ゲーマーに問う「センシとエイム」。永久に答えは出ない問題を様々な面から議論する【年末年始特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ゲーマーに問う「センシとエイム」。永久に答えは出ない問題を様々な面から議論する【年末年始特集】

「いいところもわるいところもあるよね!」それで終わらせたら…面白くねぇよなぁ!?ということで議論してきました。

連載・特集 特集
ゲーマーに問う「センシとエイム」。永久に答えは出ない問題を様々な面から議論する【年末年始特集】
  • ゲーマーに問う「センシとエイム」。永久に答えは出ない問題を様々な面から議論する【年末年始特集】

FPSゲームの「センシ」。一般的には「マウスを一定量動かした際、どれだけ視界が移動するか」と定義されていますが、そのセンシにはマウスの移動量が多い「ロー」から移動量が少ない「ハイ」まで、様々なカテゴリが存在します。

それぞれメリット、デメリットが存在すると言われ、永遠に答えの出ない議論が今もPCゲーマー間で交わされています。

本企画はそんな「センシ」問題を、Game*Sparkで執筆しているライター陣の中でも「FPS」のプレイヤーが様々な角度から徹底議論。単純な「良し悪し」ではない、それぞれの魅力や課題を語り尽くす特別企画です。

今回のメンバー

kuma
FPS歴約18年。『Counter-Strike: Source』で国内トップチーム所属、優勝経験を持ち、PUBGではIGLを担っていた過去を持つ猛者。最近は競技シーンから離れている。
センシは基本「スーパーローセンシ」。振り向きは約23~35cm程度。

岡野
FPSは10年前ほどに始め、2年ほど前からPCへ移行。全人類に『レインボーシックス シージ』を履修してほしいらしいが、実はとある悩みを抱えるミステリアスボーイ。
センシは基本「ローセンシ」。どのゲームでも20cm以上を基本にしているとのこと。

8月
2年ほど前にPCを購入、FPSを開始した経歴を持つ。センシがとにかく定まらないのが悩みで、日々、格闘中。
センシは「スーパーハイセンシ」。基本的に8cm程度で固定している。ひとまず、このセンシになって2ヵ月が経過した。

夜空イチ
Vtuberとして活動しつつ、Game*Sparkでライターとして携わっている。
センシは「ウルトラハイセンシ」。振り向きは約3cm程度。

夏上シキ
フリーライター。体は酒と肝臓で出来ていると信じている。
センシは「ミドル~ウルトラハイ」まで、ゲームによって幅広く変わる。

「なぜそのセンシになったのか」

ーー「ゲーマーの数だけセンシがあり、センシの数だけ物語があり、物語の数だけゲーマーの財布は薄くなる」

夏上シキ(以下、夏上):今日はお集まりいただいてありがとうございます。まずは「なぜ、今使っているセンシになったか」をお話できればなと。

岡野氏(以下、岡野): 『レインボーシックス シージ』『VALORANT』などの競技性の高いタイトルをメインに遊んでいるので、安定性を求めてローセンシになった感じです。元はハイセンシだったんですが徐々に下げて…という。

8月氏(以下、8月):FPSゲームの開始以降、色々と手探りしている状況で、現在はスーパーハイセンシです。主にプレイするタイトルは『Apex Legends』ですが、最近『VALORANT』を始めました。マウスは使い分けています(後述)。

kuma氏(以下、kuma):現在は様々なゲームをプレイしていますが、元は競技勢だったので、とにかく安定性を求めてローセンシです。『Apex Legends』などの周囲をよく見るゲームでは23cm、『VALORANT』などのゲームでは35cmを基準にしています。

夜空イチ氏(以下、夜空):Vtuber仲間からFPSを薦められて『Apex Legends』をプレイ開始以降、どんどんセンシが上がって現在のセンシ(約3cm)です。

岡野/kuma:凄いな(笑)

夜空:『Apex Legends』以外のFPSは触らないので、特に困ってはいないですね。ゲーム以外の日常生活のマウス操作の感じでFPSをやると…これくらいになるんです。ローにするのが少し怖いです。

夏上:今のセンシゆえの悩みとかってあります?

8月:「速度が速い状態で動かすとフリックが止まらずにズレる」ですね。狙った場所で止まらず、滑ってしまうことが割とあります。ミドルとかローで練習していた時にはなかった感覚です。

kuma:正直、あまり悩みはないですね。腕自体を動かすゆえの安定感を求めているので。ただ、ゲームによっては「ゲーム内の低感度が足りなくて」っていう場合はあります。内部がセンシ高めに作られているゲームだと、そもそも、マウスのDPIを下げる必要が出てきてしまったりとか。

夏上:凄いな。ハイセンシだとありえない感覚だ。そもそも皆さんマウス自体のDPIってどの程度ですか?

  • 岡野:600

  • kuma:800

  • 8月:1500

  • 夏上:2000

  • 夜空:3000
    (単位はDPI)

夏上:おお…。なんかこの時点で方向性が見える。ゲーム内の感度を上げたり下げたりというよりも「マウス自体のDPI」が影響しているように見受けられますね。手の大きさとかってどうですか?

