今回は、Orbital Expressが開発し、PLAYISMから発売されるPC向けソフト『黄昏ニ眠ル街』です。
本作は、オリエンタルなファンタジー世界を舞台に、主人公の少女「ユクモ」が飛行船を操縦したり、仕掛け満載のステージを探索したりしていくアクションアドベンチャーです。
少女が主人公……そういえば昔、女性キャラを使っていると「こいつ春麗使っとるーーーー!!!!!!」みたいなことを言ってくる輩がいましたね。しかし、少女の主人公を操作するというのはそれだけで心が安らぐというものです。
最近は、ホームレスや未来のモヒカン、バイキングといったおっさんキャラしかプレイしてなかったし……いや、おっさんキャラも好きなんですが。
不時着したのはオリエンタルな島
主人公のユクモは、飛行船で旅を続ける少女だ。
目的地である東洋の町に向かう途中であったが、ユクモが乗る飛行船は故障し、島に不時着してしまう。その島は、霧で覆われ、眠りについたかのように静まり返っていた……。
そこで島の住人のネズ族のコガラと出会う。コガラが言うには、大地の源と呼ばれるアイテムを集めれば飛行船が修理出来るらしい。
コガラに案内され、大地の源がある聖域にやってきた。
ここではジャンプで障害物を飛び越えて先に進まなければならない。まるでプラットフォームアクションのようだ。
ユクモちゃんのジャンプの飛距離は長く、かなり遠くまで飛び越せる。
個人的にジャンプ力が高いゲームは好みで、ジャンプが不要な平地でもついついピョンピョン飛び跳ねてしまう。
ユクモちゃんのふくらはぎ、クリアする頃にはムキムキになっているかもしれないな……。
ピョンピョン飛び跳ねながら聖域の奥にある神木の間にたどり着き、大地の源を手に入れた。ついでに聖域の加護も授かったおかげで、辺りを覆っていた霧が晴れていた。
早速、コガラが飛行船を修理してくれたおかげで、とりあえず飛び立てるようにはなったものの……完全に直すには90個の大地の源が必要だと言うのだ。
なんか急に数多くない?
さらには「全ての街で神木の加護を授からないといけない」といった追加条件までいただいてしまった。先は長そうだ……!
新しい街にはそこかしこに大地の源が!
90箇所も神木の間を巡るのかと思っていたのだが、どうやらそういうことではないらしい。
この街では、屋根のてっぺん、草むらの中、橋の上など、至るところに大地の源が配置されている。これなら意外と早く90個集まりそうだな!
中には、現状どうあがいてもたどり着けないような場所に配置されているものもある。
色んな所からジャンプしてみたが……明らかに飛距離が足りず、何度も海の中にダイブしてしまった。後々行けるようになるのだろうか。
大地の源以外にも、衣装の購入や交易に必要なおカネも配置されている。
オリエンタルな街並みを眺めながらショッピングを楽しみつつ、観光気分で探索を続ける。
聖域への扉は、大地の源を指定個数集めると開く。
動く床や消える足場、正しい道順を選ぶ迷路など、聖域をクリアするごとに仕掛けのバリエーションが豊富になり、徐々に難易度が上がっていく。
神木の加護を授かる際、街の霧が晴れるだけではなく新しい技も習得出来る。
ジャンプ中に発動すると、さらに前方にシュバッと進める「スイシン」の技だ!
なるほど。どう考えても取れない位置にあった大地の源は、この技を使えば取れるのか!
難しい仕掛けはおカネで解決!
神木の間に到達したことで霧が晴れてクッキリとした色合いになった街並み。うむ、オリエンタルっぽさが増したな!
ジャンプ中に追加で前方に少しだけ進むスイシンや、二段ジャンプの技のおかげで、大抵の場所に行けるようになった。屋根の上に登るとより景色が綺麗だ。
本作にはフォトモードが搭載されているので、映えるスポットを探すのも楽しいな。
本作にはダメージのシステムはないので、気にせず高所から飛び降りられるぞ!
習得した技のおかげで街の探索は楽しくなった。だが……聖域の仕掛けも、技を使いこなすことを前提とした難易度に上がってきている。
最初の聖域が近所の公園の遊具だとしたら、後半の聖域はまるでSASUKEレベルだ。
スイシンや二段ジャンプで滞空時間の調整テクニックを要する聖域が増えてきた。
何度失敗しても即リトライできるとはいえ、度重なる落下で心が折れかかってきたな……。
そんな時に役立つのが、聖域の入り口に置かれているお助け機能。なんと、おカネを20枚払えばゴールにワープさせてくれるのだ!
諦めたわけじゃないんだよ!お助け機能も試してみたかったしさ。いや、まあ……うん。
本作最大の魅力はオリエンタルな街並み!高所に登って写真映えするスポットを探すのが楽しかったです。
ジャンプアクションのおかげで移動がキビキビ行えるのも僕好みの操作感でした。
飛行船の修理が完了すれば行ける場所もグッと増え、探索のしがいがあります。聖域の難しい仕掛けも「何度かリトライしていれば、ある時スッと行けるようになる」といった絶妙な難易度です。まあ何度かスキップしたわけですが……。
ただ、街の景色はあまり代わり映えしないので、自分がどの場所に居るのか迷ってしまうことが多かったです。ミニマップが欲しいですね。
現在のプレイ時間は13時間ほど。フォトモードに熱中していたこともありますが、意外とボリュームがあってまだクリア出来ていません。やりごたえはしっかりありそうです!
『黄昏ニ眠ル街』は、PC(Steam/GOG.com)を対象に、2021年4月14日発売予定です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。