メディア・インフルエンサー向けの会場展示と、オンラインイベントの2段構えで行われる「東京ゲームショウ2021 オンライン」。会場では、Weird Beluga Studioが開発し、Koch Mediaが販売する見下ろしシューティング『Clid The Snail』が出展されていました。本記事では会場からのプレイレポをお伝えしていきます。
『Clid The Snail』とは
『Clid the Snail』は、2021年後半に発売予定の見下ろしシューティングゲームです。第6回PlayStation Talents Programに選ばれており、期待の大きいインディーゲームと言えます。開発するWeird Beluga Studioはマドリードを拠点にしたビデオゲーム開発会社で、2019年に大学で友人だった5人によって設立されました。
それでは、早速プレイしていきましょう。
まず印象的なのがそのビジュアル。なんと主人公は、銃や手榴弾で戦うカタツムリ(Snail)なのです。このビジュアルだけで惹かれるものがありますね。主人公のクリッドには、蛍のベルという忠実でおしゃべりな仲間がいます。ゲーム的には光輝く蛍のベルが灯りの代わりになっており、暗い画面でも分かりやすくなっています。
操作は標準的な見下ろしシューティングと同様で、左スティックで移動しつつ、右スティックで銃の狙いをつけ、L2を押すと照準をアシストしてくれます。
今回戦えた敵はナメクジやハエ。ナメクジは単純に殴ってくるタイプから魔術師的なものまで、様々なバリエーションがあるようです。少しグロテスクですが、全体的にカリカチュアライズされたデザインで、「うへぇ」となるようなタイプのグロテスクさではありませんでした。
ゲームを少し進めると人間の骨やライターの残骸、指輪の箱なども登場します。ベル曰く、「絶滅しちゃったなんて信じられない」とのこと。『ピクミン』や『バイオミュータント』などの世界観が好きな方にとっては、垂涎の作品となりそうです。
また、大型のボス敵もいるようで、今回は地中から顔を出しながら攻撃してくるボスと戦いました。
さらにゲームを進めると沼地、砂漠、山、島など様々なロケーションも登場するようです。カタツムリらしく自身の殻を強化する要素や、使用する銃器の変更などの要素も有る本作。筆者のプレイした限りでは動作も安定しており、期待できそうな作品でした。
『Clid the Snail』はPS4向けに配信中。Steam向けには2021年後半の発売予定です。現在はSteamストアページで日本語にも対応したデモ版が配信されています。
※UPDATE(2021/10/2 16:20):配信プラットフォームに関する記述を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。