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xnfri選手「全力の笑顔と高いテンションで試合をしよう」...日本代表「NORTHEPTION」世界大会で初勝利を飾る

APAC代表「XERXIA」と対戦し、「NORTHEPTION」として初の海外大会で勝利を収めました。試合の展開と、試合後に行われた記者会見の模様をレポート!

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デンマーク・コペンハーゲンにて7月10日(日)より開催中の国際大会「VALORANT Champions Tour 2022 Stage 2 Masters Copenhagen」。日本代表「NORTHEPTION(Nth)」はDay3:7月13日(水)、APAC代表「XERXIA(XIA)」と対戦し、マップスコア2-1で勝利。同チームとして初の海外大会での勝利を飾りました。

Nthピックの1stマップ:スプリットでは、ピストルラウンドは勝利するも、3rdラウンド以降はXIAの堅実なカバーラインによる防衛に阻まれ、4-8と不利な折り返し。防衛に転じたNthはMeteor選手の美しいマーシャル3キルが飛び出すなど、勢いを見せラウンドスコアタイまで追いつくも、XIAがタイムアウト後に対応力を見せラウンドスコア13-9でXIAが勝利。

続くXIAピックの2ndマップ:ヘイヴン。攻撃スタートのNthは持ち前の自信を持った撃ち合いにいく姿勢で次々にXIAのメンバーを倒していき、先ほどの借りを返すような8-4折り返し。防衛でもピストルラウンドをしっかりと取るだけでなく、セカンドバイを仕掛けるXIAをも掻い潜り、早々に12-5と大きなラウンド差をつけてマッチポイントを獲得。XIAがラウンドを重ねてヒヤッとする場面もありつつも、タイムアウトをしっかり取ってラウンドスコア13-8でNthが獲得。とにかくNthらしい自信を持った撃ち合いが光ったマップでした。

ヘイヴンでは全選手が平均して高いレーティングを見せている

今大会への生き残りを賭けた、運命の3rdマップ:バインド。Nthは前回のDRX戦とは異なる構成を見せ、BlackWiz選手がヴァイパー、Derialy選手がブリムストーンをピックするダブルコントローラーを採用。バインドではシーソーゲームが続き、6-6折り返し後も終始互いに互いに一歩も譲らぬ展開が続き、オーバータイムへ突入。しっかりと枚数とアビリティーを重ねた丁寧さと、詰めるところはしっかり詰めてエリアを取りに行くNthらしいプレイをそのままに、ラウンドスコア15-13・マップスコア2-1でNthが勝利。次の試合へ駒を進めることになりました。

この勝利により、XIAは今大会を敗退、NthはDay4:7月13日24時(14日0時)に「FunPlus Phoenix」とプレイオフ出場を賭けた戦いへ進みます。本稿では、世界戦で初の勝利を飾った「NORTHEPTION」への合同インタビュー(プレスカンファレンス)の模様をお届けします。

ーーbailコーチに伺います。先日のDRX戦を終えたあと「私のミス」とツイートされていましたが、どのような意味があったのでしょうか?

bailコーチ:選手たちがやりたかった構成がありましたが、その準備ができていないと考え、私の意見を強く通した構成でプレイしました。その結果として試合が上手くいかなかったと考えています。そういう意味で私のミスだと感じていました。

ーーxnfri選手へ伺います。DRX戦のあとの公式配信インタビューではとても落ち込んでいるように見えましたが、どのように気持ちを切り替えて挑みましたか?

xnfri選手:初戦の負けたときは悔しくて気分も落ちていたんですが、やはり日本で配信を見てくれているファンの方やチームメイトにもそのような姿を見せるのは申し訳ないなという気持ちがあったので、今日は全力の笑顔とテンションの高さで試合をしようと思いました。

ーーDRX戦のあと、XIA戦へ向けてどのようにチームとしての姿勢を維持していましたか?

BlackWiz選手:さいたまスーパーアリーナのグランドファイナルと同じですが、「まずは楽しもう」という気持ちがありました。楽しみながらも勝つために、メンタルだけは強く持って挑もうと意識していました。

ーーDRX戦の敗北から今回勝利を収めるまで、どのような対策や秘訣があったのでしょうか。

Derialy選手:対策としては、相手の出方をアナリストが用意してくれていたのでそれを共有していました。個人・チームとしては、勢いをつけるために、ラウンド勝ったときは「ナイス!」といったポジティブな言葉でリアクションをしっかり取って、大きくしていたのが良い結果につながったのかなと思います。

ーー1stマップから2ndマップへの切り替えで、どのような心境の変化がありましたか?

Derialy選手:初戦含めて1stマップでは自分のプレイに納得がいかず、落ち込んでいたところはありました。そのような自分を見せることはチームメンバーを不安にさせるので、見せないように、ポジティブで感情的な部分を出していたのが、切り替えられたひとつの要因だと感じています。

ーーNthはオーバータイムへ突入したことが過去にあまりありませんでしたが、3rdマップのオーバータイムでどのように緊張を克服したかなど、教えてください。

BlackWiz選手:オーバータイムに入っても、まずは気持ちで負けないように意識していました。

ーー3rdマップ、オーバータイムでマッチポイント獲得後のタイムアウトではどんな話をしたのでしょうか?

bailコーチ:そのとき私たちは攻撃側だったので、どのような作戦を取りたいか選手たちが話し合う機会を設けました。NthのIGL(インゲームリーダー・司令塔)であるJoXJo選手の意見を聞いて、その作戦に併せてどのようなプレイングをするか話し合う時間として活用しました。例えそれが間違っていたとしても、責任はコーチである私にあるので、選手たちを信じて、やりたい作戦をプレイしろと声をかけました。

ーーBlackWiz選手は、3rdマップ:バインドでは今大会で初のヴァイパーが見られましたが、プレイしてみて如何でしたか?

BlackWiz選手:実のところ、バインドでもヴァイパーを出したかったのですが、さまざまな理由で出せずにフェイドを使っていました。自分の好きなメインエージェントを世界大会という場で披露できて嬉しかったです。

ーー「NORTHEPTION」というチームが、今後どのようにグランドファイナルまで勝ち進んで行きたいと考えていますか?

JoXJo選手:私たちは完成されたチームというより、毎試合ごとに成長するチームだと思っています。次のラウンド、次の試合を考えながら一生懸命頑張りたいと思います。

ーー複数の国籍を持つチームですが、どのように円滑なコミュニケーションを取っているのでしょうか

JoXJo選手:Meteorさんにどのようなプレイをしたいか聞いて、他の日本選手に通訳で伝えたりするほかに、IGLとして、状況に応じてやりたいプレイを考えます。私もまだ完璧に日本語を話せるわけではないので、日本選手たちが簡単な日本語でも考えを読み取ってくれて、とても助かっています。

大きなラウンド差で敗北したDRX戦から1日置いてのXIA戦、しっかりとした切り替えで「NORTHEPTIONらしさ」を遺憾なく発揮して勝利を収めることに成功しました。

勝利の喜びもつかの間、NORTHEPTIONは「FunPlus Phoenix」とプレイオフ出場を賭けた戦いへ進みます。これに勝てばプレイオフ進出、負ければ大会から去るという大きなプレッシャーのかかる試合は、7月13日24時より開幕します。

引き続き「#NthWIN」で日本から惜しみない声援を送りましょう!

《Okano@RUGs》
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