!注意!本記事にはネタバレが含まれています。閲覧にはご注意ください。
突然ですが、僕は『ときめきメモリアル』が大好きです!
中学生のころから、様々なハードで発売された移植版にパズルゲーム、発汗や心拍数を計るセンサーがついたアーケード版などの作品をプレイしてきました。
今回は、そんな僕の薄暗い青春時代を彩ってくれた『ときメモ』シリーズの最新作『ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart』。タイトルからもわかる通り『Girl’s Side』は女性を主人公とした乙女ゲーシリーズです。
本作の発売一ヶ月前、昔買ったゲームソフトの福袋に入っていた『ときめきメモリアル Girl's Side』をなんとなくプレイしたところ、恋愛シミュレーションですっかり少なくなった「パラメーターを上げ、デートを重ねて異性と結ばれる」システムだったこともあり、懐かしさもあって中年男性の僕でもガッツリ楽しめちゃいました。
自分の中に潜む小さな乙女を発見したおじさんが『ときめきメモリアル Girl's Side』シリーズ最新作に挑みます!
今日から吉田おじさん(38歳)はJKだ!
まずはプロフィールを入力する。自分が乙女ではなくおじさんである自覚を持つため、名前は「吉田おじさん」にした。
名字が吉田で名前がおじさんだ。
主人公の吉田おじさんは、今日から名門はばたき学園に通う高校1年生の女の子。
家を出て早々に出会ったのは風真玲太くん。かつて主人公に思いを寄せていた幼馴染だ。
公式サイトでは一番最初に紹介されていたので、初代『ときメモ』でいうところの藤崎詩織ポジションだろう。
正統派のイケメン王子様だな。うっとり……。
入学式を終えて教室に向かうと、新たな攻略対象が登場した。作業服を着ていたため、生徒からは電気工事士と間違えられていたが、僕らのクラス担任の御影先生だ。
生徒と距離感の近い教師で頼りがいもありそうだ。うっとり……。
公式サイトをみると、色んなタイプのイケメンキャラクターが9人紹介されていた。
ちなみに僕は、恋愛ゲームではおとなしめな性格や真面目なキャラクターが好きで、他人の迷惑を気にしないワガママなキャラクターは苦手だ……なんて書いてて気付いたんだけど、最初は「ワガママで自分勝手なヤツ!」と嫌いつつも、相手の意外な一面を見て徐々に惹かれていくヒロインみたいな言い草になってしまった……。
しかも結構チョロい系のヒロイン……!
イケメンと出会うために自分を磨け!
これから始まる3年間の高校生活においての目的は、意中の男性と結ばれることだ。
これまでに登場した風真くんや御影先生以外にも攻略対象が存在する。
各攻略対象と出会うためには条件があり、指定パラメーターを上げる必要があるのだ。
勉強や運動、オシャレ磨き、流行のチェックなどの行動コマンドがあり、選んだ項目によってパラメーターが上昇する。
まずは攻略対象をどんどん登場させるためにも満遍なくパラメーターを上げるのがいいだろうな。
彼は運動のパラメーターを上げると登場する颯砂希くん。陸上十種競技(デカスロン)で完全優勝する夢を抱いている。ワンちゃんと一緒に海辺を走ってトレーニングをする爽やかスポーツマンだ。
彼は本多行くんだ。はばたき市のクイズ王で、その称号に違わぬ知識を有している。巷では物知りお兄さんとして有名で、書店でアルバイトをしているぞ。
僕と同じ女の子の花椿みちる・ひかるの双子の姉妹は、攻略対象からの評価や情報を教えてくれる。
初代『ときメモ」でいうところの早乙女好雄のポジションだ。
このふたりは男性の攻略対象と同じように、遊びに誘ったり一緒に食事をしたりして友情を深められる。
ていうか飯の量、多っ!
麻婆豆腐も焼きそばも3人前くらいありそうなんだけど……はばたき学園の学食はどうなってるんだ。
休日はパラメーターの向上だけではなく、攻略対象や友人に電話をかけたり、ショッピングに出かけたり出来る。
購入した服は、自宅でお着替え可能だ。服には属性や暖かさが設定されており、色んな組み合わせが楽しめる。意中の男性が好きそうなコーディネートを見つけねば。
なお現実の僕はオシャレの概念すらなく、猫柄のシャツばっかり着ているぞ!
狙いを定めて意中の男子に急接近!
好みの男性を見つけたら猛アタック!
僕が一番ビビッと来たのは御影先生だ。牛柄のヘルメットでバイクに跨る姿にやられてしまった。
御影先生はたびたび課外授業を提案してくれるので、これには毎回必ず参加する!
イベントでは、選択肢によって好感度が変動するので慎重に選ばねば……。花椿姉妹からの情報や、これまでの会話から得た対象の性格を分析し、的確な選択をする。
他にも、対象の頭や目元にカーソルを合わせてボタンを押すことで様々なスキンシップが出来る。
僕は基本的にTVモードでプレイしているが、この時ばかりは画面タッチ機能がある携帯モードでプレイする!
ちなみにスキンシップについては、過去作にも登場した氷室教頭が真面目な顔でレクチャーしてくれるぞ!
……って階段の踊り場なんかで教師と生徒がする会話じゃないだろ。
課外授業や誕生日イベントで仲を深めると、こっそり2人きりのデートに誘ってくれる。
意味はよくわからないけど、良い感じの言葉をいただきました!あざっす!
御影先生のことは「せんせぇ」と呼び、僕のことは「おじさん」と下の名前で呼んでくれる関係になった。
せんせぇ好みの女の子になるために勉強も頑張った。オシャレも磨いた。流行もばっちり。気配りだって運動だって完璧だ。
意中の相手の好みがわからなくて手当り次第にパラメーターを上げた私を……ワタシヲ、ミテ……セン……セェ……。
……こうしてパラメーターモンスターが生まれたのであった。
結局、誰とも結ばれずに「バイトばっかの高校生活だったな」とひとりごちる悲しいエンディングを迎えた。
一周のクリア時間は、ボイスなどスキップせずにプレイして8時間ほどでした。悲しみのボッチEDのあとに改めて御影せんせぇを攻略し、現在は5周目が終わったところです。累計30時間以上はプレイしていると思います。
最初は僕が好きな『ときメモ』のシステムだから楽しめていたと思っていたのですが、いつの間にかおじさんの中に乙女心が芽生え、純粋に1本のゲームとしてハマっていました。
ただ、バックログ機能がなかったりUIが古臭かったりと、システム的な部分で不便さを感じることがありました。
特に、着替えや設定画面を開いて1つ前の画面に戻る際に、いちいち「ルームへ」ボタンを選択する必要があったのは少しストレスでしたね。携帯モードなら画面をタッチするだけですむので、本作のプレイは携帯モードがおすすめです。
個性豊かな登場キャラクターはみんな良い子揃いで、自分の子供でもおかしくない年齢の男の子たちにすっかり夢中になり、スクリーンショットを撮りまくっていました。
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