2026年2月8日、浜松町にて東京ゲームダンジョン11が開かれました。
そこで展示されていた『国鉄上野駅1979』のプレイレポートをお届けします。

新幹線開通以前の上野駅は大忙し!遅延のない運行を目指せ
本作は1979年の上野駅を再現したシミュレーションゲームです。プレイヤーは毎分のようにやってくる車両を5~20番線まであるホームに仕分け、すべての電車がスムーズに運行できるように管理することを求められます。

“モーレツ社員”の時代から、徐々にバブル景気の足音が聞こえてくる70年代後期……通勤ラッシュはとんでもない激混みで、とめどなく電車が雪崩れ込んできます。操作としては、電車の情報をクリックして送りたいホームに流していくだけなのですが、電車によっては特定のホームにしか入れないものもあるので、無計画に仕分けていくと大幅に遅延が発生してしまいます。そもそも、現実では3~4人の駅員がする仕事をひとりでやるんですから、本当にてんてこ舞いです。
ゲームとしても面白いのですが、何よりもこの画面ッ!みっしりと隙間なく、そして無駄なく描き込まれたUIに機能美を感じます。文字と記号と路線図の向こうから、もうもうと煙草を吸う七三分けのサラリーマンの群衆が浮かび上がってくるようです。
まだ新幹線も開通していない時代なので、代わりに特急列車が北陸や東北に向けて発車していきます。現代では見なくなった駅名もたくさん登場します。上野東京ラインも当然ありません。
なるべく遅延なく運行するという遊びにリプレイ性があり、電車にそこまで詳しくなくとも気軽に遊べるところもGOODですね。
本作について、同人サークル「天北部屋」のてんぽくさんにお話を伺いました。

――1979年の上野駅を舞台にした理由は何ですか?
てんぽく元々『北海道4,000km 道内全市町村踏破』などの北海道の駅を舞台にしたゲームを多数作ってきたのですが、難易度を極限まで高めたゲームを作ろうと思い、複雑な上野駅を舞台にしました。
――ゲーム開発歴はどれくらいですか?
てんぽく今の形で作り始めたのは7~8年前です。
ただ、以前に『札幌駅1980』というゲームを作ったのですが、これは1984年にFM-7で作った『札幌駅 '80』のリメイクです。
――本作はPCのみでの販売ですか?
てんぽくそうです。Vectorでダウンロード版を、BOOTHとホームページでパッケージ版を頒布しています。書泉グランデさんにも置かせてもらっています。

80年代に作ったゲームをセルフリメイクするベテラン開発者の作った上野駅……ぜひとも完璧に管理してみてください。










