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世紀末サバイバル建設シム『Surviving the Aftermath』世界滅亡後の未来で生き延びろ!【爆速プレイレポ】

ポストアポカリプスの世界でコロニーを運営する世紀末サバイバル建設シム『Surviving the Aftermath』の爆速プレイレポをお届けします。

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世紀末サバイバル建設シム『Surviving the Aftermath』世界滅亡後の未来で生き延びろ!【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はIceflake Studiosが開発し、Paradox Interactiveによって2020年10月22日にSteamで早期アクセス版が配信された『Surviving the Aftermath』について生の内容をお届けします。本作は昨年よりEpic GamesストアとXbox Oneで早期アクセス版が配信されました。本記事ではSteam版を使用します。

Iceflake Studiosは2007年に設立されたフィンランドのデベロッパーで、今年7月にParadox Interactiveに買収されました。これまでに氷上釣りシミュレーター『Ice Lakes』や、トップビューカーレース『Race Arcade』などカジュアル系のゲームを開発しており、本格的なストラテジーゲームは本作が初めてとなります。ちなみに「Surviving」シリーズとして、Paradox Interactiveがパブリッシャーを務める火星移住シム『Surviving Mars』という作品がありますが、こちらはブルガリアのデベロッパーHaemimont Gamesが開発したものです。Haemimont Gamesは独裁者建設シム「トロピコ」シリーズ(3~5)でも知られています。


本作の舞台となるのは「世界滅亡後の未来」。いわゆる「北斗の拳」的な「ポストアポカリプス」の世界ですね。最終戦争で文明は崩壊し、放射能で汚染された世界の中で、人々は生き延びなければなりません。

資源も少なく、危険な動物や「ヒャッハー」な人たちもうろついている状況において、プレイヤーはコロニーを建設し、生存者たちを導かなければなりません。以前、似たような世紀末建設シム『Atomic Society』をプレイしましたが、本作はどのような内容になっているのか。さっそくプレイしていきましょう。

『Surviving the Aftermath』の実内容に迫る!



ゲームをスタートすると、まずはチュートリアルが必要かどうかの選択から。ちなみに本作のチュートリアルはゲーム内でちょっとした情報を与えてくれる程度なので、結局は自分でいろいろ試さないといけなくなります。


次にゲームの設定です。世紀末世界における天候や土地の肥沃度、災害の発生頻度、ゲーム開始時の資源の量、イデオロギー(技術ツリーに関連)などを設定していきます。ゲームの難度に直結する選択なので、慣れない内は簡単な設定にしておくといいでしょう。


スタート時のメンバー(スペシャリスト)を3人選びます。現在のところ職業は、資源を調達する「スカベンジャー」、敵と戦う「ファイター」、偵察・調査などをする「スカウト」、研究を行う「サイエンティスト」の4種類があります。とりあえずスカベンジャーのラジ、スカウトのブーン、サイエンティストのステラの3人を選択します。


コロニーの旗のカスタマイズも可能。旗の色とロゴを組み合わせて、自分好みのシンボルを作りましょう。またコロニーの名前やモットー(自分で文字入力できます)も設定できます。


すべての設定が終わってゲームスタート。ラジ、ブーン、ステラの3人は、何も無い荒野に投げ出されました。まずは拠点を作らなければいけませんね。画面下にあるハンマーマークをクリックすると、建設メニューが開けます。



建設メニューからキャンプサイトを選択。適当な場所に配置しておきましょう。キャンプサイトは資材置き場にもなっており、すでにある程度の資材が置かれています(ゲーム開始時の資材量の設定に依存)。これら資材を使って、コロニーを建設していきましょう。

コロニーを作ろう!



