「猫たちによって管理される宇宙なら、きっととても平和で、希望に満ちた場所になるはず」猫タイルパズル『Nekokami ネコカミ:人類復元計画』【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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「猫たちによって管理される宇宙なら、きっととても平和で、希望に満ちた場所になるはず」猫タイルパズル『Nekokami ネコカミ:人類復元計画』【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Rocket-in-Bottle開発、PC向けに4月14日にリリースされた猫タイルパズル『Nekokami ネコカミ:人類復元計画』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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「猫たちによって管理される宇宙なら、きっととても平和で、希望に満ちた場所になるはず」猫タイルパズル『Nekokami ネコカミ:人類復元計画』【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Rocket-in-Bottle開発、PC向けに4月14日にリリースされた猫タイルパズル『Nekokami ネコカミ:人類復元計画』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、千年先の未来を舞台に、猫と人間の絆を描くタイルパズルゲーム。プレイヤーはタイムトラベラーとして、超高度な技術を持つ慈悲深い“未来の猫たち”が管理する、遥か未来の天の川へと旅立ちます。14のバイオーム、35の星系、そして60時間以上のプレイが楽しめるのが特徴。日本語にも対応済みです。

『Nekokami ネコカミ:人類復元計画』は、1,800円(7月10日までは30%オフの1,260円)で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Willこんにちは、博多を拠点とする小さなインディーゲームスタジオ「Rocket-in-Bottle」の開発者のWillです。以前はコンピュータグラフィックスリサーチャーをしていました。好きなゲームは『Disco Elysium』と『Baba Is You』です。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Will私はずっと以前から、「人間がもう存在しない世界のゴッドゲーム」と言うアイデアを温めてきました。基本的に、私は「人間は自分が宇宙の中心であるという勘違いをしている」という着想に基づいたゲームを作りたいと常に考えています。

現実には、人間がいなくなっても宇宙は続いていくということを、私たちはみんな知っていますよね?これが私の創作のアイデアの中心にあるのです。プレイヤーの皆さんに、宇宙は果てしなく巨大であり、私たちは小さく、儚い存在であることを思い出してもらいたいのです。この感情は、コロナ禍が始まった時期に一層強まりました。

しかし、人間がまったくいない、あるいはほとんどいないゲームというのは、非常に孤独なゲームになってしまいます。これは、私のもう一つの意図である「希望やぬくもりを届けたい」という気持ちに反するものでした。そんなある日、ついにあるアイデアを閃いたのです。

「猫たちでいっぱいにすればいいんだ!」

猫たちによって管理される宇宙なら、きっととても平和で、希望に満ちた場所になるはずです。これが、本作の人類滅亡後の宇宙の始まりです。私たち人類はついに自らを絶滅させてしまいましたが、心配いりません。猫たちは生き残りましたからね!(笑)

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Willスタジオジブリの「となりのトトロ」と「もののけ姫」は、本作に非常に大きな影響を与えています。これらの作品は、私が子どもの頃に本作の核心的なテーマである「自然神」の概念に触れさせてくれました。これは本当に素晴らしい信仰だと思います。自然や宇宙に対する現代の人類社会の傲慢さに対抗するための、最高の解毒剤ではないでしょうか。もし私たち人間が、自然に対してこれ以上不遜な道を歩み続けるのであれば、私たちは今後、さらに厳しい罰に直面することになるでしょう。心の底から、本当にそう思っています。

私の作品は規模も小さく、上記のような偉大な名作の影響力には到底及びませんが、この素晴らしい伝統や思想を世界の他の地域へと広める一翼を担えればと願っています。そして、プレイヤーの皆さんが自然に対してより敬意を払い、私たちの社会や自然への向き合い方を再考するきっかけになってくれれば幸いです。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Will開発プロセス全体が、めちゃくちゃ印象深かったと言えるでしょう。本作は私の初めての作品であり、あらゆる部分が苦難の連続でした。他のプレイヤーの皆さんに、「ゲーム開発者は魔法使いだ」と言いたいぐらいです。私はこれまで他の多くの分野で仕事をしてきましたが、これほど難しく、様々なことを要求される作業プロセスは経験したことがありません。プレイヤーの皆さん、どうかゲーム開発者たちに優しくしてあげてください!

また、本作の開発期間中に日本にいられたことにも感謝しています。この間に多くの美しい寺社や素晴らしい自然を訪れることができましたが、それらは「自然への愛」を強調するこのゲームにとって、極めて重要なインスピレーションの源となったのです。

――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Will本作のプレイヤー数はまだ少ないですが、幸運なことに、皆さんには本作をとても楽しんでいただいています。女性プレイヤーが多いですが、男性プレイヤーもいますよ。

今年の4月に本作をリリースした時点で、メインコンテンツは60時間分もあったのですが、届くフィードバックのほとんどで「もっとコンテンツを増やしてほしい」と言われています!Steamで新しいゲームを探し求めるプレイヤーはハードコアで情熱的なプレイヤーだと言われますが、本当にその通りのようですね!もしこれを読んでいるあなたがインディー開発者で、Steamでのリリースを考えているなら、ぜひこのことを覚えておいてください!

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Will新しいアイデアが浮かぶたび、今後も本作のアップデートを続けていきます。そして現在、ネコカミユニバースの作品をもう一つ開発中ですよ。

――本作の日本語対応について教えてください。

Will私たちは自力で日本語のローカライズを行いました。私の日本語能力はプロのローカライズレベルには程遠いものですが、プロを雇うのは予算を超えていたのです。最終的に、「真摯に取り組めば、日本のプレイヤーの皆さんに受け入れてもらえるはずだ」という信念を持って進めました。私たちが込めた想いを、皆さんに感じ取ってもらえればと願っています(誠実な微笑み!)。

リリース後、日本のプレイヤーの皆さんのフィードバックからわかったのは、幸いにも本作のローカライズが「許容範囲内」だったということです。その理由の一つは、ゲーム内のキャラクターがすべて遠い未来の猫たちだからでした。おかしな話し方をしていても、問題がなかったのです(苦笑!)。これは本当にラッキーでしたね!

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Willはい、もちろんです!各章にはとても感動的なエンディングが用意されていますし、音楽も素晴らしいものになっていますよ!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Will私たちは、日本のインディーコミュニティやSteamプレイヤーの皆さんから多大なるサポートをいただいてきました。言語の違いがあるため、日本国外のゲーム開発者は、日本にこれほど大規模で情熱的なSteamプレイヤー層が存在することに気づいていないかもしれません。

日本のSteamプレイヤーの皆さんが、世界中の開発者に向けてもっと多くのレビューや建設的なフィードバックを届けてくれることを願っています。そうすれば、海外のゲーム開発者たちも日本のSteamプレイヤーの皆さんの情熱にきっと気づくはずです!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について

本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

ライター:Chandler,編集:Akira Horie》

ライター/バイク乗り Chandler

ゲームと風をこよなく愛する暇人。趣味は多い方だったはずが、最近は家でぼーっとしている時間が増えてきた気がしている

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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