みだりにおちんちんを出してはいけない…チンチロ風『NKODICE』で「煩NOおちんちん」縛りプレイ【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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みだりにおちんちんを出してはいけない…チンチロ風『NKODICE』で「煩NOおちんちん」縛りプレイ【特集】

まだ『NKODICE』やってんのかというツッコミは横に置き、今回の記事では縛りプレイ(通称:煩NOおちんちん)に挑戦しました。

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みだりにおちんちんを出してはいけない…チンチロ風『NKODICE』で「煩NOおちんちん」縛りプレイ【特集】
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!!注意!!

下ネタを連想させる類のネタが一切苦手、けしからんで御座るという方が、もし何かの間違いで本記事を読み始めてしまったのなら、精神衛生的にも速やかにブラウザバックして頂けたらと存じます。ここから先はノンストップですからね……どうぞよろしくお願い申し上げます。

事の始まり

ときは今、あめが下しる、五月かな……とかなんとか詠んでたらあっという間に6月。2021年も折り返し地点。うそでしょもう後半戦なの?皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回はじわじわと人気を伸ばしつつある、チンチロリンをリスペクトしたダイスゲーム『NKODICE』をご紹介。 ksym氏による開発で2021年05月29日に、SteamにてPC(Windows)向けにリリースされています。

本作の基本的な流れは、なんてことは無い、サイコロを振って出た目で役を作る、ただそれだけです。古今東西で親しまれてきたルールがベースとなっているため、本来であれば、原稿料を頂いてまで記事にするのかと躊躇うものでしょう。

しかし、本作で使用されるサイコロは数字の代わりに「う」「お」「こ」「ち」「ま」「ん」が印字されており、役はそこから3~6文字の組み合わせによって成立します。つまるところ、皆さん大好き「うんこ」などの品性溢れるワードが役になり、「おちんちん」が最高得点となるゲームなのです。

箸が転んでもおかしいという言葉が年頃の女性を表すのであれば、うんこちんちんで喜ぶは心の男子小学生と評しても過言ではないはず。そのせいか、本作はリリース後から話題を集め、ついにはTwitterでもトレンド入りを果たすに至りました。日本は今日も平和です。

そのため、私にはどうしても『NKODICE』がただのサイコロ遊びには思えず、是か非でもここでプレイ内容を紹介しなければならないと意思を固くして編集部に掛け合いました。私は日ごろから何かとあれやりたいこれやりたいと相談を持ち掛けるタイプのライターで、懐の深い彼らはそんな私に対しても自由に記事を執筆させてくれています。

しかし時にはプロの目線で厳しい指摘を頂戴することもあるため、おそらく今更チンチロリンゲームを紹介したいんですと言ったところで、私の正気が疑われて終わるだけでしょう。ここは慎重に、言葉を選んで切り出します。

  おちんちんを出したいので、(記事を)かかせてもらえませんか?
編集部おちんちんたのしみ


GWを乗り越えられず心折れて変態に身を落としたライターという烙印が押されかけましたが、事情を説明し、そういうことであれば自由におちんちんを出し入れしても良いというお墨付きを貰いました……という設定にしようと思いましたが社会人が業務時間中に応答する内容とは思えない低俗かつ下劣な即レスでOKがでてしまいました。

おちんちん(ゲーム)でおちんぎん(原稿料)を頂いて懐が暖まる……なんと素晴らしい時代でしょうか。字面だけ見ると最低にもほどがありますが、『NKODICE』ではそれが役で、すなわち大正解。うしろめたいことは何もないので、大きな声で役を読み上げましょう。ちんこ!(発狂)

とはいえ、今回の記事は、シンプルな組み合わせから豊かな日本語表現を学ぶという意味において教育的な側面もあるかもしれません。言葉の抽象度を上げ、直接的な表現を避けることで、背後の情景をより深く表そうとする極めて文化的な遊び。それは鎌倉時代、貴族たちがこぞって雅な歌を詠んでいたことにも通じますね。京都方面に謝れ。

