本職研究者の世界級RTA走者に『スーパードンキーコング』の愉快な遊び方を教わった【ハードコアゲーマー・インタビューズ】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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本職研究者の世界級RTA走者に『スーパードンキーコング』の愉快な遊び方を教わった【ハードコアゲーマー・インタビューズ】

SGDQ 2022にも参加予定のRTAプレイヤー・とんこつさんに、いちゲーマーとしてのエピソードやRTAシーンへの想い、そして“親の顔より見たバグ技”のコツを訊きました。

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インタビューで紹介したとおり、とんこつさんは『スーパードンキーコング』シリーズのRTAシーンにおいて世界レベルの記録を多数保持するトッププレイヤー。そして本稿の筆者は、そんなとんこつさんを始めとするRTA走者の配信を眺めては、グリッチ技に興奮し、ときたまチャット欄に「gl」「ggwp」と書き込むだけの視聴者でした。

今回、筆者はニンテンドースイッチオンライン版で手ほどきを受けました。 巻き戻し機能はRTA練習に最適かも。

そうは言いつつも「いつか自分もRTAに挑戦してみたい」と思っていたのも事実。しかし何から手をつければいいのか……そんな悩みを抱えつつ、今回のインタビュー企画中に思いついたアイデアを出したところ、とんこつさんから快諾をいただけました。まずは、『スーパードンキーコング』RTAシーンの中でも印象的なグリッチ技「新・大化の改新(Super Free Roll)」からの挑戦させてもらいました。


――これは“動画勢あるある”な発言だと自分でも思うんですけど、簡単そうにやってるけど実際は超絶難しいことって多々ありますよね。

とんこつ:そうですね。走者はみんな、簡単そうにできるようになるまで膨大な練習を積み重ねていますから。

――久々に少し触ったときも『ドンキー』ってこんなに難しかったっけ?「ドラム缶の炎の端っこに当たり判定はない」って聞くけど余裕で死ぬじゃん!なんて思ったりしました。

とんこつ:(笑)。それでは、まずは「どくガストンネル」というステージにドンキーとディディーを用意して突入してください。ディディーを先頭でお願いします。

――分かりました。ひとつ前のステージでDKバレルをぶっ壊して準備しますね。

とんこつ:はい。そしたら、ステージの最初のほうでわざと敵に当たります。そうすると、ディディーが走ってどっかに行こうとしますよね。

――ディディーが鳴いて、ビャーって走っていっちゃう被弾演出ですね。

とんこつ:走っていったあと、ディディーがジャンプしていくじゃないですか。この“浮力”が、バグ技の元になるんです。

――ふ、浮力……?

とんこつ:被弾演出後のディディーのジャンプ力は、ステージの中を“いくらでも飛んでいけるジャンプ力”でもあるんです。その浮力を使って、永久に飛んでいく空中ローリングを始動していくのが「新・大化の改新」という技なわけです。

――なるほど……?

とんこつ:次に、道中でDKバレルを回収してディディーを戻したら、ドンキーの状態で再び敵に当たり、ディディーでスリッパーを踏むんです。ライトの辺りで敵に当たって、そこから「→+B+Y」を押しっぱなしです。

――敵に当たって「→+B+Y」……。

とんこつ:それですね!で、続く道中のロープに掴まってみてください。もうあと一歩ですよ!

――ええ……!? 本当ですか?

とんこつ:このロープに捕まったまま「↓」を押すと、スーッとドラム缶の辺りに着地するんですね。で、着地したら一瞬だけ「Y」を離してローリングを左向きに出します。

――「Y+B」押しっぱなしの状態で、一瞬だけ「Y」のみ離すんですね……?本当にこれで大丈夫ですか?

とんこつ:そうです。ロープに捕まってからも「Y+B」は押しっぱなしで、ドラム缶まで降りたら一瞬だけ「Yを離す」です。そしたら、空中でローリングをしながら道中の敵を巻き込んで加速する……という流れです。

とんこつ:決まりましたね。素晴らしい!このままゴールまで飛び続けていけます。

――なんだか、感無量です。このステージを幼少期に遊んでいた頃のことも少し思い出して、複雑な悦びを感じます。

このとき、筆者が操作していたディディーは画面外の遥か上空で飛び続けています。 大ジャンプにも加減が必要だったようです……本末転倒。

とんこつ:ここでYボタンを離し過ぎるとローリングが遅くなってしまうので、ゆっくりした「大化の改新」になっちゃうんですよね。じゃあ、次は『スーパードンキーコング2』で「ゴールの口寄せ」をやってみましょう。ニンテンドースイッチオンラインで遊ぶなら、これも楽勝です。

――こうやってRTA技に挑戦するうえで、巻き戻し機能はありがたいですね!

