リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】

最近このようなリラックスを目的としたゲームが増えていますね。新型コロナの影響でしょうか?

連載・特集 特集
リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】
  • リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】
  • リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】
  • リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】
  • リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】
  • リラックス探し物ゲーム『Out of Sight』―新型コロナがなければ、逆に2~4ヶ月くらい開発が延びたかも【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、NinjaDuck Games開発、PC向けに3月11日にリリースされたリラックス探し物ゲーム『Out of Sight』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、箱庭のように切り取られた様々な風景に配置されている多数のオブジェクトの中から、指定されたオブジェクトを見つけ出すゲーム。扉を開けたり電気をつけたりといったギミックも用意されており、まるでミニチュアを覗き込むような感覚でプレイできます。日本語にも対応済み。

『Out of Sight』は、620円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

Adamイギリス・チェルトナムに住むソロデベロッパーのAdamです。大学では映画制作を学び、以前はVFX業界やVR業界で働いていました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Adam本作の開発は今からおよそ8ヶ月前、2020年9月8日にUnityを使って始まりました。2週間の休みがあったのですが、新型コロナによる制限のせいで家にいなくてはいけなかったのです。私はこの時間を使って、別の仕事をしながらも開発が続けられ、一年以内にリリースできるようなシンプルなゲームのプロトタイプを作ろうと決めました。休みのほとんどはアイデアを練ったり、色々なゲームプレイを実験するのに費やしました。本作のアイデアが出来上がった頃には、私の2週間の休みももう終わる頃で、当時、このプロトタイプのことを「Hidden」と呼んでいました。これは半日で出来上がったのですが、彼女にプレイしてもらうと「すごくリラックスできる」と言われて、初めてこれこそが私の求めていたゲームアイデアだと気づいたのです!

――本作の特徴を教えてください。

Adam他の探し物ゲームと比べ、本作はそのアートスタイルやビジュアルクオリティ、そしてPurrple Catによるローファイミュージックを採用している点が特徴的だと思います。私は、人によってはですが、ストレス軽減に役立つようなリラックスできるゲーム作りを目指しました。本作はいかに早くクリアするか、どれだけスコアを獲得できるか、というゲームではありません。ただシンプルに、ひと休みしてリラックスするためのものなのです。ハイスコアと世界ランキングは存在しますが、それらはあくまで上位を狙いたいプレイヤーや何度も本作を遊びたいという人向けです。


――本作が影響を受けた作品はありますか?

Adam開発当初、『ISLANDERS』と、『Hidden Folks』と『Hidden Through Time』という2本の探し物ゲームにとても影響を受けました。『ISLANDERS』の開発チームはその作品において素晴らしいアプローチをし、私はそれに大いに尊敬の念を抱き、正直言うと真似したいと思いました。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Adam先にもお話ししたように、開発初期段階と11月、そして2021年の初めにおいて、新型コロナの影響はありました。現在、ここイギリスでは3回目のロックダウンが起きています……。他の人との交流がないというのはとても辛いことで、対応できないほどの数のオンライン会議もしなくてはいけません。しかし、自由な時間が増えたことは、本作の開発にとってはとても良いことでした。もし外に出ることができたり、友達と会ったり、休日外出したりなどしていれば、本作の開発は2~4ヶ月余計にかかっていたことでしょう。それには感謝したいと思いますが、新型コロナが様々な意味で本作の開発に影響を与えたというのは事実です。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Adamはい。100%オッケーです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Adam本インタビューを読んでいただき、ありがとうございます。本作を楽しんでいただけると嬉しいですし、少しでも息抜きになれば幸いです。

――ありがとうございました



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top