Adam Davidson氏(以下、Davidson):ありがとうございます。今回E3に本作を持ってくることができてうれしいです。
――トレイラーやプレゼンテーションで出てきた「トルネード」は、本作で重要な存在になると思うのですが、これはランダムで発生するのか、もしくは決まった場所でしか発生しないのでしょうか。
Davidson:ゲーム世界でトルネードは常に生まれていて、遠くで発生したものも見れるようになっています。もちろん、(見ているだけでなく)インタラクトすることも可能ですよ。
――「トルネード」は自然に発生しているのか、もしくは人為的に生み出されているのでしょうか。
Davidson:まだちょっと言えないですね。でも近々わかると思います。
――敵対組織は、トルネードを防ぐ装置を使っていて、ゲーム内世界でトルネードは当たり前の現象になっているんですね。
Davidson:南米諸国をベースに、今作の舞台となる架空の国家「ソリス」を作ったんですが、実際に南米で起こっている自然現象もモデルにしているので、実際に住んでいる人たちにとっては身近なものになっていますね。
――グラップリングフックのカスタマイズ要素の導入は、どういった意図やきっかけがあったのでしょうか。
Davidson:前作『ジャストコーズ3』のユーザーゲームプレイを見ていたんですが、僕たちが想像もしていなかったような遊び方をしているのを見ました。なので、遊びを最大限に提供したいという思いから、『ジャストコーズ3』開発終了直後からディスカッションが始まりました。
――ブーストとガス風船を使うことで、より能動的に破壊ができるようになりましたね。
Davidson:モノとモノを繋げるグラップリングフック(ワイヤー)の引っ張る強度もカスタマイズできますし、ガス風船でモノをどこまで引き上げるか、どれだけ空中に維持させるかといったことも設定できます。また、ビギナー向けにテンプレートのようなものが用意されているので、それを使って遊ぶことも可能です。
――前作では、車に爆弾をつけても、それを持っていかなきゃいけない、ということがありましたが本作では戦車をそのまま突っ込ませることができるのはすごいですね。
Davidson:ユーザーたちのゲームプレイで、車に爆弾をつけて、運転して……というのを見ていたので、それだったらもうパーッとできた方がいいだろう、ということで進化しました。
――『3』では、DLCで移動方法などが拡充されていったと思うのですが、『4』でDLCはどのような扱いになるのでしょうか。
Davidson:DLC自体があることは発表しているのですが、詳細については今後お伝えします。
――今後、「トルネード」を自分で方向転換させたりできるようにはなるのでしょうか。
Davidson:自分の武器のように扱うのは、現状のプランでは予定されていません。
――Avalanche Studiosは現在、本作を含めて3つの開発の並行していますが、同時に進めるうえで苦労したことはありますか。
Davidson:『ジャストコーズ4』だけでも非常に大変なんですが、我々一同、愛を持って開発しているので、楽しい苦労、という感じですね。
――現時点でユーザーにみて欲しい部分はどこでしょうか。
Davidson:激しい気候変動はもちろんですが、グラップリングフックの幅が広がったことも注目してもらいたいなと思います。
――シリーズファンは本作の魅力を十分理解していると思うのですが、『ジャストコーズ4』から触れようとしているユーザーに対して、ここなら他のタイトルに負けないという強みを挙げるとしたらどういったところになるでしょうか。
Davidson:クリエイティブの自由度をとても推したいですけど、ストーリーも魅力的に仕上がっていますよ。それに、ストーリーを追うだけでも楽しいですが、『ジャストコーズ』最大の魅力はやはり"破壊"なので「こんな破壊できるかなー」と思ったらだいたいできちゃいます。ぜひ試してみて欲しいです。
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
Davidson:日本の『ジャストコーズ』ファンの期待を裏切らないものになっているので、続報を楽しみに待っていてね。トルネードは本当にすごいので、びっくりして腰が抜けるかもね(笑)
『ジャストコーズ4』はPS4/Xbox One/PCを対象に、海外では12月4日、日本での発売日は未定です。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲーム文化 アクセスランキング
-
海外人気サンドボックスゲーム『Garry's Mod』製作者が任天堂関連のSteamワークショップアイテムの削除要求に応じる「二度とアップロードしないでほしい」
-
『星のカービィ』生みの親・桜井政博氏がカービィを食べちゃった?美味しそうにフォークを入れる写真にファンも「だめぇぇぇぇぇ」
-
『スト6』リュウ、豪鬼の大迫力な“ミューラルアート”がTシャツに!経年とともにロゴが徐々に姿を現すクラックシャツは、手作業で数十回も塗り重ね
-
『スカイリム』最強キャラ・黒檀の戦士を爆速で倒すRTAが3年ぶり記録更新!わずかひと振り、12分足らずの旅で地に伏せる強者
-
自動化RTS『Oddsparks: An Automation Adventure』早期アクセス開始―へんてこ可愛いキャラクターの“スパーク”とクラフトし冒険の旅へ!
-
eスポーツ大会の真っ最中に「マウス充電切れ」のハプニング…!しかし咄嗟の機転でチームを勝利に導く
-
ドラマ「フォールアウト」で熱視線の“作中時系列”問題に新たな説が浮上。登場人物が「わざと嘘をついていたのかも」と初作開発者が語る
-
レトロゲームをプレイする主人公の部屋にも怪異が現れるホラーADV『Tormenture』発表!
-
ドラマ「Fallout」登場キャラのステータスは?ルーシーからマ・ジューンまでS.P.E.C.I.A.L.の値が公開
-
実写ドラマ「フォールアウト」の"Vaultスーツ"はどのように作られたのか?決め手はイタリア産のとある生地だった―海外メディアが報じる