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野菜を育てて武器にする農業FPS『Shotgun Farmers』プレイレポート!農民たちの仁義なき戦い

農民たちが野菜を武器に、種を弾にして戦う個性溢れる農業系FPS『Shotgun Farmers』のプレイレポートをお届けします。

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野菜を育てて武器にする農業FPS『Shotgun Farmers』プレイレポート!農民たちの仁義なき戦い
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農民たちが野菜を武器に、種を弾にして戦う個性溢れる農業系FPS『Shotgun Farmers』のプレイレポートをお届けします。

本作はMegastorm Gamesによって、3月9日にSteamで正式配信されました。ゲーム画面からしてコミカルな様子ですが、内容も農民たちが野菜を武器にして戦うという一風変わったFPSです。他のFPSとの大きな違いは「武器を栽培することができる」という点。武器から飛び出す弾(種)を地面に撃ち込めば、そこから新たな武器が生えてきて収穫(利用)できるというシステムです。

『Shotgun Farmers』のトレイラー

武器栽培システムがどうゲームに活かされているかについてですが、このゲームはそもそもリロードがありません。弾切れになる前に、新たな武器を収穫しておかなければならないのです。栽培した武器は待てば待つほど育ち、弾数も増えていきます。強い武器を取ったら、自陣に持ち帰って栽培するという手も使えます。

武器栽培は敵味方関係ないので、敵が外した弾から生えてきた武器を利用することも可能です。例えば敵のスナイパーが遠くから撃ってきて外した場合、着弾点に生えてきたスナイパーライフルを取って撃ち返すといったことも。ショットガンしか持っていなくても、籠っているスナイパー相手に反撃できるシステムはいいですね。さっそくプレイしていきましょう。

まずは練習から



ゲームを開始すると、カントリー感溢れるBGMが流れます。最初から日本語があるのはいいですね。まずはキャラクターカスタマイズから。帽子や髪型、服装、近接武器や、肌・目・鼻の色の変更などができます。プレイヤーレベルが上がると、新たな装飾がアンロックされていくシステムです。とりあえずこんな感じのキャラで。ちなみに仮面を付けたからといって、防御力は上がりません。あくまで装飾です。


練習モードがあるので、まずはこれをプレイしていきます。マップは6種類、ゲームモードは7つありますね。他のFPSでよく見かけるモードが多いですが、「CAPTURE THE PIG」など一部微妙に名前が違う感じになっています。とりあえずオーソドックスにチームデスマッチを。敵をキルしてスコアを稼ぐ、わかりやすいルールです。

練習モードのチームデスマッチ


チームデスマッチ開始です。対戦は最大10vs10までできますが、今回はデフォルトの6vs6で。初期武器は全員トウモロコシ型ショットガンですね。弾数が最大8発中5発しかありません。育てたトウモロコシではないからでしょうか。カウントダウンが始まり、ゲームスタート!


どれぐらいの速度で育つかを調べるため、試しに地面に弾を撃ち込んでみました。思ったよりも遅いです。武器によって差がありそうですね。


武器が落ちて……いや、生えていました。トウガラシ型火炎放射器のようです。Eボタンで収穫することができます。マップ上のどこに何が落ちているかを覚えておくと、ゲームを有利に進められますね。とりあえずゲットしておきます。


敵がいたのでさっそく火炎放射を食らわせようとしますが……あれ?届いてないのか、効いている様子がありません。もっと近くに寄らないと駄目なんでしょうか。


……と思ったら、敵にニンジン型ロケットランチャーを撃ち込まれて爆死。気を取り直してリスポーンしましょう。

パイナップルは爆弾



そもそも基本武器であるショットガンをまだ使っていないので、しばらくショットガンで戦うことにしました。かなり使いやすく、どんどんキルを取っていくことができます。タイトルにもなっているので優遇されているのでしょうか。


開幕で地面に3カ所撃ち込んだトウモロコシを見に行くと、結構育っていました。収穫したら弾がフルの8発に。自家栽培の武器というのがいいですね。それとエンドウマメのアサルトライフルがそばにあることに気づいたので、試しに使ってみます。


他のFPSゲームのアサルトライフルと比べると弾速が遅い感じがして、狙うのが少し難しいです。ちょっと慣れが必要ですね。


パイナップルを発見。ハンドグレネードだと思ったら、やはりそうでした。このゲームの初期武器はショットガンしかないので、投擲武器はどこかで拾う必要があります。


敵が急に来たので思わずパイナップルを投げたらあさっての方向に。思ったよりも飛距離がありますね。この後キルされました。

牛乳瓶は火炎瓶!?



