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これは期待大! 全貌明らかとなった『グランツーリスモ7』の新要素・注目点まとめ

25年の集大成『グランツーリスモ7』の全貌が明らかに!

家庭用ゲーム PS5
これは期待大! 全貌明らかとなった『グランツーリスモ7』の新要素・注目点まとめ
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これまでリアルなドライブシミュレーターとしてカーゲームの先頭を走り続けてきたグランツーリスモ。その新作となる『グランツーリスモ7(以下「GT7」)』が、いよいよ2022年3月4日に発売されます。GT7は、PS4/PS5に対応していますが、PS5の機能によって、より豊かなクルマの表現が可能となったそうです。発売に先駆けて、グランツーリスモ シリーズプロデューサーである山内一典氏が自らGT7の魅力を語りました。

グランツーリスモに課された使命

グランツーリスモは、今年でシリーズ25周年の節目を迎えます。山内氏は、「GT7では、クルマの魅力と文化を新しい世代に伝えることをテーマにしました。歴代のグランツーリスモの頂点に立つ、25周年にふさわしい記念作品になったと思います」と語りました。

この25年でクルマを取り巻く社会や環境は大きく変化し、グランツーリスモが始まった頃のような豊かな自動車文化は失われつつあります。そのクルマの魅力を改めて体感してもらうため、GT7では、様々な仕掛けが用意されています。GT7は、前提となるクルマの知識がなくても、クルマを自分でコントロールする歓び、所有する喜び、チューニングする楽しさなどをより高い次元で盛り込むことによって、クルマとその文化を丸ごと楽しむことのできる「カーライフシミュレーター」として完成したそうです。

GT7では、60以上の自動車ブランド、400車種以上のクルマが用意されています。走ることのできるコースは、34のロケーションと90以上のレイアウト。さらに、今後オンラインによるアップデートで増える予定です。

手持ちのクルマは、2001年以降の新車を取り扱っている「グランドセントラル」、毎日ラインナップが変わる中古車屋「ユーズドカーディーラー」、100年経っても色褪せない歴史的名車が並ぶ「レジェンドカーディーラー」から購入できます。また、これまでのように「キャンペーンモード」のレースボーナスでクルマを入手することも可能です。

『グランツーリスモカフェ』はGT7の中心的存在

グランツーリスモカフェ」は、特に重要な新要素で、GT7の中心となる機能を持っており、ここで渡される「メニューブック」(クエスト)をこなしていくことで、広大なGT7の世界を理解していく仕組みとなっています。また、メニューブックをクリアすると、カフェのマスターから自動車の背景や文化について聞くことができたり、実際にそのクルマに関わったデザイナー本人が登場して思い出を語ってくれることも。

GT7には、明確なエンディングはありませんが、30以上あるメニューブックのクエストを全てクリアすることで、キャンペーンモードにおけるエンディングを迎えられるようになっています。

音楽とともにGT7の世界を楽しむ

また、「ミュージックリプレイ」と「ミュージックラリー」もGT7に加わった新たな要素です。

グランツーリスモは、当初からリプレイ映像を美しく魅せることに注力しており、GT7では「ミュージックリプレイ」という新たな形でそれを昇華しています。

今までのリプレイは、コース上に固定されたカメラがクルマを追っていたのに対し、ミュージックリプレイは、音楽に合わせて毎回ランダムにカメラとカットが生成される仕組みです。好きな音楽と共にクルマがダイナミックに映し出される様子は必見ですね。

ミュージックラリー」は、「グランツーリスモの美しい景色の中で、音楽を聴きながらリラックスしてドライブを楽しみたい」というユーザーの要望へ向けて、ひとつの解になっています。速く走るよりも音楽を楽しむこと自体が目的であり、初心者でも気軽に遊べるのが特徴となっています。

プレーヤーは一定の“ビート”を所有していて、時間が経過するごとにそのビートは減っていき、ゼロになったらゲームオーバー。道の途中で上手く“ビート”を加算しながら、音楽を最後まで聴くことができればゲームクリアとなります。

クルマ好きを唸らせるモードもたくさん

GT7からチューニングショップも復活しています。1台あたり約60種類を超えるチューニングパーツがあり、エアロパーツは約650種類、ホイールは約130種類、ペイントカラーは約1200色も用意されているというから驚きです!ロールケージを入れたり、ワイドボディにすることもでき、リバリーを貼れる場所やその数も増えています。