おちんちんを出すための作法(ルールについて)

さて、前置きが長くなってしまいましたが、さっそくおちんちんを出してまいりましょう。

本作においてプレイヤーは、最低でも3回サイコロを振り、運を天に任せて役を作りハイスコアを目指しますが、一応操作できるものがあります。それは画像右側で説明されている通りサイコロに動きを加える“ROLL”と、サイコロを投げ込む器自体を小突いて揺らす“NUDGE”という2つの操作です。

実際遊んでみて感じたのは、ROLLで勢いづいたサイコロを器から飛び出さないように調整し、NUDGEで確定しかけたサイコロの出目を変えるのが有効な戦略のようです。ただしNUDGEは使用回数が設けられており、全部使い切ってしまうと以降は文字通り手が出せなくなります。ここぞという時に使用すると良いでしょう。

作者による公式ルールにもある通り、得点は役以外に、そのカテゴリーによって異なり、またサイコロそれぞれの出目自体にも得点とカテゴリーが設定されています。さらには、成立した役によっては、サイコロを振る残り回数と同時に振る個数、NUDGEの回数が追加されるという……シンプルなようでなかなか奥深いルール。

ここから導き出されるハイスコア戦略は、とにかくサイコロを振る“残り回数”を減らさいよう役を作り続けて、そのついでにサイコロ同時個数とNUDGE回数を増やしていくというものになります。ただし役を作ろうとするあまり途中でNUDGEを使い切って、その後一切役が揃わないままゲームオーバーというのは避けたいところ。サイコロの残り回数は残機、NUDGE回数は残り体力と考えると良いでしょう。

不正なおちんちん(ありえないハイスコアが見つかる)

世の中を見渡すと、プレイヤーたちがこぞっておちんちんを出そうと必死にサイコロを振っている姿が散見されます。口をそろえて「おちんちんを出したい」だの「おちんちんが出ない」だのと躍起になっており、なかには邪道に堕ちて、おちんちんの不正使用で本来あり得ないハイスコアをたたき出した不届き者もいるようです。

おちんちんは然るべき時と場所でだすものです。誰構わずボロンボロンするようでは品位を疑われるというもの。お互いのコミュニケーションによる言葉の積み重ねの果てに神聖な時間が訪れる……NKODICEはその大切さを我々に教えてくれています。狂ってんのか。

私も当初は、ただおちんちんを出したいと思い、変態の烙印を押されかけました。しかしながら改めて感じるのは、それでは私も不正おちんちなー達(今考えた言葉)と何も変わりがありません。

おちんちん禁止

そこで今回はプレイ紹介にあたり、ハイスコアを目指しつつも、おちんちんは封印します。禁止。サイコロを煩悩の数だけ108回だけ振り、一度もおちんちんが出なければ私の勝ち。無欲の極致に至った誉れと言えましょう。鎌倉にも吉報を伝えることができます。

ただし万が一、途中でボロンしてしまったら最初からやり直しです。たとえそれが108回目前であっても最初からやりなおし。煩悩退散、絶対に出してはいけません。名付けて「煩NOおちんちん」縛り。

チャレンジおちんちん開始

第一投がいま軽やかに器へ。

カラコロカラコロちんちろりんと小気味良い音を立ててイョォ~っと現れたのは「ち」「ち」「こ」「こ」「こ」。ファンシーショップに並んでそうなゆるキャラっぽい響きですが、残念ながら役としては成り立ちません。

その後もNUDGEを混ぜつつ何度か振りましたが、結果は振るわず3回で終わってしまいました。おちんちんは出さないようにしつつも、それ以外の役を出すことで、長く続けてハイスコアを得たいところ。次はNUDGEのタイミングを考えつつ再挑戦です。

