現地時間の6月12日より開催されている世界最大のゲーム見本市E3にて、ファミコンで人気を博した『ハイパーオリンピック』の流れを汲むニンテンドースイッチ向けタイトル『ハイパースポーツ R』がメディア向けにお披露目されました。出展ブースでは実際にプレイすることができましたので、ハンズオンをお届けします。
『ハイパースポーツ R』はコナミデジタルエンタテインメント日本スタジオ開発のマルチプレイにも対応したスポーツゲーム。タイトルの「R」が示すように、1983年にコナミが開発・販売したファミコン向けタイトル『ハイパーオリンピック』のリメイクとも言えるタイトルです。
E3会場で体験できたデモは、「100m走」「走り幅跳び」「槍投げ」「ビーチバレー(AI戦のデモプレイ)」の4つ。製品版では、この他にも数多くの種目が追加され、「キャラクタークエスト」を含むストーリーモードやクイックプレイモードなどの各モードも実装予定です。操作は『ハイパーオリンピック』と同じく非常にシンプルで、基本的に3つのボタン操作か、競技に合わせたモーションコントロール操作のみ。ボタン操作では、YボタンとAボタンを交互に押すことで走り、競技によってはXボタンで槍を投げたりジャンプを行います。
筆者は、おすそ分けプレイによるボタン操作でプレイ。まず「100m走」では、『ハイパーオリンピック』での操作が1つのボタンだけだったのに対し、右足と左足に見立ててYとAを交互にひたすら連打するシステムになっています。無心になってボタンを押す感覚は、筆者が小学生の時に親指と人差し指を合わせ、ボタンを擦る形で連打をしていた時代を思い出させてくれます。
「走り幅跳び」では、YとAでダッシュし、ジャンプラインでタイミングよくXを押して任意のタイミングで離すことでジャンプします。ジャンプのタイミングは一定時間スローモーションになるので、ゲーム初心者でもわかりやすくなっています。
「槍投げ」も、基本的には「走り幅跳び」と同じ操作。槍を投げるラインでXを押し、ややブレ気味の照準を赤いサークル内に納めれば槍がまっすぐに飛んでくれます。これはなかなかタイミングが難しく、筆者は3投中2投はファールラインを越えてしまいました。しかし、何度もやり込んでいけば、間違いなくうまくなっていきそうです。
本デモ版での「ビーチバレー」はAI同士の対戦を見るだけのモードでしたので割愛しますが、筆者のように、かつてファミコンで指(とコントローラ)を痛めるほど『ハイパーオリンピック』をプレイしていたユーザーには、非常に心に刺さる要素の多いゲームではないでしょうか。
かつてファミコンで熱くなった人も、初めてゲームをやる人にも楽しめそうなニンテンドースイッチ向けタイトル『ハイパースポーツ R』。最大プレイ人数は4人となり、現在のところ発売日は未定です。
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