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『エースコンバット7』スペシャルステージレポ―脚本の片渕監督ら豪華ゲストが登壇【TGS2018】

バンダイナムコエンターテインメントは、東京ゲームショウ2018最終日である9月23日に『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN)』スペシャルステージを実施しました。

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『エースコンバット7』スペシャルステージレポ―脚本の片渕監督ら豪華ゲストが登壇【TGS2018】
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バンダイナムコエンターテインメントは、東京ゲームショウ2018最終日である9月23日に『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN)』スペシャルステージを実施しました。様々な豪華ゲストが登場したステージの模様をお伝えします。

今回のステージは、最初にブランドディレクターである河野一聡氏と『エースコンバット7』のプロデューサーの下元学氏、そして『エースコンバット04』サイドストーリーと『エースコンバット5』、そして『エースコンバット7』の脚本を担当した片渕須直監督がスペシャルゲストとして登壇しました。

河野一聡氏

下元学氏

片渕須直監督

髭を生やし“ミハイ”のような風貌となった片渕監督は、2016年に公開した「この世界の片隅に」にさらなる映像を追加した、映画「この世界のさらにいくつもの片隅に」の公開を2018年12月に控えているため、忙しい中での参加となりました。ここで9月19日に公開されたDark Blue日本語音声版映像をステージで披露。


19日に公開された日本語音声トレイラー

さらにゲストとして、エイブリル・ミード役のゆきのさつきさんとローザ・コゼット・ド・エルーゼ役の潘めぐみささんの両名が登場。タイトルの概要説明として『エースコンバット7』がシリーズ20周年作品として空の革新というテーマで開発を進めており、自然現象を様々な形で表現。“魅力的な物語”として脚本を片渕監督が務めています。


脚本については、当初河野氏が片渕監督に「誰か脚本家を紹介してほしい」と打診したものの、片渕監督は自身が参加したかったことから「紹介しなかった」と胸の内を明かしました。そしてメインコンポーザーである小林啓樹氏が登場。同氏は先週/先々週ともにクオリティを高めるために打ち合わせがあったことを述べ、“Dark Blue”トレイラーの曲は「先月…」と意味深な言葉を残しました。

小林啓樹氏

ここでついに本編キャラクターであるのエイブリルの登場シーンを2種類披露。1つは新たに公開されたもので、もう1つはトレイラーにも映されていたシーンでした。エイブリルは、キャラクターの特徴として不幸が重なり技術もあったことから、2転3転して本編のような状況になってしまったとのこと。


前向きな気持ちを持つエイブリルについて片渕監督は、最初に書いたのがエイブリルで“ロートーンの女性の一人語り”という特徴を考えていたことから、ゆきの氏を指名したと話します。また、ゆきの氏はアニメ版「ブラックラグーン」(片渕監督作品)のラブレス家のメイドの1人ファビオラ・イグレシアス役も務めた経験も持っており、片渕監督は当時の収録でその“ロートーンな渋い”イメージの片鱗があったと言います。河野氏らは、エイブリルについて声を貼るような場面でもずっとロートーンで喋ることから渋さを出し、「惚れ惚れするようなカッコよさ」とコメントしました。

続いて、ローザ・コゼット・ド・エルーゼの登場シーンを2種類披露。潘めぐみさんは、初収録ではゆきのさんを含めた6人で行い、掛け合いの中で見えてくるものが多かったと述べます。コゼット王女について片渕監督は、「お姫様像を作っている少女なのか?」という彼女の裏側についてずっと考えなら執筆したため、潘さんが裏側に潜むものを感じながら演じてもらい良かったと話します。


次に『エースコンバット7』の実機ゲームプレイを披露。下元氏がプレイしたのはTGS 2018でもプレイアブル出展されているミッション7“First Contact”です。ここではF-35C+8AGMで挑みました。3人称視点とHUD、そしてコックピット視点を紹介。視界不良の中、機体に流れる雲や気流による機体の流れ、そして雷を披露。河野氏曰く実機のパイロットは、雷は10km先からでも飛来してくるため絶対に近づかないそうです。また、片渕監督は脚本に「悪天候のミッションが欲しかった」と求められた話も披露し、このゲームプレイに納得した様子でした。

雷が直撃した瞬間には観客からも拍手が起きた

ここから本作のPS4版コレクターズエディションの説明に移行。以前の「VRモード」体験会で説明された「ACES at WAR A HISTORY 2019」の内容紹介に入りました。この148ページの設定資料集に収録されるのは、『ZERO』と『04』、『5』、『6』、『7』の内容です。さらにコンセプトアーティスト幸田和麿氏による書き下ろしイラストや、宇宙エレベーターを熟知した工学博士青木義男氏とアートディレクター菅野昌人氏、スタジオカラーに所属するシネマティックスディレクターの吉崎響氏とナラティブディレクターの糸見功輔氏、片渕監督とブランドディレクターの河野氏による、それぞれの対談が収録されています。



他にも片渕監督による『エースコンバット』シリーズの短編小説が発表。『5』のケイ・ナガセのその後を描いた「青い鳩」、『5』のアンダーセン艦長のその後となる「緑の丘」、『04』の黄色13のそれ以前を描いた前日譚「白いノート」、『7』コゼットが語られる「ローズ」の4編です。


また、エイブリルの事が描かれた短編小説も公式サイトで公開予定。しかしながら片渕監督は、「ネタバレになるから先に見ないほうがいい」と念を押しました。


ステージの最後に挨拶として、ゆきのさつき氏は追加収録のたびに聞いていた発売日がついに決まったことを楽しんでほしいことを、湊めぐみ氏はファン待望のタイトルが出ることが嬉しく胸がときめくことを述べました。

コンポーザーの小林氏は、長いこと待たせたことを語り「いい音楽もがっちり詰め込んであるので、自分なりのこだわりも詰め込んであるので楽しんでほしい」と話します。続いて片渕監督は、「2015年の秋から携わったストーリーが、お互い何日も長い時間をかけて作り上げ、つい最近完成した映像を見て3年前の思い出が、明確に感情を持った映像として完成したことに泣きました。これが来年1月に皆さんと共有できるのが素晴らしい気持ちです」と開発に長い時間がかかったことを語ります。


下元氏は、シリーズファンに長らくお待たせし、シリーズに初めて触れるユーザーにも楽しめるタイトルとなっているので、公式サイトなどをチェックし是非興味を持ってほしいと話します。最後に河野氏は、『エースコンバット』のステージイベントが成立するのか不安であるもののゲストの力を借りつつ、「支えてくれたユーザーのおかげで発売が出来るようになり感謝しています」とコメントし、イベントを終了しました。


『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』はPS4/Xbox One版が2019年1月17日に、PC(Steam)版が2019年2月1日に発売予定です。

《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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