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サバイバルスリラー『Pathologic 2』プレイレポート…疫病に侵された街で過ごす、不気味な12日間

2019年5月24日に発売されたサバイバルスリラー『Pathologic 2』の序盤をプレイ。その手触りやゲームシステム、独特な世界観などを紹介します。

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tinyBuildは、Ice-Pick Lodgeが手掛けるサバイバルスリラー『Pathologic 2』を、2019年5月24日にPC向けで発売しました。本稿では、疫病に侵された街を舞台に展開される本作のプレイフィールやゲームシステム、独特な世界観などをレポートしていきます。

本作の企画は、2005年に発売され本国ロシアで高い評価を受けたアドベンチャーゲーム『Pathologic』の、リメイク/リイメージング版としてスタート。2014年にはKickstarterキャンペーンも展開され、その後オリジナル版やそのHD化『Pathologic Classic HD』との混同を避けるため、現在のタイトルに改名されました。そのため、『2』と題しつつも前作の続編的な位置づけではなく、予備知識を必要としない作品として楽しめます。

舞台はペストに侵され死に瀕している田舎町「Gorkhon」。医師である主人公「Haruspex」ことArtemy Burakhは、疎遠になった父から送られてきた手紙に応じて町にやってきます。そこでプレイヤーは、12日間で街をペストの蔓延による破滅から救うことになるのです。




ゲームは、いきなり最終日である12日目からスタート。そこでは、主人公が軍や教会との信頼関係を築けなかったため疫病の蔓延が止められず、町中のいたるところに死体が積み重なり、兵士たちが感染者を次々と殺害していくという地獄絵図が繰り広げられています。そんな中でMark Immortellという謎の男の誘いにより、12日間をやり直すことになるというのが本作の導入部です。


ゲームには決まった道筋や攻略順序などはなく、道行く人と会話したり特定の場所に行くことで、クエスト目標のようなものが出現。これらを進めていくことでストーリーが展開していきます。目標はそれぞれ別の謎や出来事に対応しており、進行は個別に分かれています。何をするべきか迷いがちですが、ジャーナル画面を開けばいつでも確認できます。


主人公には4つのステータスが存在。「Health」は一般的なゲームと同じく体力ゲージとして機能しますが、戦闘ダメージだけでなく、空腹や疲労、病気でも減少してしまいます。止血帯や包帯などのアイテムで回復できます。

「Immunity」はキャラクターの免疫力を表し、ゲージが高ければ高いほど病気の進行を遅らせたり、完全に予防することが可能。医薬品を使うことで上昇させられます。「Exhaustion」は疲労度を表し、時間経過によって増加。ゲージが高まると健康状態に悪影響を及ぼしますが、睡眠や一部の飲食物を摂取することで回復できます。

睡眠は疲労度と体力が回復できます。もちろん貴重な時間を消費するので、気軽に寝ることはお勧めしません。

「Hunger」は空腹度を意味し、食事をとらない限り減少し続けて健康状態が悪化します。「Stamina」は文字通りスタミナを表し、ダッシュや攻撃をおこなう際に消費しますが、止まれば自動で回復していきます。

この他に渇きを表す「Thirst」というステータスも存在。普段は表示されませんが、時間経過や一部の食品を摂取することで上昇し、一定量を超えるとステータス画面に表示されます。スタミナが低下してしまうので、水を飲んで回復させましょう。




本作では、NPCとの会話のほぼすべてに選択肢が登場。どんな受け答えをしたかによって、アイテムがもらえたり町の人々からの信頼度が上昇することがあります。もちろん内容によっては嫌悪されたり、戦闘に発展してしまうこともあるので注意が必要です。

ですが本作は日本語未対応なうえ会話量も多く、さらには難解な言い回しや抽象的な表現が頻出するため、英語が苦手なプレイヤーは会話パートで苦労してしまうかもしれません。


さらに道行くほとんどのNPCとはアイテムの取引が可能です。基本的には物々交換となり、自分と相手の交換するアイテムの価値が釣り合うようにしなければなりません。もちろん商店も存在しており、そちらはお金での取引となっています。個人的に空腹度や渇きの上昇が少し早めに感じるので、取引などで常にいくらかの食料や飲み物を携帯しておきたいところです。




町は複数の区画に分かれており、その区画ごとで個別に主人公に対する信頼度が設定されています。信頼度はイベントやNPCとの会話などによって上下。このパラメータが低すぎると、住民が主人公を避けるようになったり、歩いているだけで殴り掛かられたりするなどゲームの進行に悪影響を及ぼします。なお筆者のプレイ中ではあまり信頼度が上げられず、どのような恩恵が受けられるかは確認できませんでした。



医師であるHaruspexは、メスを持っていれば倒した相手から血液や臓器を摘出可能。人々からの信頼度は下がりますが、取引などに使用することができます。

会話や探索、リソース管理といった部分が重要となる本作ですが、戦闘要素も存在します。攻撃にはスタミナを消費しますが、ガードでスタミナ回復を早められるので、攻撃とガードをバランスよく使い分ける必要があります。

武器はナイフやメスといった刃物から、リボルバー、ライフルなどが登場。近接武器には耐久度が設定されており使い続けると壊れてしまいますし、銃は弾薬が手に入りづらいため、基本的には戦闘を避けるプレイが望ましいでしょう。



ほぼすべての会話で選択肢が存在するうえ、世界観が作り上げられているが故の固有名詞や、難解な表現なども数多く登場する本作。記事執筆時点での対応言語は英語とロシア語の2つのみであり、このどちらかの言語に明るくないと、プレイ難易度は高いと思われます。

しかし不気味で不穏な世界観やキャラクターたち、厳しいリソースや時間の管理、プレイヤーの選択によって変化する町の状況やストーリーなど、やりごたえのある本格派のアドベンチャーゲームに仕上がっていると感じました。

さらに前作『Pathologic』と同じく、Haruspexのほかに「Bachelor」と「Changeling」という2人のプレイキャラクターがアップデートで追加予定。医師であるHaruspexとは違う立場の彼らはそれぞれ能力も違うため、キャラクターごとに異なったプレイ体験が楽しめます。その他にも、難易度スライダーの追加など様々なアップデートが予定されており、日本語対応なども含めて、今後の展開に期待したい作品となっています。






『Pathologic 2』は、PC向けにSteam/GOG.comにて発売中です。
《TAKAJO》

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