画像のアイテムは、取ると体力が50回復します(最大体力は100)。他にも体が透明になるトウガラシも落ちているので有効活用しましょう。アイテムは取った後、一定時間経つとまた出現します。出現位置を覚えておけば、いざというときにすぐ駆け込めますね。


戸口から敵が入ってきたので、パイナップルを投擲。爆発の後、煙がしばらくあたりに漂います。ちなみに武器がなくなると、シャベルで近接攻撃をするしかありません。


変な色の牛がいました。このゲームでそばに看板が立っているものは、武器として使うことができるという意味です。牛も武器になるのでしょうか。


牛のそばでEボタンを押したら、紫色のミルクをゲット。牛も普通の色に変わりました。投擲武器っぽいですが、効果はいかに。


投げてみたら、着地点で広範囲に火が広がりました。どうやら火炎瓶だったようです。炎は持続ダメージで、結構長い時間その場に残ります。

個性あふれる様々な武器


火炎瓶や各種武器の使用


敵を倒し、持っていたアスパラガス型スナイパーライフルをゲット。これで遠くから攻撃できるようになりました。良さそうなスナイプポイントでも探してみましょう。


スナイパーライフルの利点は、やはりスコープが使えること。できるだけ高いところに陣取りたいのであたりを探索しようとしたところ、敵に接近されキルされてしまいました。


スイカ銃を発見。形からしてマシンガンでしょうか。まあ、スイカは種がたくさんありますから、マシンガンにうってつけかと。


マシンガンっぽくはありますが、弾数が最大で25しかありませんね。アサルトライフルが24発だったので、もう少し弾数が多くてもいい気が。


ニンジン型ロケットランチャーを発見。思ったよりも弾が当たりやすく、キルを取りやすい武器です。最高で4発しか撃てないので、取ったらとりあえず味方のリスポーン地点付近に植えておくのもいいかと思います。


そして勝利。武器を収穫しつつ戦うというシステムに最初はちょっと戸惑いましたが、慣れてくると結構楽しいですね。取っつきやすく、肩肘張らずにプレイできる点も良かったです。他のモードもやってみましょう。

他のモードにも挑戦


ニワトリ競争~CAPTURE THE PIG~KING OF THE CROW


一羽のニワトリを奪い合う「ニワトリ競争」。ニワトリを持っている時間でスコアが加算されていきます。味方がニワトリを奪ったら、敵にキルされないよう守ってやりましょう。


ニワトリをゲット。あとはひたすら逃げ回るだけです。ニワトリを持っていると攻撃ができないので、できるだけ仲間のそばにいて助けてもらいましょう。結構忙しいので、野菜を育てる時間はあまりありませんね。


「CAPTURE THE FLAG」ならぬ「CAPTURE THE PIG」。敵の陣営にあるブタを奪って、自陣に連れていけばスコアになります。また自分の陣営にいるブタを敵に奪われないようにしなければなりません。


ブタにまたがり、ニンジンで釣って自陣へ誘導します。ニワトリ競争の時と同様、ブタにまたがっている間は攻撃をすることができません。味方がブタに乗ったらサポートしてあげましょう。


「KING OF THE HILL」ならぬ「KING OF THE CROW」。マップのどこかにカカシが出現するので、その周囲を陣取ってスコアを稼ぎましょう。一カ所に敵味方が押し寄せるので、激しい戦いが繰り広げられます。

初心者でも遊びやすい個性的なFPS


本作はリロードがなく、弾が切れたらどこかで銃を拾わなければならないという制約があるので、強い武器で延々と戦い続けることは困難です。また体力も自動回復ではないため、上級者でも無双することは難しいシステムになっています。逆に言えば、初心者でもキルを取っていけるチャンスがいくらでもあるゲームとも言えます。どんなレベルの人でもワイワイみんなで楽しめる作りになっているので、「FPSは苦手」という人にこそプレイしてもらいたい作品です。

高い防御力を持ったジャガーノートを倒す「JUG-OR-NOT」モード

ゲームモードは記事で紹介した以外にも、自分以外全員敵の「フリー・フォー・オール」、ジャガーノートを倒す「JUG-OR-NOT」などがあります。すべてやってみましたが、野菜を育てて戦うというシステムを十分に引き出せているのは「チームデスマッチ」ですね。それと肝心のオンラインモードですが、人がいないわけではないのですが、やはり数が少ないです。ゲーム自体は本当に遊びやすくできていますので、FPS初心者も上級者もどんどん気軽に参加していただければと思います。

製品情報


《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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