気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Turtle Juice開発、PC/Mac/Linux向けに11月7日リリースされた物理破壊パズル『Fluffy Horde』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ウサギの大群から王国を守る横スクロールタワーディフィンス型RTS。プレイヤーは生産拠点でお金を稼ぎ、ユニットを雇い、迫りくるウサギたちから王国を守ります。記事執筆時点では日本語に対応していません。
『Fluffy Horde』は1,010円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Bashar Saada氏(以下Saada氏):Turtle Juiceのプログラマー兼ゲームデザイナーのBashar Saadaです。私たちは世界各地に点在しており、ブラジル、ロンドン、ウクライナ、シリアから活動しています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Saada氏:本作の開発はLudum Dareというゲームジャムから始まりました。当初は小さなサイドプロジェクトだったのですが、良いフィードバックがいただけたこともあり、すぐにその規模は大きくなっていったのです。そうして、最終的にはこのコンセプトにすべての時間をかける価値があると判断しました。
――本作の特徴を教えてください。
Saada氏:本作は「あなたが守らなくてはいけない街を襲うウサギたち」というのがテーマとなります。しかし他の多くのゲームに出てくる敵たちとは異なり、本作のウサギたちは物理ベースなので、よりカオスでより楽しい戦いをしますよ。
個人的に本作の特徴的だと思う点は、混沌と秩序が入り乱れるそのゲームプレイです。プレイヤーは戦術を駆使して、ウサギたちによる混沌をアドバンテージにするのです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Saada氏:私たちは皆ゲーマーですし、特にRTSとパズルゲームが大好きです。本作のゲームデザインにおいて影響を受けたのは、『Warcraft III』、『Command & Conquer: Red Alert 2』、『Kingdom』、『Plants vs. Zombies』、『Dungeon Keeper』といったゲームですね。
本作のコンセプト(カオスなウサギの大群)における大きなインスピレーションの一つは、大久野島です(ネットでウサギの島として知られています)。私たちは「カワイイ大群に圧倒される」というアイデアに魅了されてしまいました(笑)。これは本作全体を通して一貫しています。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Saada氏:現時点では英語のみに対応していますが、日本語を含む多言語対応を現在進めています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Saada氏:日本は永遠にゲームの中心地だと思っています。日本のゲーマーの皆さんにメッセージがあるとしたら、私たちがプレイして育った名作たちを生み出した、このゲーム業界を支えてくれてありがとう、というものでしょう。私たちが日本のゲームが大好きなのと同じぐらい、皆さんが本作を楽しんでくれると嬉しいです。
――ありがとうございました。
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