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『ダイイングライト:ザ・ビースト』カイル・クレインの運命がついに明かされる時が来た―上海ハンズオンプレビューイベントレポ

ダイイングライトシリーズ10年の集大成と、明かされる謎に期待です

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『ダイイングライト:ザ・ビースト』カイル・クレインの運命がついに明かされる時が来た―上海ハンズオンプレビューイベントレポ
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2025年7月11日、中国・上海において、待望のシリーズ最新作『ダイイングライト:ザ・ビースト(以下『ザ・ビースト』)の大規模なハンズオンプレビューが盛大に開催されました。

開催場所に選ばれたのは、上海の漕河涇ハイテクパークに位置する中国音数協ゲーム博物館(中国音数協遊戯博物館)の特別ブースです。この場所は中国のゲーム産業の中心地としても知られており、実に中国のゲームメーカーの50%以上が上海に集結していることから、中国のゲーム文化の発信地と呼ぶにふさわしい場所となっています。このような象徴的な場所での開催は、『ザ・ビースト』のアジア市場への本気度を物語っているかのようですね……!

『ザ・ビースト』の舞台となる「カストールウッズ」の雰囲気が楽しめる会場
体験型フォトスポットもあり。一般参加者が撮影できるイベントも来るかもしれません

今回のハンズオンプレビューは、約4時間という充実した時間が設けられており、参加者は新作の魅力を存分に体験することができました。詳細なレポートについては情報解禁の関係上、後日お伝えしますが、シリーズ最新作である本作ならではの独特な魅力と『ダイイングライトシリーズ全体の進化を丹念に味わうことができ、素晴らしい時間を過ごすことができました。読者の皆様に先駆けてこんな贅沢な体験ができるなんて、申し訳ありません……!ダイイングライトファンで良かった、上海まで来て良かった……!

※以降では、『ダイイングライト』初代のDLCの結末について言及がありますのでご注意ください※

フランチャイズディレクターが語る『ザ・ビースト』のプレゼンテーション―10年目が目指す場所

そして、このハンズオンプレビューに先駆けて行われたのが、シリーズのフランチャイズディレクターを務めるTymon Smektała氏による『ザ・ビースト』についてのプレゼンテーションでした。

プレゼンテーションは、2015年に始まったダイイングライトシリーズの歴史を振り返るところから始まりました。「皆さんがこれからプレイするゲームは、我々の10年間の作業の集大成です」と語る氏の言葉からは、長年にわたって積み重ねてきた開発への情熱がヒシヒシと伝わってきます。

シリーズは2015年の初代『ダイイングライト』のリリース以来、練り上げられた世界観と、ゾンビとパルクールを独特な(しかし、必然的な)ゲームプレイで多くのファンを魅了してきました。そして今回の発表で明かされたのは、シリーズ累計で5,000万人以上がプレイしており、サバイバルホラージャンルのトップゲームの一つとして確固たる地位を築いているということ。フランチャイズ10周年の節目となる今年、この数字を見た筆者はファンの一人としてシリーズを誇りに思いました……!

待望のカイル・クレイン復活と進化したゲームシステム

10年の総括が終わると最新作『ザ・ビースト』についての話題へ。最初に触れられたのはシリーズ一作目の主人公であるカイル・クレインの復活についてです。「皆さんが本当に興奮していることの一つは、我々が一作目のキャラクターであるカイル・クレインを復活させるという事実だと思います」とSmektała氏が語ると、会場からは期待に満ちた反応が返ってきました。既報の通り、『ザ・ビースト』では、「カストールウッズ」が新たな舞台となり、長い間ファンが待ち望んでいたカイル・クレインの物語が再び紡がれることになります。

プレゼンテーションで筆者が特に気になったのは、『ザ・ビースト』におけるゲームサイクルの変化についてです。「昼夜サイクルシステムは、我々のプレイ方法を変えるものです。明らかに夜間はより恐ろしくなりますが、昼と夜が変わるにつれてゲームのルールも変更されます」――『ダイイングライト』初代から昼夜のシステムは存在しましたが、『ザ・ビースト』の夜が更に恐ろしい時間にすることへの強い意図が感じられました。それは単に『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』(以下、『ダイイングライト2』)よりも難度を上げるという意味ではなく、ゾンビ達の強さやホラー要素など、総合的な体験としての取組みとして強調されていました。

技術面では、最新版のゲームエンジンの採用により「ビジュアルの一部に皆さんは驚かれると思います」とSmektała氏は自信を見せていました。スイスアルプスの美しい山々にインスピレーションを受けた『ザ・ビースト』の世界観は、これまでのシリーズとは異なるトーンのステージを体験できることでしょう。より精細になったゴア表現との対比がすごそうです……!

『ザ・ビースト』は『ザ・フォロイング』の謎がついに解明される作品

そしてこのプレゼンテーションで特に会場を盛り上げたのは、長年のファンが待ち望んでいた、DLC「ザ・フォロイング」の正史の結末についての言及でした。Smektała氏は、「我々はゲームをリリースしてから10年間、常に問われ続けてきた質問があります。カイルに何が起こったのか?『ザ・フォロイング』の正史の結末はどのようなものなのか?マザーによって変化させられた後のキャラクターの物語は何だったのか?そして今、『ザ・ビースト』で我々はその質問に答えようとしています」と語りました。

複数のエンディングが用意されていたDLC『ザ・フォロイング』では、カイル・クレインのその後の運命については明確な答えが示されないままでした。しかし『ザ・ビースト』では、マザーによって変化させられたカイルのその後の物語が明かされることになります。

この日のハンズオンプレビューで全てを知ることはもちろんできませんが「『ザ・ビースト』で我々はそれに答えます」という力強い宣言は、シリーズファンにとってストーリー部分の期待が高まる発言ですね……!


シリーズ10周年という節目の年に登場する『ザ・ビースト』。筆者は、『ダイイングライト2』で発展したゲームプレイ、ファンコミュニティのフィードバックを活かした、意欲的な作品となる期待が高まるイベントでした。詳細なプレイレポートのお届けまで今しばらくお待ちください。さらにこの日は多忙な中、フランチャイズディレクター・Tymon Smektała氏との各メディア個別インタビューの場を設けていただきました……!こちらも同日以降にお届けできればと思います。

ダイイングライト:ザ・ビースト』はPlayStation 5/Windows PC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox Series X|Sにて、2025年8月22日に発売予定です。


PlayStation 5(CFI-2000A01)
¥76,748
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
PlayStation 5 Pro(CFI-7000B01)
¥117,334
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:KAMEX,編集:宮崎 紘輔

ライター/職務経歴書が長すぎるライター KAMEX

今の本業は行政書士。大手の会社でゲームプランナーを経験後、インディスタジオでディレクターをやったりしていましたが、ゲーミフィケーションや産学連携などで業界を横断した仕事をすること多くなり、法律の大切さを実感。その後、行政書士事務所を始めてゲーム業界から離れたつもりでしたが、結局ゲームが好きでたまにライターをさせてもらっています。

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編集/タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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