敵を無力化せよ!『End State』は攻略ルートの多さとチームワークによる戦術性が魅力のターン制戦術シム【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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敵を無力化せよ!『End State』は攻略ルートの多さとチームワークによる戦術性が魅力のターン制戦術シム【プレイレポ】

本日ご紹介するのはFinger Squadの『End State』です。3人の傭兵でチームを組んで敵を無力化していくターン制戦術シムで、豊富な攻略ルートや機会射撃といった要素が特徴です。

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敵を無力化せよ!『End State』は攻略ルートの多さとチームワークによる戦術性が魅力のターン制戦術シム【プレイレポ】
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GameSparkで日々紹介されるSteamインディーゲームたち。

その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないのでしょうか?そこで本記事ではそんなゲームの中から1本をピックアップ。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。

今回取り上げるのは、「攻略法は無限大!豊富な攻略ルートによる高いリプレイ性」「突破か迎撃か?機会射撃や攻撃部位選択、掩蔽などによる高度な戦術性」などが魅力の、ターン制戦術シム『End State』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう。

『End State』とは

本作は傭兵3人を操作してMAP内の全ての敵を無力化していくターン制戦術シムです。移動や攻撃といった行動時に消費されるAPをやり繰りしつつ索敵し、接敵後には樹木や柵といった掩蔽を駆使して敵を撃破していくというのが基本的な流れとなります。

傭兵を集めて、全体MAPを移動しつつ戦闘を通じて育成する。古き良きTBTの名作『Jagged Alliance』を思い出させてくれる作品です。

流石に相手も素人ではありませんから一筋縄ではいきません。どのMAPでも入り口はしっかりと守りが固めてあります。自ユニットが十分育っているなら、正面突破の強硬策も手段のうちかもしれませんが、本作では戦死したユニットは復活不可。手塩にかけて育て上げた傭兵も場合によってはあっさり殺されるリアル志向です。ここはスマートに相手の裏をかいてやりましょう。

木製の柵には所々に向こうを見通せる穴がありますし、腐った部分を一撃すれば人一人なら通れる隙間の出来上がり。行く手を阻むフェンスも、多少手間がかかりますがワイヤーカッターの前には無力です。手ぐすね引いて待ち受けている敵を、後背からの不意の一撃で驚かせてやりましょう。

それに、戦場で戦っているのは何も一人ではありません。「スネーク」の名で知られる伝説の元潜入工作員の傭兵ならいざしらず、こちらはスリーマンセルのチームですから数の利を活かさない手はありません。上手く敵を誘き出したところで仲間の機会射撃で撃破する。こうしたチームワークこそ勝利の秘訣なのです。

弾倉確認を済ませたら、撃鉄を起こしてさぁ作戦開始です。静かにされど迅速に、さっさとこの仕事を終わらせましょう。

ステキポインツその1!「攻略法は無限大!豊富な攻略ルートによる高いリプレイ性」

ステージに着いたらまず弾倉確認。銃撃戦の初っ端からリロードってのは締まらないですからね。その後は索敵に入ります。

盾マークが掩蔽の印です。カバーしつつ伏せておけば、しぶとく耐えることができます。

本作では移動や射撃といった各種行動にはAPと呼ばれるリソースを消費します。長距離を移動すれば射撃はできませんし、射撃すれば移動距離は短くなります。逆に短距離ならば射撃後に移動もできますから、パパパッと撃ってサッと掩蔽に入ることも可能です。というかむしろ常套手段。道の真ん中でぼさっと突っ立っていたらいい的ですからね。せめて伏せてから弾が当たらないように祈ってください。

岩や樹木といった掩蔽に身を隠したら、余程運が悪くない限り2人か3人ぐらいは引き付けた上で攻撃を凌ぐことができますから、その隙に回り込んで攻撃です。フェンスであればワイヤーカッターでこじ開けることもできますし、木製の壁にはあちこち向こうを見渡せる穴やら腐って弱くなった部分やらがあります。よく観察して臨機応変に仕事をこなしてこそプロの傭兵ってものですよ。

ステキポインツその2!「突破か迎撃か?機会射撃や攻撃部位選択、掩蔽などによる高度な戦術性」

風のうわさでは世の中にはどんな困難な任務も一人で片付ける元潜入工作員の傭兵がいるそうで。無数の核搭載型の歩行戦車を壊して回っているとかで、なんでも「スネーク」という名で通っているとかなんとか。ただ、本作に出てくる傭兵はそんな怪物じみた傑物ではありません。敵の前で忽然と姿を消すこともなければ、銃で撃たれれば死ぬ普通の人です。なので、凡人は凡人らしく、複数人によるチームワークで仕事をこなすのが一番です。

小癪にも機会射撃は敵も使用してきますから、無理な突撃は厳禁です。

本作には移動や通常射撃の他に機会射撃というものがあります。これは、仲間に射撃待機をさせておくことで攻撃範囲内に入った敵に対して敵ターン中に自動で攻撃をかけることができるというものです。自ユニットで上手く敵を誘き出したところを仲間で十字砲火を浴びせる。上手く決まると爽快な、なかなか有効な戦術です。

攻撃時にはどこを狙うかも重要です。下半身が掩蔽物で隠れているのに足を執拗に狙うのは賢い傭兵とはいえません。それに、わざわざ危険を冒して接近戦に持ち込んだところで、敢えて手足といった非致命部位を狙うのもどうかと思います。…いやまぁ、後でいろいろ聞きたいことがあるとか、捕虜にしてお金に替えるとかなら分かるのですが。狙えるなら無難に頭部とか胸部とか狙いましょう。ご丁寧にダメージを予想してくれるゲージや命中率も表示してくれていますからね。…あいつ、85%で外しやがった。クビだクビ!

ゲーム内の装備の説明やら色々アーリーアクセス然とした本作ですが、機会射撃による戦略性や視線や射線管理といった基本的なターン制戦術シムの要素はしっかり押さえてあります。時々敵AIが同じ場所を往復し続けるといったよくわからない行動を見せてくれたりしますが、まぁご愛嬌ってところでしょうか。

強いて言えば現時点では初期段階で自チームが3人までと上限がやや少なめなのが気になります。多人数では多少のフォローが効くところが、3人だと1人でも戦線離脱した時点で色々苦しくなりますからね。

まだアイテム自身は未確認なのですが、武器にはアタッチメントによる改造要素もあるようです。ゆくゆくはサイレンサーを使った隠密潜入や照準器を用いた長距離射撃とかもできるようになるのであれば、ぜひ楽しみにしたい要素だと思います。

自ユニットのLv上げによる攻撃精度やAP上限の向上といった育成要素もありますし、ルート啓開というリプレイ性もありますから、じっくり腰を据えて遊びたいというユーザーにはオススメの作品です。傭兵を集めて、戦闘を通じて育成する。古き良きTBTの名作『Jagged Alliance』を思い出させてくれる本作ですから、TBTのファンなら要チェックな作品ですよ。

  • タイトル:End State

  • 対応機種:PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2022年12月2日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:2時間

  • 価格:2,300円


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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