キャンプが完成しました。次何を作るかですが、6人まで住むことのできる簡易宿泊施設「仮設住宅」をキャンプ横に設置します。全員でキャンプから資材を運び、せっせと組み立て作業を開始します。


今後のコロニー建設のためには、最初からある資材だけでは足りません。キャンプ周辺に材木やコンクリートなどが転がっていますので、これらをいただきましょう。しかし、いちいちキャンプまで運び込むのは時間の無駄なので、「資材置き場」を収集地点の側に設置しておきます。資材置き場は、置ける資材を個別に設定できます。


腹が減っては生きていけないので、食料の採取もしなくてはなりません。キャンプの西側にベリーの木がいくつかありましたので、そばに「食料置き場」を設置して採取を行います。


肉も欲しいので「猟師小屋」を建設。これで、森にいる小動物を捕まえられます。他にも水辺に設置できる「漁師小屋」もあります。


ある程度準備が整ったら、フレアを焚いて、コロニーに住む仲間たちを呼び寄せられます。さっそく呼んでみましょう。最初に居住環境を調え、後から人を呼ぶという流れは『Surviving Mars』に似ていますね(『Surviving Mars』の場合は空気すらない場所なので、最初の準備はかなり時間が掛かりますが)。



コロニーに住む人たちが12人やってきました。しかし、先程建てた仮設住宅は6人までしか収容できません。頭上に「家マーク」のある人たちは、いわゆるホームレス状態です。住民たちも労働力になりますので、仮設住宅をもう1つ建ててもらいましょう。


建設ラッシュは続きます。鉄くずやプラスチックゴミはそのまま使えませんので、精製して鉄やプラスチック資源にするための施設を建設。「リサイクル所」ではプラスチックゴミを、「廃物所」では鉄くずを精製できます。


世紀末のコロニーと言えば、やはりその入り口となる立派(?)な「ゲート」が必要になるでしょう。外部からの侵入者を防ぐこともできますし、何よりコロニーのシンボルともなりますしね。完成まで時間が掛かりそうですが、これで何とかコロニーらしくなってきました。

新たな住民の到着!



食料の次は水不足の問題も出てきました。「水汲み上げ所」を池のそばに設置して水を補給します。水は「貯水塔」などを使って貯めておけます。


キャンプの側にも「井戸」を設置します。人口増加を見越して、水と食料は多めに用意しておいた方がいいですね。しかしこういう世界だと、水の汚染が気になります。


そうこうしている内にゲートが完成。これでコロニーを名乗れるレベルにはなったと思います。ゲートはコロニーの象徴であり、周囲にいる多くの人々を引き付けることにもなります。新しいコロニーの住人だけでなく、「ヒャッハー」な人たちもやってくるかもしれません。ゲートには見張りを置いておきましょう。


ゲートを造ったことでコロニーの噂が周囲に広がったのか、さっそく生存者たちがやってきました。コロニーへの入居を希望しているようですが、彼らがコロニーにとって有用な人物かどうかは分かりません。


詳細を見てみましょう。やってきたのは4人で、大人1人と子ども1人、高齢者が2人です。またスペシャリストとして「リーダー」スキルを持ったミシカという人物もいます。害は無さそうですし、迎え入れましょう。


ゲートが開き、ミシカと生存者たちがコロニーに入ってきます。そう言えば新しい住居を建てていなかったので、入居者たちの住むところがありませんね。急いで仮設住宅をさらに1つ建てましょう。

ちなみに画像内にあるオレンジの顔印は、不満を持つ住民を表しています。その住民をクリックすれば、不満がどこにあるかがわかります。できるだけ早く解決するのがいいでしょう。


突然のアラート!西の方へプラスチックゴミを取りに行っていた住民が、巨大なワイルドボア2匹に襲われていました。先程加わったミシカがスペシャリスト内で一番攻撃力が高いので、ラジ、ブーンと共に救助に向かわせます。

ちなみに地面の赤色の部分は、汚染地帯です。住民にはそれぞれHP以外に汚染度があり、高まると健康状態に悪影響が出ます。


ミシカとラジが到着した頃には、ワイルドボアは逃げていってしまいました。先程襲われていた住民は、辛うじて生き延びることができたようです。深追いしてもしょうがいないので、ミシカたちも帰還させます。

さらなるコロニー繁栄のために!



