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独自システムと魅力的なキャラクターでロボットSRPGに新境地を拓く『Relayer』プレイレポ【TGS 2021】

全く新しいロボットSRPGとして期待が持てる作品です!

連載・特集 プレイレポート
独自システムと魅力的なキャラクターでロボットSRPGに新境地を拓く『Relayer』プレイレポ【TGS 2021】
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メディア・インフルエンサー向けの会場展示と、オンラインイベントの2段構えで行われた「東京ゲームショウ2021 オンライン」。会場ではハピネットブースにて、角川ゲームスの新作ロボットシミュレーションRPG『Relayer(リレイヤー)』が出展されていました。本記事では会場からのプレイレポをお伝えしていきます。


本作は宇宙に進出した人類と、「リレイヤー」と呼ばれる謎の地球外生命体との闘いを描くシミュレーションRPG作品。パンフレットによれば、特殊能力が覚醒した主人公の少女「テラ」を中心に星×メカ×ギリシャ神話の要素を組み合わせた壮大な物語となるようです。

今回のプレイレポでは、会場で試遊できた「TGS 2021特別エリア」のステージを戦闘システムと併せてお伝えしていきます。ただ、ストーリーは体験ステージではほとんど分からなかったものの、優れたキャラクターデザインや興味深い世界観など楽しみな要素が多いので、会場で頂いたパンフレットを中心にストーリーに関してもお伝えしていきます。

『Relayer』の戦闘システム

『Relayer』はマス目状に区切られたマップを見下ろしながらユニットを操作するシミュレーションRPG。ユニットである「ステラギア」は対リレイヤーの特殊機動兵器で、アサルト、タンク、スナイプ、スカウトの4種類が存在しており、それぞれ得意とする役割が異なります。

戦闘のカットシーンは、敵を攻撃した場合と敵から攻撃される場合に移行。全ての武器カスタマイズに応じてカットシーンが収録されるほか、片手剣対片手剣といった、敵と味方の武器の組み合わせに応じても特別なカットシーンが楽しめます。設定画面ではカットシーンの速度や省略も選べ、ユーザビリティもバッチリです。

敵を攻撃する場合は敵の射程と同じだと反撃を受けてしまいます。そのため、敵の射程を把握しつつ、相性に合わせてステラギアを操作するのが肝要。プレイした感じでは、敵の攻撃も味方の攻撃も一撃がかなり重く、集中攻撃を受ければ簡単に沈んでしまいそうでした。シビアで尖った、これが「俺のSRPG」という雰囲気は好印象です。

さて、ここまで読まれた読者は本作と類似したゲームとして、『ファイアーエムブレム』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズを想起したのではないでしょうか。確かにそれらゲームから影響を受けていることは間違いないでしょうが、本作独自の要素として「ヘイト」のシステムが挙げられます。

「ヘイト」は敵から狙われやすくなる値のことで、タンクタイプは自身のヘイトを高めるスキルを持っています。防御力の高いステラギアに攻撃を集中させつつ、他の機体で攻め込むといった戦闘が楽しめそうです。ただ、体験プレイ時にはタンクタイプでも集中砲火を浴びると耐久度が怖いぐらい減りました。支援できる機体を割り振るなど、奥深い戦術性を予感させられます。

また、味方との連携が重要になる「バックスタブ」と「オーバーキル」といった連携攻撃も存在。近接武器を装備した状態で挟み込んだ場合などで発動し、連携して敵を攻撃できます。

「スキル」の要素もあります。スキルには自動で発動するパッシブスキルとSPを使って使用するアクティブスキルの2種類があり、強力な攻撃、回復、防御などが存在します。先述したタンクタイプが自身のヘイトを高める行動も、このスキルに含まれていました。

ステラギアのタイプ別にある必殺技の要素も。範囲内の敵を全員攻撃できる必殺技はゲージを溜めることで発動でき、ゲージは敵への攻撃や敵からの被弾時に溜まっていきます。

キャラクターの育成

育成は、「スターキューブ」というシステムにて行なわれます。開発者曰く「某RPGのスフィア盤ですね」とのこと。育成ツリーをジョブポイント(JP)にて解放し、盤を進めていくことで能力が上昇します。

期待大の魅力的な世界観

パンフレットより

さて、ここまでは『Relayer』の戦闘や育成といったシステム面の解説をしてきましたが、本作の魅力はその世界観にもあります。基本構造はリレイヤーとの戦いになるわけですが、複数の勢力が相互に影響しあう世界観には興味がそそられます。

対リレイヤーの特殊機動兵器ステラギアのデザインも魅力的です。

パンフレットには同じ文量のキャラクターがさらに16人も存在した

キャラクターデザインも流行の先端である、輪郭を「線」ではなく「色」で塗るイラストとなっており、フワッとした絵柄ながらもリッチさを感じます。キャラクターデザインは社内の女性デザイナーが担当しているとのことですが、個人的に非常に好みの絵柄です。

ストーリーが進むと、画像のように艦内でのイベントが楽しめます。登場人物は仲間だけでも24人と多く、彼らがどのような物語を紡ぐのか今から楽しみです。


以上、『Relayer』のプレイレポをお伝えしました。本作のバトルシステムは長い歴史のなかで確立されたSRPGの形式を用いつつ、新たな要素を加えることで奥深い戦略性を目指しており、好印象でした。アニメーションの豊富さも、SRPGとしてしっかり作られていることが分かります。

ストーリーやキャラクターデザインも一目見て「もっと知りたい」と思わせられる出来であり、発売日が待ち遠しくなりました。

『Relayer』は、PS4/PS5向けに2022年2月17日の発売予定です。

《大塩》
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