『レインパレード: イタズラ雲の冒険 !』私たちがチャレンジした楽しいゲームデザインの一つは、プレイヤーを雲にしてしまうことでした【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『レインパレード: イタズラ雲の冒険 !』私たちがチャレンジした楽しいゲームデザインの一つは、プレイヤーを雲にしてしまうことでした【開発者インタビュー】

『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』をアメリカの小さなイベントで披露したところ好評だったので、私は自信を持ってフルリリースに向けて開発しました。

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『レインパレード: イタズラ雲の冒険 !』私たちがチャレンジした楽しいゲームデザインの一つは、プレイヤーを雲にしてしまうことでした【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回はUnbound Creationsが開発し、2021年4月15日に発売した『レインパレード: イタズラ雲の冒険 !』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作はイタズラ雲になって世界中の人々に雨や突風を浴びせたり、雷を落としたりと日常生活を台無しにするイタズラシム。他人の不幸を楽しみながら世界を旅し、新たなイタズラを覚えて50以上のステージでイタズラを楽しみましょう。

本作は、Steam/Xbox One/ニンテンドースイッチで1,650円で発売中です。


――まずは自己紹介をお願いします。

Unbound Creations はじめまして。ヤコブ・カシュタルスキといいます。私はポーランド人で、旅行好きです。ゲームやフリーランスのライター、映画撮影の仕事でいろんな所に住んでいました。そして、人文科学を学び、民族紛争の修士号を取得しました。これらが私の創作に影響を与えています。

2013年に私は "Unbound Creations "を設立し、『Headliner: NoviNews』をリリースしました。最近は、雲になりきって遊ぶコメディーゲーム『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』(英字タイトル『Rain on Your Parade』以下『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』)をリリースしました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Unbound Creations 『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』の開発は、2019年の終わり頃から始めました。それまで作ってきたシリアスで政治的なゲームからの "脱却"を計画して、本作は小さくてユーモラスなタイトルのプロトタイプとして始まりました。『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』をアメリカの小さなイベント(IndieCadeDreamHackなど)で披露したところ、好評だったので、私は自信を持ってフルリリースに向けて開発しました。コメディーやゲームプレイに焦点を当てたゲームに取り組むことができて楽しかったです。

――本作の特徴を教えてください。

Unbound Creations 『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』では常に予想外のことが起こります。私たちがチャレンジした楽しいゲームデザインの一つは、プレイヤーを雲にしてしまうことでした。

雲に何ができるでしょう?雲は雨、雪、竜巻、雷など天候を操ることができます。それから、さまざまな雨のモードを考えました。酸性雨を降らせて車を腐食させたり、油を降らせて雷で燃やしたりするのはどうだろう?疲れたサラリーマンのマグカップにコーヒーを降らせるのはどうだろう?

そして、私たちは雲から降らせるものを液体だけに限定する必要がないことに気づきました。パンの雨を降らせてはどうだろう?剣の雨を降らせて、クエストを解決したり、ダンジョンを探索したりする壮大な冒険に出かけてはどうだろう?

そして、もし他のゲームに雲を取り入れたらどうなるだろう?とも考えました。もし、雲が『メタルギアソリッド』のように、屋敷の中をこっそり歩くとしたら?あるいはサイレントヒルのように雲がモンスターになって、人間の後ろに忍び寄り、雷で怖がらせていたら?プレイヤーを雲にすることで、自分で言うのもなんですが、プレイヤーの期待を裏切る面白い方法がたくさん生まれました。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Unbound Creations もちろんあります。ゲーム中には、他のゲームや映画、ポップカルチャーへの言及がたくさんあります。様々な趣味や年齢の方に楽しんでいただけるよう、ジョークやミームもたくさん盛り込んでいます。ステージ全体が、『ゼルダ』シリーズや『メタルギアソリッド』、そして『ブロックくずし』まで、お気に入りのゲームや名作を再現しています。

そのほか、『Untitled Goose Game』『What the Golf』『Donut County』『Katamari(塊魂)』などの最近のタイトルからもインスピレーションを受けています。私自身がインスピレーションを受けたのは少し昔のタイトルで、ゲームボーイで発売された『ワリオウェア(メイド イン ワリオ)』シリーズです。

ビジュアル面では、クラフト感のあるジオラマ風のアートスタイルが、『Yoshi's Wooly World』や『Paper Mario』、ニンテンドースイッチ版『Legend of Zelda Link's Awakening(ゼルダの伝説 夢をみる島)』や 『Little Big Planet』などからインスピレーションを受けています。

最後に、作中の小さな子供がベッドタイムに物語を聞くというストーリーは、『Princess Bride』からの借り物です。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Unbound Creations 私たちはすでに自宅で仕事をすることに慣れていたので他の仕事ほど影響はありませんでした。私はゲームの展示や販促物、マーチャンダイズなど多くの計画を予定していましたが、多くのイベントがキャンセルされたため、それらをすべてカットしなければなりませんでしたが、バーチャルな業界にいて通常通りに開発を進められたのは本当に幸運なことです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Unbound Creations もちろん、私たちは、みんなが『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』をプレイし、共有するのを見るのが大好きです。その時に『レインパレード:イタズラ雲の冒険!』がニンテンドースイッチ、Xbox、Steamで発売されていることを視聴者に伝えてください。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Unbound Creations 私たちのゲームを見てくださってありがとうございます。私たちと同じように楽しんでいただければ幸いです。このゲームにはフォトモードがあります。あなたのユニークな雲の作品やおかしな状況を私たちにツイートしてください。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《HATA》
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