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【吉田輝和の絵日記】主人公は鉄仮面?新しさと“シリーズらしさ”が共存するJRPG『テイルズ オブ アライズ』

今回は『テイルズ オブ』飯も作ってます。

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【吉田輝和の絵日記】主人公は鉄仮面?新しさと“シリーズらしさ”が共存するJRPG『テイルズ オブ アライズ』
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皆さんは「いのまた派」ですか?それとも「藤島派」ですか?

僕は……

どっちも良いよね!

 

今回はバンダイナムコエンターテインメントが贈るPS5向けソフト『テイルズ オブ アライズ』です。本作は、惑星ダナを支配するレナの人々と、その支配を断ち切ろうとするダナの人々との戦いを描いたRPGです。

『テイルズ オブ』シリーズといえば、いのまたむつみ氏もしくは藤島康介氏によるキャラクターデザインが印象的でしたが、本作ではバンダイナムコスタジオの岩本稔氏が担当しています。さらに、これまでアニメっぽさがあったグラフィックもリアルな水彩画調に。このようにシリーズに新風を巻き起こす様々な変化が起きており、僕も驚いています!

主人公は……鉄仮面!?

隣り合うふたつの星、ダナとレナ……。

300年前、ダナは高度な魔法や科学技術が発達したレナから侵攻を受け、ダナの大地はレナに支配される。それ以来、ダナの人々は奴隷として扱われ、終わりのない労役を課せられ続けるのだった。

奴隷として働かされる一人の少年が、今まさにレナの兵士に打ち据えられようとしていた。

その少年の危機を救ったのは……そう、本作の主人公……

て、鉄仮面!?

 

主人公は記憶を失っていて自分の名前を覚えていない上、頭にはめられた鉄仮面は外せないようだ。そのため周りからは「鉄仮面」と呼ばれている。

レナの兵士にも、助けた少年にさえも鉄仮面呼ばわりされている。いじられ系のあだ名みたいでちょっと胸が痛い。

ステータス画面にもキャラクター名として「鉄仮面」と書かれていることから、自らも鉄仮面と名乗っているのだろうか……って、主人公を拾ってくれた人が「本当の名前があるってことを忘れないように」とあえて鉄仮面と名付けたらしい。

思いのほか良い話だった……!

鉄仮面の奴隷としての日常は、レナ人でありながらレナの兵隊に捕らえられていたシオンとの出会いにより終わりを迎える。

シオンは、本人の意志に関係なく、触れた者に激痛をもたらす力を有していた。

しかし彼女自身はその力を呪いだと言う……。

鉄仮面は成り行きからシオンと行動を共にすることになる。こうして彼らの長い旅が始まったのだった。

見た目は変わっても『テイルズ オブ』らしさは健在

フィールドはエリアごとに区切られている。崖の上に登れるなど立体的に作られているので探索のし甲斐があるな。特定の場所にアイテムの採取ポイントがあるので、収集癖のある僕は大歓喜だ!

徘徊している敵と接触するとバトルが始まる。つまりシンボルエンカウント式だ。

R1ボタンで通常攻撃、✕、△、□ボタンで術技が発動可能。

敵の攻撃をタイミングよく回避すれば反撃のチャンスが生まれるジャスト回避システムもあり、これまでのシリーズよりアクション性が増している。

本作をプレイしていると、これまでのシリーズにはない新要素がたくさんあって「ガラリと変わったな……」とどこか寂しい気持ちもあった。

しかし、魔神剣や秋沙雨といったシリーズおなじみの技で、仲間と連携してガシガシとコンボを決める爽快感は健在だ!

さらに本作では、戦闘中の仲間の行動パターンがかなり詳細に設定できる。自分のプレイスタイルや戦う強敵に合わせて作戦を構築するのは楽しそうだ。

しかし……面倒くさくなってデフォルトで設定されている「バランスよく戦え」に落ち着いてしまいがち……。

鉄仮面の奴隷から戦士へ。見た目も変更可能!

鉄仮面は、これまで主人公らしくない出で立ちをしていたが、ストーリーが進むと鉄仮面が砕けて素顔があらわになる。

その素顔は端正な顔立ちの青年だ。

やっぱり素顔はイケメンであるべきだな。おっさんだとがっかりしちゃうもんね……。

また、衣装や武器スキンはストーリーが進むにつれて増えていく。最初はボロ布の服を着ていた主人公も格好良い鎧に身を包む……のだが、そのままボロ布の服を着続けることも可能だ。

僕は、鉄仮面のボロ布の服が気に入っているのでそのまま使っているが、女の子のキャラクターにはしっかりとオシャレをさせている。シオンは真紅のドレスアーマーがよく似合うな!

衣装以外にもアタッチメントが装着出来る。こちらは猫耳や変なメガネなどお遊び要素が強いアイテムが多い。

僕のお気に入りアタッチメントは笑い眼鏡だ。

これをかければどんな緊迫したイベントでもほっこりしてしまう!

新しく仲間になったキャラクターにも「これが仲間の証だよ……」と言わんばかりに笑い眼鏡をかけさせている。

『テイルズ オブ』飯を実際に作ってみた!

フィールド上に設置されている野営地ではキャンプが出来る。

野営のメニューには、休んで料理を作る「休憩」と、ムービーやイベントが再度見られる「思い返す」と並び、なぜかDLCの購入ページに飛ぶ項目もある。

キャンプと言えば料理!思い出話!そしてDLCだよな!」と言わんばかりにメニューに並んでいるのは違和感しか無いが……まあそっとしておいておこう。

料理といえばシリーズの定番システム。

料理を食べるとステータスアップや獲得経験値が増加するなどの効果が得られる。

僕のお気に入りは、サーモンと野菜を牛乳で煮込んだ、シチューのようなフィンランド料理「ロヒケイット」だ。敵が落とすアイテム数をアップさせる効果を持つのだが、単純に美味しそうだったからよく作っていた。

聞き慣れない名前の料理だが、実に美味そうなビジュアルで、作るたびに「食いてえなあ」と思っていた……

ので!実際に作ってみたぞ!

 

ざっくり切った野菜とサーモンを煮込むだけなので、あっという間に完成!

牛乳で煮込んでいるので野菜もサーモンもまろやかな味わい。美味い……。

僕は食事の際に「肉料理はSTRが増加しそうだな」とか「この料理はDEFが上がりそう」とか、料理のステータスアップ効果を考えながら食べることがよくある。ロヒケイットの効果は言わずもがなゲームと同じ「敵が落とすアイテム数の増加」だろう。

でも……現実世界には倒してもいい敵ってなかなか居ないよね。逮捕されちゃうから……。



クリア時間は50時間ほどでした。

ストーリーは、鉄仮面とシオンとの出会いから始まる王道のボーイミーツガールものですが、僕がバイオレンスなゲームばっかりプレイしているせいか、逆に王道が新鮮に感じました。これまでのシリーズと比べてアクション性が強くなったバトルは爽快感があり、単調なレベル上げも楽しみながら行えました。

正直なところプレイ前は、色々な要素が変わっていて「これって『テイルズ オブ』シリーズなのか?」と思っていました。どこに『テイルズ オブ』らしさを感じるかは人それぞれですが、僕はシリーズお馴染みの技でコンボがガシガシ入るバトルと、旅の途中での仲間との会話に「らしさ」を求めていたようで、それが本作には紛れもなくありました!

『テイルズ オブ アライズ』はPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series S|X/PCを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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