『ザンキゼロ』「人類滅亡」は嘘なのか本当なのか─生死すら超えるサバイバルが待つ“希望の島”で、罪と向き合え!【若干ネタバレあり】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『ザンキゼロ』「人類滅亡」は嘘なのか本当なのか─生死すら超えるサバイバルが待つ“希望の島”で、罪と向き合え!【若干ネタバレあり】

昨年4月に発表され、「人類滅亡まで残機(ノコリ)8人」という衝撃的なキャッチコピーで注目を集めた、PS4/PS Vitaソフト『ザンキゼロ』。約1年の時を経て、いよいよ2018年7月5日に発売を迎えます。

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『ザンキゼロ』「人類滅亡」は嘘なのか本当なのか─生死すら超えるサバイバルが待つ“希望の島”で、罪と向き合え!【若干ネタバレあり】
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◆生き残るために戦え!『ザンキゼロ』のバトルは立ち回りが重要



『ザンキゼロ』のジャンルは、“ノンストップ残機サバイバルRPG”。敵と戦う要素もしっかりと用意されています。敵と一口にいっても、肉などの食料になるヤギなどの動物や、明らかな敵意を持った存在“クリーチャ”など様々。時には食料確保のため、時には探索のために立ち向かわなくてはなりません。

本作の戦闘はリアルタイムで行われ、フィールドにいる敵に対してダイレクトに攻撃を仕掛けます。□ボタンで攻撃し、攻撃をした後はクールタイムが発生。一定時間攻撃できなくなります。また、□ボタンを長押しするとチャージ攻撃に。チャージ攻撃は、特定の部位を破壊することも可能なので、より多くの報酬を得たい方はチャージを意識しましょう。このチャージ攻撃には、溜め時間が必要です。


パーティは最大で4人まで戦闘に参加できますが、4人全員にチャージ攻撃をさせたい時は、4人分のチャージ時間がかかります。ですが、複数人で同時にチャージ攻撃を繰り出すと連携攻撃になるので、出来れば狙っていきたいところ。溜め時間そのものは割と短めですが、4人分ともなれば即座に完了というわけにはいきません。ただし、チャージ中にジャストなタイミングで再入力すると、他のメンバーのチャージも完了するので、腕に自信がある方はチャージによる連携攻撃を素早く繰り出すことができるでしょう。


4人全員でチャージ攻撃を繰り出すと、クールタイムが終わるまで攻撃できなくなります。そんな時は距離を空け、時間を稼ぐのがお勧め。十分なスペースがあれば、クールタイムの時間を稼ぎつつ、ノーダメージで逃げ回ることも可能です。あらかじめ立ち回り方を想定しておくことで、戦闘をグッと有利に運ぶことができます。


ただし、遠距離攻撃を仕掛ける敵もいるので、単に距離を空けただけでは反撃を食らうことも。また、チャージ攻撃では攻撃箇所は左スティックで狙いを付けるので、この照準が敵からズレていると攻撃が当たりません。こちらの点にもご注意ください。


戦闘にアクション性があるので、敵との戦いも単調にならず、雑魚相手でも適度な刺激を楽しめます。プレイヤーの中には、「アクションは苦手……」という方もいるかと思いますが、本作には難易度選択が用意されており、自身の腕前に合わせたバランスでプレイできるのでご安心を。難易度を下げると、敵は弱くなり全体的なゲームバランスもかなり甘めなものに変更可能。また、難易度を上げると敵が手強くなり、ゲームバランスも厳しくなりますが、報酬が増えるといったメリットもあります。

そして、戦闘のみならずゲームプレイ全般に関わってくるのが、ストレスやスタミナとった、「キャラクターの状態」です。スタミナは、各キャラの体力や空腹感を示すバロメーターとなっており、時間の経過やストレスの影響で減少。嫌いな食事を食べたり、便意を覚えたり、所持重量が一定を超えるなどの要因がストレスとなり、その結果スタミナが減りやすくなります。