とんこつ:もっと言うと、実は『ドンキー2』の初期版・後期版でやり方が違うんです。スイッチで遊べるのは後期版です。

――そうだったんですね。スイッチ版でも仕様的にいろいろなグリッチ技が使えるとは聞いていましたが、微妙に差があるとは。

とんこつ:ちなみにこの「クラッシュエレベーター」というステージですけど、私は子どもの頃にクリアできなかったんですよ。難し過ぎて。

――たしかに。私も、親と一緒にプレイしてなかなかクリアできなかった思い出があります。

とんこつ:ここで行う「ゴールの口寄せ」は、タルを特定の場所に置いて敵に被弾するだけで準備完了です。ステージと共に登っていくエレベーターで、うまく敵をかわしながらタルを運ぶのみです。途中まで私が進めるので、実際にやってみてください。

――なるほど。実際にやることと言えば「タルを運ぶだけ」なんですね。

とんこつ:そうなんです。“スパイニー”というハリネズミの敵が出てくる少し前の画面左端にタルを置いてぶっ壊して……壊したタルを“持つ”んです。

――「壊したタルを持つ」……?

とんこつ:タルを持った状態で「↓」を押しながらYを一瞬離すと、タルをその場に置いてすぐに持つことが出来るんです。そうすると、タルが「無」になります。

――「無の取得」でおなじみの「無」ですね……!!

とんこつ:「無」を手にした状態で敵に被弾すると、このエレベーターの速度が異常なまでに速くなって、数億単位のスピードにまで上昇するんですよ。

――(笑)。

とんこつ:なので、一瞬でエレベーター最上部……「ゴール地点」まで辿り着けちゃうわけですね。

――なるほど!よく「ゴールが来い」「ゴールのほうからやってきた」などと言われている印象でしたけど、文字通りに「一瞬でゴール地点まで登っていく」という技なんですね。

とんこつ:そういうことです。

――とんこつさんのプレイを見て気付きましたが、このステージって意外と難易度が調整されてますね。しょっちゅう飛び跳ねて敵を避けなくても、勝手に自滅してくれたりして。これは小学生の頃に知っておきたかった……。

とんこつ:そこでタルを置いて敵に当たって……!あ、右側にいるとダメです。

とんこつ:あくまで「エレベーターが超高速で登る」という仕組みなので、今いた場所で待機していると、足場に挟まれちゃうんですよ。だから左にいかないといけないんです。

――親の顔より見たグリッチなのに……!

とんこつ:でも、一発で行けましたね。位置だけ気をつければ簡単な技なんです。最近では、より速い方法が見つかったために使われなくなってしまった技なんですけど。

――なるほど。気を取り直して、再挑戦してみます。

とんこつ: そうですね!左にいれば大丈夫です。これで、通常よりもクリアタイムが3分くらい短縮されます。ふつうに遊ぶと5分くらいかかるんですけど。

――とんでもない処理落ちもあって、やはり複雑な気持ちにはなりましたが……貴重な体験ができました!これを第一歩目として、私も『スーパードンキーコング』RTAに挑戦していきたいと思います。本日は、本当にありがとうございました!


とんこつさんがRTA走者として参戦する「Summer Games Done Quick 2022」は、2022年6月27日から7月3日にかけて米国にて実施。その模様は、Twitchでもリアルタイム配信されます。また、とんこつさんが挑む『スーパードンキーコング』の「Reverse Boss Order」は、日本時間で7月2日(土)午前3時26分より開幕予定。RTAシーンを追い続けているファンはもちろん、本稿でRTA文化を初めて知った方も、ぜひチェックしてみてください。

  • 今回のインタビュー協力者:
    RTAプレイヤー とんこつさん
    RTA in Japan 2019, Online 2020 & ex #1 出場
    SGDQ 2020 & AGDQ 2022 出場
    Twitch & YouTube partner

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  • Speedrun.com

UPDATE(2022/5/14 16:19):本文内に記載していたイベント名、Speedrun.comへのリンクURLを修正しました。ご指摘いただき、ありがとうございました。


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