“おかし”な虫ADV『Bugsnax』―可愛くもあり、不気味でもあり、馬鹿馬鹿しくもあり、そして悲しくもあるゲーム【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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“おかし”な虫ADV『Bugsnax』―可愛くもあり、不気味でもあり、馬鹿馬鹿しくもあり、そして悲しくもあるゲーム【開発者インタビュー】

半分虫で半分食べ物!?ヘンテコな生き物が登場します。

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“おかし”な虫ADV『Bugsnax』―可愛くもあり、不気味でもあり、馬鹿馬鹿しくもあり、そして悲しくもあるゲーム【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Young Horses開発、PC(Steam)/Mac/スイッチ/XSX/Xbox One向けに4月28日にリリース(PS/Epic Gamesスト版は2020年にリリース)された”おかし”な虫アドベンチャー『Bugsnax』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、半分虫で半分スナックの伝説上のクリーチャー、バグスナックスが生息するスナックトゥース島が舞台のシングルプレイアドベンチャー。プレイヤーは多様な仕掛けと罠を駆使して、全100種のバグスナックスを見つけて捕獲していきます。謎を解いていくミステリー要素も特徴。日本語にも対応済み。

『Bugsnax』は、2,570円で配信中(Steam)


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Kevin Zuhn氏(以下Kevin)皆さん、こんにちは!本作のクリエイティブディレクター兼リードライターのKevin Zuhnです。一番好きなゲームを一本選ばなければいけないとしたら、おそらく『Portal 2』ですね。8時間でクリアできてしまうゲームではありますが、私はすでに100時間以上プレイしています。この作品の複雑なパズルや雰囲気、そして面白いストーリーが大好きです!他には『Undertale』も好きですし、最近は『Inscryption』も気に入っています。 

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

KevinYoung Horsesのひとつ前のゲームである『Octodad』が成功し、私たちは自分たちの好きなゲームを作る資金的余裕ができました。そうして私たちは、『Octodad』よりも規模が大きく、よりヘンテコなものを作ろうと決めたのです!本作は元々、私が大学生の頃に描いた「体の半分が芋虫で残りの半分がワッフルの生き物」がベースとなっています。私たちは食べ物と虫が合わさった世界を想像し、そこからアイデアの種が育っていったのです。

――本作の特徴を教えてください。

Kevin本作は生き物を集めるゲームです。プレイヤーは頭を使い、どうやってそれぞれの生き物を捕まえるか、その方法を見つけ出すのです!捕まえた後、本作一番の特徴が現れます。プレイヤーは捕まえたバグスナックスをNPCたちに食べさせることができるのです。バグスナックスを食べたNPCは、食べたバグスナックスに変身してしまいます!また本作では、いなくなってしまった冒険者、バグスナックスが本当はどういう存在なのか、そしてなぜキャラクターたちは日常を捨ててバグスナックスを捕まえて食べるようになったのかを解き明かす、ミステリーゲームでもあります。本作の中で起きていることをすべて説明するのは本当に難しいです!可愛くもあり、不気味でもあり、馬鹿馬鹿しくもあり、そして悲しくもあるゲームが本作なのです。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Kevin本作は家族で一緒に遊んでもらうのに素晴らしいゲームとなっていると思います!子供たちには生き物のデザインやカラフルな世界観を気に入っていただけるでしょうし、大人はクリエイティブな問題の解決方法やキャラクターたちのストーリーを紐解いていく部分を気に入っていただけるでしょう。少しでもカートゥーンが好きな人は誰でも、本作を楽しんでいただけると嬉しいです。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Kevinはい、たくさんのものから影響を受けています!『サルゲッチュ』『ポケモンスナップ』『Viva Piñata』『どうぶつの森』『ダーククラウド』『バイオショック』のようなゲームから影響を受けました。私たちが開発中によく話題にしていたテレビ番組ですと、「アドベンチャー・タイム」「スティーブン・ユニバース」「マペット・ショー」「LOST」などがあります。この中のいくつかは他のものよりも影響が大きいかもしれませんが、これらの作品のコントラストが、本作を面白いものにしていると思います。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Kevinはい、たくさんありました。本プロジェクトの最後の年には、開発チームの全員んが自宅から作業をするようになったのです。声の収録、マーケティング、そして本作のリリースもリモートで行わなくてはなりませんでした!このパンデミックにより、私たちは自分たちの健康をより意識し、週休三日で働くようにもなったのです。今はオフィスでまた試しに一緒に働くようにしていますが、この新しい環境に再度体を慣らすのはなかなか大変ですね。

実は会社全体で2020年に日本への旅行を企画していました。しかし悲しいことにこれは中止となってしまったのです。いつか、今度こそ日本に行けるチャンスが来れば良いなと思っています!

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Kevinはい、本作を使った配信も収益化も嬉しいです!私たちはまだ小さな会社ですので、本作を広めていただけるのはとても大きな助けになるのです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Kevin本作が皆さんのお腹を空かせてしまいましたら、申し訳ございません。本作のワクワクする、美味しい世界を味わっていただけると嬉しいです!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


《Chandler》
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