様やモデルの使用率が大きく上がっていることを確認でき、中国におけるPCゲーマーの平均スペックを類推することが可能です。
この圧倒的な中国ユーザーの増加には、中国地域でも爆発的な人気を誇る『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』の存在も大きく寄与しているのではないかと考えられます。Steamの独自データ収集・統計サイト「Steamspy」の調べによれば、同作は、2017年10月度のみで、1,290万人から1,860万人と、500万人ものユーザー増加を果たしている他、そのユーザー割合においても10%近い増加を見せ、ほぼ過半数に到達する勢いです。なお、同作の2017年11月7日におけるユーザー数は1,980万本を超えています。
Steam新規ユーザーをも多く巻き込んだ、中国市場での同作の大躍進の原因は不明です。とはいえ、中国政府による『PUBG』中国公式展開の規制や、同作におけるチーターの横行なども無関係ではないのかもしれません。
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