コロニーの発展に伴い資材不足がだんだんと深刻化してきました。材木調達のため森の側に「製材所」を設置します。しかし、木を切り倒し続けると結果的に材木不足になってしまうため、「植林小屋」も同時に設置しておきましょう。


資源や食料を求めるためには、コロニーの外の世界にも目を向ける必要があります。画面右下のマップアイコンをクリックすると、ワールドマップとの切り替えが可能。現在コロニーの周辺には、キャンプ地、農場、博物館があります。キャンプ場では、今圧倒的に足りない資材「プラスチック」が手に入るようです。


スカベンジャーのラジを、キャンプ場に派遣してみましょう。送りたいスペシャリストを選択し、人物情報にある「ワールドマップに送る」をクリックすると、コロニーの外まで走っていきます。その後、ワールドマップに切り替え、送りたい場所を選択すればそこへ向かってくれます。


ラジはキャンプ場へ向かい、探索を始めました。せっかくなので、他のスペシャリストたちも送り出します。ミシカは農場へ肉の調達に、サイエンティストのステラはサイエンスポイント獲得のため博物館へ向かわせましょう。サイエンスポイントは、テックツリーの技術獲得に使います。


サイエンスポイントをゲットしたので、テックツリーで「サバイバルスキル」の研究を行います。サイエンスポイントを50消費して、15時間に完成です。狩猟と漁にボーナスが付きます。


住民に、とうとう初の死人が出ました。猟師小屋を担当していたのですが、先程の2匹のワイルドボアに殺されてしまったようです。死人が出た場合、腐ってしまう前に「埋葬場」を建てて弔ってやることができます。


ワイルドボアによって別の住人もケガをしてしまいました。手当てのため「医療テント」を建てます。しかしワイルドボアを何とかしないと、根本的な解決にはなりませんね。


2人の住民がゴミの埋立地を発見しました。コロニーからそう遠くない所にあるそうです。2人に探索の許可と、探索用の服と道具を与えるかどうかの選択です。お宝をゲットできるかもしれないので、許可しておきましょう。結果、プラスチックなどの資材を見つけてくれました。


「サバイバルスキル」の研究が完了。定住に必要なのはやはり農業ですので、次は「基礎農業」の技術を研究します。完成すれば「小さな畑」をアンロックでき、農業が始められます。


仲間の仇討ちのため、ミシカをワイルドボア討伐に向かわせました。なぜかライフルを持っているので攻撃力が高く、ワイルドボアを2匹とも仕留めての帰還です。これで住民が襲われることもなくなるでしょう。


道具作成所」や「仕立て小屋」も造り、住民の衛生がヤバい状況になってきたので「屋外トイレ」も設置。施設が多くなり、配置できる住民が足りなくなってきました。そろそろ住民を増やすことも考えないといけませんね。果たしてコロニーはこのまま順調に育っていくのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

遊びやすいサバイバル建設シム


本作はサバイバル建設シムの『Surviving Mars』や『Atomic Society』に比べるとだいぶカジュアルで、何をしていいのか直感的に分かりやすくなっています。初期設定で最初に与えられる資材を多くしておけば、いきなり手詰まりになったり、全滅して終わりということもないでしょう。全体的に遊びやすいサバイバル建設シムだと思います。

ただ、ゲームが進むにつれて、様々な困難や災害が襲ってきます。軌道に乗っていたコロニー運営が一瞬にして破壊されるかもしれません。具体的な話はネタバレになるので、自分でプレイする時の楽しみにしてください(その状況を楽しめるかは知りませんが)。

ワールドマップで、他のエリアへ探索に出掛けることも可能です。新たな資源を求めて旅立ちましょう。

本作は現在、日本語サポートされていません。ですが、RPGではないのでテキスト自体はそれほど多くなく、ゲームのルールや建設物の効用、イベントの時に出てくる短い英文が読めれば、プレイに問題はないかと思います(『Surviving Mars』のように、「ちょっと間違えたら全滅」みたいな状況でもないので)。「何か世紀末な建設ゲームが遊びたい」という方は、まず本作を遊んでみることをオススメします。

タイトル:Surviving the Aftermath
対応機種:PC(SteamEpic GamesストアXbox One
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2020年10月22日
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:2,570円(PC)、2,900円(Xbox One)

《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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