そして、クルマ好きとしてもっとも気になったのは、マシンセッティング。これまでクルマのパフォーマンスは、クルマの重量やパワー、タイヤグリップから簡単な計算式で求められていましたが、GT7からは、細かく入力された値に対し、実際に自動車物理エンジンをまわして、クルマの具体的なパフォーマンスが瞬時に計算できるようになっています。実際のクルマ好きやレース好きなら、このセッティングだけで丸一日使ってしまいそうですね。山内氏が「お気に入りの機能」と言っているのも頷けます。

リアルな気象変化がレースに奥行きを持たせる

GT7では、まるで現実世界のような気象変化が起こることにも注目です。過去の膨大な気象データをもとに、各地域に温度、湿度、気温などが設定されており、たとえば日本の空は日本らしく、カリフォルニアの空はカリフォルニアらしく変化します。大気の状態によって、雲が生成される過程まで細かくシミュレーションされているそうです。

大切なのは、ただ単に時間経過によって天候や光などが変わる「見かけの変化」だけではないということ。天候に合わせて、現実世界のように気温や路面温度、路面の摩擦係数なども変化します。暑くなれば、タイヤはタレやすくなり、エンジンパワーも落ちます。さらにはスリップストリームの効きにまで関わってくるのです。

雨が降った時にも、単に路面が濡れるだけではなく、コースレイアウトによっては水たまりができやすい場所があったり、走行ラインが乾きやすかったりと、まるで現実のレースを見ているかのよう。雨雲レーダーも表示され、コースによっては、「一部で雨が降っていて、他は晴れている」ということも起きるようです。

PS5によって実現した注目の新機能

GT7は、PS4/PS5ともに対応していますが、PS5の機能によって、よりグランツーリスモの世界観に没入できるようになっています。超高速SSDによってロード時間が短縮されたり、60FPSのフレームレートで動く美しいクルマたちを4K/HDRで映せるのはもちろんですが、ここではGT7ならではの機能を紹介します。

・レイトレーシング

レイトレーシングとは、簡単に言えば光の振る舞いをより現実世界に近づける技術です。クルマのボディは、特に光の反射の影響を受けやすいので、このレイトレーシングの技術がより活きてきます。サンプル映像を見た限りでも、その美しさは息を飲むほど。クルマ好きなら特に嬉しい技術になりそうですね。

・アダプティブトリガー

PS5のコントローラー「デュアルセンス」には、シーンに合わせてLRトリガーを押し込む重さを変化させる「アダプティブトリガー」が採用されています。

GT7では、特にブレーキをかける際にそのリアルな感触が手から伝わってきます。たとえば、クルマによってその抵抗の強さが違ったり、強くブレーキをかけてロックしてしまった時のABS(アンチロックブレーキシステム)の断続的な振動などが再現されます。

・ハプティックフィードバック

ハプティックフィードバックは、アダプティブトリガー同様、PS5コントローラーの「デュアルセンス」に対応した機能です。ゲームのシーンに合わせて、微妙なニュアンスの振動を表現することができます。

GT7では、路面の小さな凹凸や、サーキットの縁石に乗った時の感触、さらにはフロントタイヤが滑ってアンダーステアになっている時の振動まで再現するそうです。ハンコンユーザーでなくても、リアルなクルマを運転しているかのようなフィードバックが感じられるのは嬉しいですね。

・3Dオーディオ技術

グランツーリスモでは、実車の音源を収録しているなど、リアルな音を体験できますが、PS5では3Dオーディオ技術によって、よりそれらを立体的に感じることができるそうです。

具体的には、周囲のクルマの音や、サーキットに反響する音、飛んでいるヘリの音、雨がルーフを叩く音など、様々な方向から聞こえる音が「どこで鳴っているか」よりリアルに分かるようになります。これらは、ユーザーのニーズに合わせて、マルチスピーカーやヘッドホンで出力することができます。

めくるめくカーライフの世界へ

発表イベントでは、あまりに盛り沢山の情報量に驚きつつ、ファンとしては歓喜できる内容ばかりでした。

山内氏によれば、「GT7は、たとえ『グランツーリスモカフェ』のメニューブックをクリアしても、それは終わることのないカーライフの始まりです」「1年経っても新しい遊び方を発見できるようになっています」とのこと。

いよいよ、3月4日、そのめくるめくカーライフへの扉が開かれます。

《伊藤 梓》
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