岡野/kuma:大きめだと思います。

8月/夜空:一般的なサイズかな。

夏上:手のサイズの関連性はそこまでなさそうですね。私は超大きい手でハイセンシなので。やや「ローの手が大きい」傾向が出てますが。

kuma:そうですね。手の大きさはあまり関係ないかもしれない。ちょっと質問なんですけど、「マウス自体のDPIが上がった時のブレ」みたいなのって気にしたことあります?センサーの話になるんですが。

岡野:正直、そこまでないです。逆に体感したことってあります?

kuma:明らかに感じたかってなると微妙だけど…。一応、あります。高DPIにしてゲーム内の感度を落とした時、ちょっとしか動かしていないのに「飛んだ」ことがあって。最近のデバイスじゃなくて、かなり昔の話ですけどね。

夏上:「マウスのDPIを上げてゲーム内の感度を下げた方がいい」みたいな話も、割と頻繁に耳にしますよね。実際どうなのかって分からないんですが…。

「デバイス」

ーー「デバイス…?恐ろしいものに手を出すんじゃない!そこは沼だぞ!」

夏上:デバイス(光学センサー)の進化によって「そもそもの高DPI」が使えるようになった節はあるかもしれない。というか、マウスパッドも昔から考えると変わりましたよね。

kuma:今だと何を使われてます?

夏上:SteelSeriesの「QcK EDGE」ですね。淵が切りっぱなしじゃない、ステッチ加工されているタイプ。サイズは腕ごと乗せられるL(450×400)。布製ですね。

夜空:型番は忘れてしまいましたが、SteelSeriesの製品です。布製です。

岡野:Razerの「Gigantus V2」です。サイズはMで、サイズは360×275の布製です。

8月:Logicoolの「G640r」ですね。サイズは460×400。布製です。

kuma:僕はSteelSeriesの「QcK+」のLサイズ。450×400mmのサイズなので、実際に動かすことを考えると35cmくらいの振り向きになるんです。マウスパットの大きさがあれば、まだ更にローにするかもしれない。

夏上:今も昔も現役のプロゲーマーって大体ローとか、高くてミッドとかの選手が多い気がするんですよ。やっぱり安定性を求めてのことなんでしょうけど。

kuma:それはあります。やっぱり大会って緊張するんで、ミスを少しでも物理的に減らしたい。ワンミスが響くので。

夜空:確かにウルトラハイだとメンタルがエイムに響きますね…。

夏上:聞いたお話の中では、過去も含めると、今日のメンバーの中では私が一番ハイセンシだった可能性が高いな。昔…振り向きが1cmあるかないかくらいで『レインボーシックス シージ』をプレイしていたんですけど。

岡野:振り向き1cm未満で『レインボーシックス シージ』は常軌を逸してませんか?(笑)。

夏上:トラックボーラーなんですよ。ずっとトラックボールマウスを使ってて。なんならFPSもトラックボールで遊んでいたんですが、流石に限界を感じたので光学マウスを買いました。なので「マウス自体を動かす」ことが、そもそもありえないっていうか。

一同:おお。なるほどなぁ…。

夏上:トラックボールって大体の機種が親指でボールを転がしてカーソルを操作する仕組みなんですけど、その感覚を光学マウスに移すと「意思を伝えれば動く。なんならマウスは動かなくていいから、微妙な力を感知して動作してほしい」ってなるんですよ。

岡野:別次元すぎる…。でも変えたんですか。

夏上:とにかく安定しないんです。安定しないというよりも、全てが不確定要素になってしまう。メンタルも勿論なんですけど、汚れ、湿度、温度とかで、とにかく全部変わる。なので、今は落としたんです。低い方が確実に「安定度」は増します

kuma:安定度は上がりますね。あとは「滑るけど止まらないマウスパッド」「滑らないけど止まるマウスパッド」とかの話になってくる気がする。

岡野:もうなんでもありますよね。布とプラスチックは無論で、金属、ガラス…。「ハイセンシはハード」なんて言われるけど、もはや宗教に近いでしょ(笑)

一同:分かる(笑)。

夏上:これは経験談ですが、そこそこのハイセンシならいいですけど、スーパーとかウルトラになると「ハードだと止まらなく」なります。

kuma:完全に好みの問題ですよね。選手時代、僕はマウスの底に滑りを良くするソールを着けて、ハードパッドでやってたんですけど、お互いが擦れてゴリゴリ削れる(笑)今みたいに布が主流になる前「ソールは削れるもの」だったんで。

岡野:すげぇ。知らなかった…。

kuma:なんで滑りを良くする意味合いと「本体の身代わり」みたいな感じで、ソールだけ買ってたっていう。もちろん、マウスパッドも削れるんで、よく使ってる部分がテカテカになってくる。それで「頃合いだな」って買い換えるんです。

