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CDPRの『ウィッチャー3』って良いゲームだなぁ…新世代機向けアップデートの目玉要素を体感【プレイレポート】

シリ、イェネファー、キーラ・メッツ、トリス、森の貴婦人……ダイヤの原石たちに送る

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CDPRの『ウィッチャー3』って良いゲームだなぁ…新世代機向けアップデートの目玉要素を体感【プレイレポート】
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12月14日、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新世代機向けアップデートが配信されました。多数のゲーム賞を獲得し、傑作RPGとして語り継がれている本作。新世代機のクオリティになって遊べるというだけでとても嬉しいことですが、ビジュアル/パフォーマンス以外のアップデートも盛りだくさん。またPS5/Xbox Series X|Sユーザーだけでなく、PC版ユーザーも新要素を楽しめます。

今回はそんなアップデート版『ウィッチャー3』をPS5/PCという2つのプラットフォームで遊んでみましたので、そのプレイレポートをお届けしていきます!

リッチで素敵な「グラフィックアップデート」

まずはざっとアップデート内容についておさらいしてみましょう。PC版とPS5/Xbox Series X|Sがレイトレースに対応しているところが最も大きな変化でしょうか。その他にも新クエストやフォトモードの対応、そして今まで対応してなかったハード間でのクロスプログレッション対応など嬉しい変化がさまざまあります。コミュニティが作ったModの導入などもコンソールのユーザーにとっては嬉しいですね。詳しくは公式のアップデートリストをチェックしてみてください。

PS4版
PS5版レイトレース無し(パフォーマンスモード)

プレイしてみると、やはりグラフィックのアップデートが目を引きます。PS4版に比べ、新世代機版はデフォルト設定時から画面が鮮やかです。更にカメラアングルが主人公のゲラルトに寄っていて、肩越し視点のような見た目に近付いています(そのため、同一アングルの比較スクリーンショットは用意できませんでしたが)。

草花や建物など、オブジェクトがきれいになっているのも見比べてみるとわかるでしょうか。パフォーマンスモードだとフレームレートもかなり安定しており、ヌルヌルな操作感でした。

PS5版 レイトレーシングモード

PS5版のレイトレーシングモードでは、フレームレートが目に見えて落ちる印象でした。プレイ中は基本的にパフォーマンスモードにして、景観を楽しみたいときやフォトモードを使いたいときだけレイトレーシングをオンにする、という遊び方が良さそうです。

PC版 レイトレーシング設定画面

PC版はレイトレーシングの設定がPS5版に比べて多用で、DLSSの有無も選べます。筆者の環境(RTX3070)だと4Kレイトレ有はガクガク、フルHDかつDLSSありだとそれなりに快適でした。個人的には、レイトレーシング無しでもかなりきれいなので基本オフでいいかな……と感じましたが、PCスペックに自信のある人はオンにして遊んでみて、リッチに描かれる『ウィッチャー3』の世界に浸ってみてはいかがでしょうか!

PC版 レイトレーシング無し
PC版 レイトレーシング、DLSS有り

上記スクリーンショットの画面中央から右に配置されている「茂み」を見比べると、レイトレーシングの効果がよく分かると思います。ただし一概に「レイトレーシングは絶対オンにすべき」とは言えず、オフのほうが視認性が高くてプレイしやすい場合もあります。こちらも使い分けつつ、オプションで自分好みの設定を探していってみましょう。

遊び尽くした方こそ堪能してほしい「フォトモード」

PS5版
PS5版

近年のゲームではポピュラーになった「フォトモード」ですが、本作でもこの要素を体験したかったプレイヤーはきっと多いことでしょう。アングル操作はもちろんのこと「絞り」や「焦点距離」などを調整してベストショットを撮ろうとするだけで楽しく、既プレイの方でも本作に戻ってくる理由になり得ると思います。

2015年の発売時から『ウィッチャー3』に触れてきた方なら、本作の作り込まれたストーリーや世界各地の名スポットも熟知しているはず。遊び尽くしていれば遊び尽くしているほど、「良い写真を撮るならここだ!」とフォトモードのアイデアが湧いてくるのではないでしょうか!

操作性向上、新クエスト、クロスプログレッションなど嬉しい追加要素が連発!

PC版

操作系統のアップデートも素晴らしいものでした。特に「印のクイック発動」は面白く、ボタンの組み合わせですぐに印を使い分けることができます。特に高難度プレイでいろいろな印を使いたい場合には、大いに役立つことでしょう。他にも、マップでの表示物が整理されるなどの細かいアップデートも好印象です。

PS5版

今まで出来なかった「ハード間でのクロスプログレッション」もかなり嬉しい新要素。「普段はPCでプレイしているが、PCが別作業中で空いていないため今だけはPS5で遊びたい」といったニッチな場面でも使えますし、本レポート執筆にあたっても大いに役立ってくれました。「PCもコンソールも持ってるけど、どのハードで『ウィッチャー3』を買おう?」とお悩みの方は、いっそ両方買ってみるというのもアリでしょう。

PC版

また、新世代機版『ウィッチャー3』では新たなクエストも追加!ネタバレになるため詳細は割愛しますが、まさに“ウィッチャーらしい展開”でジレンマのある重厚なクエストを体験できました。Netflixのドラマシリーズにインスパイアされた装備も大ボリュームなので、忘れず味わっていただきたいところです!


新世代機版『ウィッチャー3』は全体にわたってかなりブラッシュアップされているので、新規プレイヤーにとってはまるで「2022年に発売されたばかりの新作RPG」のように思えるかもしれません。とにかくゲームが好きで特にアクションRPGを好んでいるすべてのゲーマーに勧められる、凄まじいアップデートだと感じました。新世代機やゲーミングPCを持っているのなら必携の一本ですし、かつて本作をクリアした方も戻ってきて再プレイする充分な理由があるでしょう。筆者も、この冬は『ウィッチャー3』と共に冬籠りしてきます!



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《文章書く彦》
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