スタミナが減って0%になると、生命力が徐々に減少。ちょっとした攻撃でも致命的になりますし、そのまま放っておくだけでも死んでしまいます。ストレスやスタミナの減少を、あらかじめ完全に防ぐことが無理なので、予防だけでなく対処の用意も必須です。ストレスが溜まっていたり、スタミナが尽きかけての探索は危険なので、敵の存在と同じくらいしっかりと警戒しておきたいところ。


加えてもうひとつ、気を付けておきたい『ザンキゼロ』ならではのポイントは、「肉体年齢」です。前述した通り、本作の主人公たちは、短期間で急速に成長し、そして老いていくクローン人間。13日というライフサイクルの中で、幼年期や青年期、壮年期に老年期などを経て寿命を迎えます。敵の攻撃などで死亡した場合も、幼年期から再スタート。


この成長段階は、当然攻撃力やスタミナ、所持出来る限界重量などにも影響します。そして本作における時間は、就寝だけでなく、フロア移動(探索中に階段を上る、など)を行うことでも1日が経過。その際に、生後日数が規定の日数に達すると、成長(状態によっては老化)し、肉体年齢が変化します。


ゲームを進めていくと、1回の探索だけでも肉体年齢が大きく変化します。ステータスの変動が戦闘に影響を及ぼすのはもちろんですが、「階段を上ったら、寿命で死んだ」ということも珍しくありません。


ペケ字キーのおかげで蘇生は容易ですが、探索中に人手が減るのは大きな問題です。さらに、探索していると「8人全員の生存」が解錠の条件となる「ザンキハッチ」という扉が行く手を遮ることも。戦闘と探索、両方をしっかりこなすためには、HPやスタミナ、ストレスだけでなく、肉体年齢も念頭に入れた探索を行いましょう。



戦い、探索ともに厳しい環境に置かれている『ザンキゼロ』ですが、本作における“死”は忌むべきだけのものではありません。死んだ時の状況に合わせ、より強くなって蘇る場合があります。例えば、最後まで寿命を全うして死亡すると「生命力/スタミナ/攻撃力/防御力」が上がり、スタミナ0%で死ぬと「スタミナが大きく増える」など、状況や効果も様々。自らに訪れた“死”をバネにし、強さを備えて帰ってくる──この「シガバネ」システムは、サバイバルに直面している8人にとって心強いサポートと言えるでしょう。


どんな理由であれキャラクターが死ぬと悔しいものですが、死と引き換えに少し強くなって戻ってくると考えれば、悪いことばかりではありません。この「シガバネ」システムのおかげで、探索中に誰かが倒れてもモチベーションが下がりにくく、「もう一度挑もう」とプレイ意欲をかき立ててくれます。

死を通じて強くなるシステムなので、上手なプレイヤーほど「シガバネ」の恩恵を受ける機会は少なく、逆を言えば緊張感のあるゲームバランスが持続されます。その一方で、ほどほどにやられると「シガバネ」を多めに受けられるので、腕前に応じて戦力の底上げが期待できます。難易度選択だけでなく、プレイの状況に合わせてバランスが絶妙に変化する点も、本作の特徴的なポイントです。


「じゃあ、最初に死にまくって、シガバネの恩恵を受けまくったら楽なのでは?」と思われるかもしれませんが、クローン人間の蘇生には、敵を倒して得る「スコア」も必要。このスコアを満足に稼がずに死に続けると、恩恵を受けるどころの話ではなく、ジリ貧に追い込まれかねません。


ちなみに、「ナチュラルにプレイしているけど、キャラがどんどん死んでしまう…」というケースについては、ボスを倒したり、日数の経過でもらえる「エクステンドコイン」が助け船となります。このコインは、“スコアが不足している場合のみ”という条件付きですが、スコアがなくてもコインを消費して蘇生することができます。所持上限は8枚ですが、スコアがなくても最低限の戦力を回復させることができます。


このコインの活用と難易度選択を合わせれば、いわゆる“詰み”になってしまうような状況は十分避けられるでしょう。「こういうゲームは好きだけど、難しそうだから…」と悩んでいる方も、臆する必要はありません。



生存だけじゃない! 『ザンキゼロ』が持つ魅力を垣間見る
《臥待 弦》
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