……と、思ったら出た。しかも役が2つも。

画面いっぱいに役名がババンと表示され「まァ破廉恥!」と思った方……それはそういう風に考えるから、そういう風に思えてしまうのです。これはそれぞれカテゴリーMとカテゴリーCという高得点が得られる役の並びにすぎません。ポーカーで例えるならフォーカードとフルハウスみたいなものです。

フラッシュにナニかのメタファーを感じますか?ちょっと感じますね(矛盾)……ともあれ、最小限のサイコロで複数の役が揃うというのは感動を呼ぶものです。さらにそれぞれがまるで対をなすような存在であるのは何かしらの超常的なものを感じずにはいられません。

ところで、何度かラウンドをはさみながら、自分のサイコロ振りのスキルが徐々に伸びていることに気が付きました。NUDGEを巧みに使い役を揃えて、最低でも5回、多いときは連続で10回以上振り続けたりと、なんだか楽しくなってきますね。またカメラワークのせいで、すべての出目が見えないまま確定してしまうこともあるため、見切れたサイコロの側面から、上面の出目を予測できるなど、さらなる技量向上が始まります。

こういった流れの中で、ついついハイスコアのより高みを目指そうと意識が向いてしまいますが、慌ててはいけません。私はおちんちん(最高得点)を出してはいけないのです。

そんな時、このように一瞬ドキッとする並びでこちらをビビらせる出目が揃うラウンドが頻発します。役を揃えて続けたいけれど、おちんちん禁止……意外とこの縛りはキツいものがありますね。そんなこんだでサイコロを振り続けて1時間……80回を超えたころに事件が起こりました。

あ……?

出たァ!

87回目の振りにて誉れは浜で死にました。どうせ出ないだろうと高をくくっていたら、そんな時に限って不意打ちボロンするのが僕らのきかん坊。その日、鎌倉に届けられた敵襲の文に記されていたのは蒙古ではなくおちんちんでした。

チャレンジ二回目

先ほどのラウンドは途中で切り上げて最初からやり直しです。幸いなことに実績解除の表示がなかったので、おそらくラウンド終了しない限り「おちんちんを出した」という実績カウントはされないようです。良かった……セーフ、まだいけます。

……と思いきやバッチリ記録が付いてました。設定画面に入るとおちんちんの回数とハイスコア、ワーストスコアをそれぞれ確認できるのがうらめしい。しかも新しいラウンドを開始した瞬間、実績解除のポップアップまで出てしまったのでどのみち逃げ場なし。みだりにおちんちんを出した事実とその罪は消えないのです。

おちんこでていても(GENESIS世界の特殊な極東弁)始まらないので、気を取り直しておちんちんを出さないよう108回煩悩チャレンジです。

……極めてギリギリですがセーフ判定。「お」が抜けているのでセーフ。この時すでに60回近く振り続けており、割と心臓止まりかけましたが、寸止めで何とか持ちこたえました。

順調順調。サイコロ振りにもだいぶ慣れてさらに回数が伸び始めます。そして……、

このラウンドを以て、113回の振りで一度もおちんちんを出さず煩悩を追い払うことができました。失敗した前半と合わせてちょうど200回、2時間半くらいずっとサイコロを振り続けた狂気のチャレンジがいま終わりました。

おわりに

途中不慮の事故でおちんちんが出てしまい一瞬冷静になった時最初に呟いた言葉は「私は一体ナニをしているのだろうか?」でした。おそらく編集部の間でも同様の言葉がささやかれていることでしょう。

しかしながら、こうして記事を書き終えて改めて振り返るとこう思わずにはいられません。私は一体ナニをしていたのだろうか?

おまけ

サイコロ振りの魅力に取りつかれ正気を失った方々に朗報です。本作は、FREE ROLLとAUTO PLAYモードも用意されており、前者は振り回数無制限で遊び続けることが可能で、後者はコンピュータが全て自動で進めてくれます。この記事を書いている間、サブモニタでずっとスクリーンセーバーよろしく流し続けましたが、なかなかどうしておちつくヒーリング効果溢れるおちんちんでした。

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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