気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Mojiken Studio開発、PC/Mac向けに1月17日リリースされたポイント&クリックアドベンチャー『She and the Light Bearer』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、インドネシア産ポイント&クリックアドベンチャー。カラフルなビジュアルが森へと誘う音楽と融合し、独特なおとぎ話が描かれているのが特徴です。記事執筆時点では日本語未対応。
『She and the Light Bearer』は1,010円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Rena:本作でアートディレクターを担当しているRenaです。インドネシア・スラバヤを拠点とするゲーム開発スタジオ、Mojiken Studioで働いています。よろしくお願いします。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Rena:本作の初期アイデアは、私たちスタジオのメンバーで行なったキャンプの際に出てきました。これは各メンバーが1本ずつゲームを作る、というものでした。その時、私は『She Who Once Was Lost』というタイトルのゲームのプロトタイプを作り、これは『フロッガー』のシステムと良い音楽を使用したポエムのようなゲームでした。このプロトタイプをより大きなものにしたいと思い、『She and the Light Bearer』の開発が始まったのです。
――本作の特徴を教えてください。
Rena:本作はカラフルなイラストレーションとインドネシアの落ち着くフォークミュージックを組み合わせた、おとぎ話です。もしカジュアルでリラックスできるゲームが好きならば、あなたにぴったりな一本ですよ。
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――本作が影響を受けた作品はありますか?
Rena:もちろんです!私は「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」のビジュアルが大好きで、本作にそのビジュアル体験を取り入れようと試みました。また、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」(このまま続けるとすごく長いリストになってしまいますね)と言った、宮崎駿作品も大好きです。いつもすべてのジブリ作品において、久石譲の音楽と融合した、繊細で風変わりな世界観には圧倒されます。これらの映画と音楽は、私が本作のストーリーを書くときにとても大きな助けになりました。
また、私は『Undertale』と『Dragon Age』シリーズのキャラクターと物語の大ファンなので、これらのゲームも私が作る作品に大きな影響を与えていると思います。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Rena:本作は一度、東京ゲームショウに出展しているのですが、日本語対応していなかったことを後悔しています。私個人的には、本作が日本語に対応した姿をぜひ見てみたいと思っています。しかし現時点において、私たちにはリソースがありません。将来もしチャンスがあれば、喜んで対応させたいです。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Rena:日本のゲームをプレイして育った身として、日本のゲームはどれも溢れるばかりの個性を持っていると思います。日本のゲーマーの皆さんが、日本の風変わりなゲームのサポートを続け、今後もそのようなゲームが次々に登場するのを願っています。
――ありがとうございました。
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