人類を火星に導く戦略シム『Mars Horizon』ー宇宙機関から人を呼び、プレイしてもらった【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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人類を火星に導く戦略シム『Mars Horizon』ー宇宙機関から人を呼び、プレイしてもらった【開発者インタビュー】

イギリス宇宙局や欧州宇宙機関(ESA)も開発に協力した本格宇宙シム!

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人類を火星に導く戦略シム『Mars Horizon』ー宇宙機関から人を呼び、プレイしてもらった【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Auroch Digital開発、PC/海外PS4/Xbox One/スイッチ向けに11月18日にリリースされた人類を火星に導く戦略シミュレーション『Mars Horizon』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、大宇宙企業を率いて基地の建設、ロケットの設計と建造、太陽系を股にかけた任務などを行い、宇宙開発競争を駆け抜けて人類を火星へと導く戦略シミュレーションです。イギリス宇宙局や欧州宇宙機関(ESA)も開発に協力。日本語にも対応済みです。

『Mars Horizon』は、2,050円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。

Tomas Rawlings氏(以下Rawlings氏)Tomas Rawlingsです。ゲームデザイナーとしてゲーム開発を始め、今ではAuroch DigitalというインディースタジオでCEOをしています。先日、宇宙機関シミュレーターゲームである本作をリリースしました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Rawlings氏本作のルーツとなるのは、2015年に「火星の人」という小説(「オデッセイ」という映画にもなっていますね)とイーロン・マスクの伝記を読み、どうやって人間は火星に行くことができるだろうかと考えたことです。私はゲームデザイナーなので、この事柄について考えたとき、自然とこれを題材にしたゲームについて構想を始めていました。イギリス宇宙局(イギリス版JAXA)に直接会うことができると、彼らからたくさんの情報とサポートをいただき、本作の開発がスタートしたのです!

――本作の特徴を教えてください。

Rawlings氏本作は本格的に宇宙機関を運営するゲームです。火星に向かうミッション(マーズ・エクスプレスやエクソマーズ)ではどういうことが起こるのか知るため、イギリス宇宙局と欧州宇宙機関(ESA)の協力を受けました。これらの宇宙機関から実際に人を呼び、本作をプレイしてもらい、フィードバックをいただいたのです。他に本作において特徴的な部分は、ミッションコントロールのゲームプレイです。プレイヤーは宇宙機関の運営だけでなく、ターン制の戦術的ゲームプレイでミッションコントロールもしなくてはなりません。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Rawlings氏はい、たくさんあります。「火星の人(オデッセイ)」「イーロン・マスク 未来を創る男」、キム・スタンリー・ロビンソンによる「火星三部作」。他にも「2001年宇宙の旅」が大好きで、近未来の宇宙旅行の参考にしましたし、開発中は「ファースト・マン」も見ました。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Rawlings氏少しだけありました。開発の終盤に感染拡大が起こったのですが、そのせいでgamescomやGDCといったイベントがなくなってしまいました。それでも、Steam Digital Tabletop Festのような多くのバーチャルイベントには参加することができました。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Rawlings氏はい、ぜひやってください!配信をしていただけるのでしたら、ぜひご連絡いただけると嬉しいです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Rawlings氏本作の開発のためにリサーチする中、JAXAからはとても大きな影響を受けました。JAXAとESA(イギリス宇宙局はそのメンバー)は、共同で宇宙ミッションも行っています。これこそ、すべての国の人々が人類の進歩のために協力できるという素晴らしい例なのではないでしょうか!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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