夏上:歴史の生き証人すぎる(笑)。ただ、布って徐々に劣化していくんで、1年に1回くらい新品のパッドに買い換えた時って驚きますよね。「ウソだろ、新品ってこんなザラザラだったのかよ」って。

kuma:「ザラザラだなぁ」から「ツルツル」になるまでの時間が布って長いから、気づかないんですよね。劣化していくのに慣れちゃうから、痛んでるのに気づけない(笑)。

夏上:ハイセンシだと普段から動かしている中央だけ「ツルって」くるんですよね(笑)。ローセンシの方だと全般的に「ツルる」のかなって思うんですが。

岡野/kuma:全体的に「ツルり」ます(笑)

夜空:今の話を聞いていて思ったんですが、マウスパッドって値段と性能は比例していくものなんですかね?安定感っていうのかな。

kuma:比例はしないんじゃないかな

夏上:比例はしないけど、耐久性は割と変わるかも。最初に使ってた、とある製品は半年もせずにダメになりました。露骨に性能の変化を感じましたね。今使ってる「QcK EDGE」は洗ってもヘタラないし、その点は本当に優秀。使い心地は結局、個人の好みだと思うけど、耐久性能は物によって変わるかなと。

夜空:なるほど…。皆さんマウスってなにを使ってます? 僕はV仲間からオススメされたSteelSeriesの「Rival310」を使っているんです。

8月:Logicoolの「GPRO WIRELESS」「G502 LIGHTSPEED WIRELESS」を使ってます。「G PRO」に関してはプロが多く使っているからという理由で。「G502」に関しては重量級のマウスを試したいという理由で。ですね。

kuma:同じくLogicoolの「G703」です。ひたすらネット通販でポチって試している感じ。店頭だと長時間は使えないじゃないですか。結局は買って試すしかないかなと、試行錯誤していますね。

岡野:Razerの「Viper 8K」です。秋葉原に「GALLERIA esports Lounge」ってあるじゃないですか。あそこで片っ端から試して、フィーリングにしっくりくるのを買った感じです。

夏上:私がLogicoolの「G502 Proteus Spectrum」(最新モデルであるG502 HEROの旧世代モデル)なので、Logicoolが多めという結果になりました。

kuma:1人くらい超軽量マウス使ってる人いるのかなって思ったんだけど。意外といないんだなぁ。最近、製品がかなり増えてるし、流行なのかなって。

夏上:確かに。ハニカム状に肉抜きされてる「ワンナイト仕様」みたいなやつ。

kuma:周囲だと使っていない人が多いんですけど、少ないながらも使ってる人からは「手垢が溜まって掃除が面倒くさい」って聞いてます。ユーザーとしては気になる点だよね。

岡野:しかも今のゲーミングマウスって「簡単にバラせない」じゃないですか。ソールの部分でネジ隠されてたりとか…。そういうところを解決した「掃除が簡単な」超軽量肉抜きマウスが出たら気になりますね。ところで、夏上さんはなぜG502なんですか?

夏上:「かっけぇ」。以上です。

一同:それは理由としていいのか?(笑)。

夏上:また後で少し話させてもらえればと思いますが、手の大きさ的な問題です。それと外見が好き。本当に気に入っているマウスなので、終売になったらPCゲームをやめると思います。

岡野:実は僕も「G502」を使ってた時期があったんですよ。ただ、とにかく重いマウスなのでローセンシにはキツすぎて

kuma:僕はこれでぶん回してました時期がありましたね。岡野さん以上のローセンシですけど。

岡野:ヤバすぎる(笑)。やはり筋肉は全てを解決するのか…?

kuma:そんなことないですよ。ただ、右腕は太い

夏上:やっぱ筋肉じゃねぇか(笑)。そう考えると「G502」を経由している人って多いんですかね。ここでもユーザーが既に4人いる。

kuma:Logicoolっていうメーカーのパワーもあるし、とりあえず外見に惹かれて買う人は多いんじゃないかな。実際に手に合うかはともかくですけど。

夏上:使う人を確実に選ぶマウスなのは間違いないです。ただ「ハマれば」最高のマウスなのも間違いない。ちょっと話が変わりますけど、江戸時代に現役生活21年生涯戦績が勝率.962っていう完全に異能力者の「雷電 爲右エ門」っていう史上最強の力士が実在して、その手形が残っているんですけど、長さが23.3cmあるらしく。私の手の大きさとかなり近いんですね。

岡野:強い。爲右エ門とタメ張れるのか…。

夏上:「G502」を使ったことがある人は分かると思うんですが、かなり大きいマウスじゃないですか。長さもあるし、膨らみもあるし。あれが手だけですっぽり隠れます。

一同:デカすぎんだろ(笑)。

8月:じゃあ逆に小さいマウスとか使えない…?自分が使ってる「G PRO」とか。

kuma:「G PRO」は小さめだもんね。

夏上:使えないことはないけど、かなり使いにくいです。サイズが小さければ小さいほど持ち方が制限されてしまうので…。あ、そろそろ持ち方の話、しませんか?


《夏上シキ》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top