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6DoFシューター『Descent』開発スタジオが契約不履行によりパブリッシャーに提訴される

パブリッシャーLittle Orbitが、Descendent Studiosが計画通りに『Descent』をリリースできなかったとして同社を提訴しました。

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6DoFシューター『Descent』開発スタジオが契約不履行によりパブリッシャーに提訴される
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パブリッシャーLittle Orbitは、開発スタジオのDescendent Studiosが計画通りに6DoFシューター『Descent』のリリースを果たせなかったとして、2020年1月に同社を提訴したことが分かりました。海外メディアPCGamerが報じています。

『Descent』はもともと『Descent: Underground』というタイトル名で2015年に発表され、KickstarterによるキャンペーンならびにSteamでの早期アクセスが開始。その後、2017年に早期アクセスは中止になったものの、技術的なアップグレードに伴いタイトルを『Descent』に改め2018年末にベータテスト、2019年にリリースが計画されていました。

ところが、Descendent StudiosのTwitterを見る限りゲームに関するツイートは2019年7月を最後に確認できず、『Descent』の公式ウェブサイトは消滅、Kickstarterの更新もぱったり止んでしまい音沙汰がありませんでした。

これに対してLittle Orbitは、Descendent Studiosがいくつものマイルストーンとリリース予定日を逃した上に、契約の際に決められた品質基準も満たしていないと主張しました。またこの原因は、ゲーム製作途中に特定の重要人物がスタジオを去ったにもかかわらず、同等の能力を備えた人材を補わず配信を行えなかったためと述べています。

なお今回の提訴に関して、Little OrbitのCEOであるMatt Scott氏は、同作Kickstarterキャンペーンの支援者たちに向けコメントを発表しました。コメントでは、まずこの状況や支援者たちとのコミュニケーション不足を謝罪し、キャンペーン支援金を受け取っていないため支援者に返金できないことや、リリース日が決定していないためすべての予約注文の払い戻しを行ったことを報告。最後に、できるだけ早くゲームをリリースすることを望んでいると結びました。
《麦秋》

お空の人。 麦秋

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