僕が好きなイラストレーターやデザイナーって、吉田姓の人が多いんです。
「交響詩篇エウレカセブン」や「ガンダム Gのレコンギスタ」の吉田健一さんとか!『ファイナルファンタジータクティクス』をはじめ、スクウェア・エニックス作品のキャラクターデザインを手掛けてきた吉田明彦さんとか!
かくいう僕も吉田姓のイラストレーターで……って、そういや僕ってイラストレーターなんでしょうか。確かに絵の仕事もしているけど、現在のメインはライター業だし……。
自分でもよくわからないので、人に聞かれた時は「おっさんの絵を描いてるおっさん」と名乗っています。
今回は、Cygamesから発売された『リトル ノア 楽園の後継者』のニンテンドースイッチ版。本作は、天才錬金術師の少女ノアが、壊れた方舟を修理するために未知の遺跡を探検する横スクロールローグライトアクションです。
前述した吉田明彦さんが本作のアートディレクションを担当しているので、プレイ前から期待値が爆上がりしています……!
仲間次第でコンボが変化。自分だけの戦い方を探せ!
巨大な方舟を操り世界を旅する天才錬精術師ノアは、王国の地図にも載っていない未知の遺跡を発見する。興味本位で遺跡に近付くと、ノアを「侵入者」と呼ぶ不思議な猫の力により、方舟は遺跡の付近に不時着してしまう。
まずは操作確認だ。お、最初からいきなり二段ジャンプができるのか!
さらにダッシュアクションも可能!二段ジャンプと組み合わせれば空中での自由度が増すな!
で、攻撃は……あれ、できない!?
攻撃を行うにはアストラルと呼ばれる仲間を装備・編成する必要がある。
アストラルによって、攻撃手段が剣になったり魔法になったりするし、威力や速度も異なってくる。
アストラルは編成の順番で攻撃を行うので、自由に様々なコンボが作り出せるのだ。
遺跡の内部は、モンスター部屋やショップ部屋、アイテムが入手できる部屋などに区切られている。ゲートが設置されている部屋を見つけると、次のエリアに行けるようになる。
モンスター部屋に入ると、全ての敵を倒し終わるまで出られない。
最初のうちは弱い敵しか出てこないからいいんだけど、遺跡の奥に進むほどに厄介な敵が登場するようになる。空中から遠距離攻撃をしてきたり、前面の攻撃をガードしてきたり……ほんともう厄介!
そういう時は、アニマバーストと呼ばれる必殺技を使うと、一気に敵を殲滅できるぞ。
アニマバースト時のカットイン……可愛い!敵に大ダメージを与えられるし、良いこと尽くめだな!
ボスにも大きな効果があるので、ここぞという時のために温存しておいた方がいいだろう。
アニマバーストを使うには、多くの敵を攻撃してゲージを溜める必要がある。
初回攻略時の僕は、ザコ戦で使いまくっていたので、ゲージ0の状態で肝心のボス戦に挑むことになってしまった。
切り札……残しておけばよかった!
方舟修理でノアを強化。仲間にも貢げるぞ!
遺跡内で敵に倒されると攻略失敗になり、強制的に方舟にもどされる。
遺跡攻略中に手に入れたアイテムや仲間は全て没収されてしまった。しかし、一からやり直しというわけではない。
攻略失敗時に、それまで手に入れたアイテムや仲間はマナに変換される。このマナを使って方舟を修理できるのだ。
方舟を修理することで、最大HPの増加や攻撃力のステータス強化や、ポーションの最大数増加などの恩恵が得られるようになる。
遺跡に挑むたびにノアが強化されていくのだ。
マナは仲間の命より重い……!(重くない)
また、遺跡攻略で手に入るギフトをアストラルにプレゼントし、親密レベルを上げることでステータスに強化が付与される。誰と仲良くなろうか迷っちゃうな。
ラッテとルータスとジャンゴのアストラルは、遺跡攻略開始時に必ず加入するので、この3人の親密レベルを上げるのが一番かな~。
まあ結局、推しの子に貢いじゃうんだけど……!
遺跡最奥を目指せ!強化したノアちゃんに適う者なし
ステージは全部で3つあり、1つのステージにつき5つのエリアが用意されている。つまり計15エリアを攻略していくことになるのだ。
初回は、1つ目のステージの中ボスにあっさりやられていたけど、マナを貯めてさまざまな強化を施したことにより、サクサク攻略できるようになった。
強化によって高速で体当たりする技「エーテルスラスト」が化けた。元々この技は、空中に浮かぶ敵に対しても攻撃の起点にしやすく、非常に重宝していたのだが、強化によって2回連続で使えるようになり、さらに応用が利くようになったのだ。
通常、空中でダッシュアクションをした場合、地面に下りるまで再度使えないが、エーテルスラストを間に挟むと、もう1度ダッシュアクションが使用可能になる。
つまり、二段ジャンプ→ダッシュ→エーテルスラスト→ダッシュ→エーテルスラスト→ダッシュの順番で使用すると、とんでもない距離を空中移動できるのだ!
……といっても空中でどれだけ移動できたとしてもあんまり意味はないんだよね。でも空中ジャンプするのって気持ち良いんだよな~!
そんな攻略と関係がないアクションを楽しみつつも、順調にステージを攻略していった。
ランクの高いアストラルを率いて、どんどんと先へ進んでいく。
方舟修復による強化だけではなく、繰り返しプレイすることで僕のプレイヤースキルも上がっていったのだろう。苦戦していた中ボスもあっさり撃破できるようになった。
この調子でラスボスも倒すぞ!僕の集大成をみせてやるぜ!
って、強くないっすか……?(難易度をノーマルからイージーに下げながら)
難易度ノーマル(ラスボス戦だけイージー……)でプレイして、8時間ほどでクリアできました。初回クリア時点での方舟は30%ほどしか修復できていなかったし、やり込もうと思えばかなり長時間楽しめると思います。
本作で何が一番良かったかといえば、上でも書いたように、二段ジャンプやダッシュ、エアスラストを使った空中でのアクションですね。これらを使いこなせるようになってから、空中戦が俄然楽しくなりました!主人公のノアやアストラルたちが可愛らしく描かれていましたし、アイテムや仲間集めなどのやり込み要素もあって好印象でした。
1,500円(税込)という低価格でしたが、お値段以上のボリュームはあったと思います。
『リトル ノア 楽園の後継者』は、PS4/ニンテンドースイッチ/PCを対象に配信中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「先輩がうざい後輩の話(一迅社)」や「吸血鬼すぐ死ぬ(秋田書店)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場している。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。吉田輝和個人のTwitterはこちら。