Valveは、ゲーム配信プラットフォームSteamに、新チャットシステムを正式導入したことを発表しています。
これは、Steamアカウントを有しているユーザーが、Steamクライアント及びWebブラウザから参加可能なテキストチャット及びボイスチャットシステム。先日よりベータ版クライアントにてテストが行われていましたが、今回正式実装となりました。
この新チャットシステムは人気チャットツール「Discord」に大きく似たシステムを持つのが特徴。ユーザーは完全新規、または既存のSteamグループに紐付ける形で“永続的なチャットグループ”(サーバー)を開設、そこに任意のユーザーを招待し、掲示板やICQなどのように運用することが可能です。
もちろんチャットチャンネルはグループ上に複数作成可能な他、外部用の招待リンクを発行することもできます。なお、この新SteamチャットはWebmなどの動画ファイルの、リンクや直接貼り付けでの表示などにも対応。それ以外にも通常のグループチャットも保存が可能となりました。
また、Steamに以前から実装されていたものの、大きく他ツールに対して利便性を欠いていたボイスチャットについても完全刷新。こちらも「Discord」のような使用ができる他、音質も非常に改善。P2Pを廃止しセキュリティ面の改善も行われています。
同時にこの新システムではフレンドタブの表記が大幅に刷新。ゲーム毎にどのフレンドがプレイ中であるのかの表記やゲームによっては具体的な進捗などを見ることも可能です。
Valveはこのアップデートについて、「新しいUIフレームワークを使用して構築され、内部的に重要なアーキテクチャ上の改良を含んでいる」としており、今後WebベースのSteamコンポーネントに対する頻繁な更新を行っていく旨を明らかにしています。また、新チャットシステムについても既にiPhoneやAndroidデバイス用の新しいスマホチャットアプリの開発にも取り組んでいるとのことです。
新Steamチャットは、Steamクライアント及び、こちらからアクセス可能です。
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