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神話・物語の登場人物たちがボドゲで大乱闘!『Unmatched: Digital Edition』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】

今回はアーサー王や赤ずきん、シンドバッド、メデューサ、アリスなど、神話や物語の登場人物たちがごった煮で戦う人気ボードゲームのデジタル版『Unmatched: Digital Edition』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
神話・物語の登場人物たちがボドゲで大乱闘!『Unmatched: Digital Edition』の魅力に迫る!【デジボで遊ぼ!】
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デジボで遊ぼ!」ではボードゲーム要素やカードゲーム要素、テーブルトークRPG(TRPG)要素のある魅力のデジタルボードゲームを特集。今回はアーサー王や赤ずきん、シンドバッド、メデューサ、アリスなど、神話や物語の登場人物たちがごった煮で戦う人気ボードゲームのデジタル版『Unmatched: Digital Edition』をお届けします。


本作はAcram Digitalによって、2023年3月1日にSteamで配信されました。元となるボードゲーム「Unmatched: Battle of Legends, Volume One」は2019年に出版され、日本でも2020年にホビージャパンから日本語版が発売されています。

本作の内容ですが、ゲームボード上で神話・物語の登場人物たちが戦い、相手のHPを0にすれば勝ち。プレイ人数は2人(1on1)、もしくは4人(2on2)となっています(ボドゲ版だとハウスルールで3~4人のバトロワも可能)。一体どんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!

ルールは簡単、「移動」か「手札使用」のみ

まずはチュートリアルから。プレイヤーは「アーサー王」を操作します。本作ではプレイヤーキャラ以外に「相棒」がおり、ともに戦います。アーサー王の場合は、魔法使いの「マーリン」ですね。それぞれHPが設定されていて、0になったらゲームから退場。相棒が退場してもゲームは続きますが、プレイヤーキャラが退場した場合はその時点でゲーム終了となります。

ゲームのルールは簡単で、プレイヤーは自分のターンに「2アクション」を必ず行わなければなりません。アクションは、移動」「手札使用」のどちらかを実行します(2アクションとも「移動」、もしくは「手札使用」でも可)。

「移動」では、プレイヤーキャラと相棒をそれぞれ最大2コマ移動できます。また最初の「移動」アクション時に、山札からカードを一枚引いて手札に加えます。敵を攻撃するときも手札を使用しますので、手札切れを防ぐには定期的な「移動」が必要になります。

カードですが、大きく分けて「アタックカード」「スキームカード(ボード上で効果を発揮)」の2種類があります。「アタックカード」には「攻撃」「防御」「兼用」の3種類があり、戦闘で消費します。画像はアーサー王専用カード「エクスカリバー」。カード左上の6が攻撃力です(盾マークなら防御力。半々で描かれているマークは攻撃/防御兼用)。カード右中央にある3の数字は「ブースト値」と呼ばれるもので、「移動」時に使用すれば、カードを消費する代わりにその数値だけ移動マスが増えます。敵との距離を一気に詰めるときに使えますね。

アーサー王VS不思議の国のアリス!

今回の対戦相手は、「不思議の国のアリス」の主人公「アリス」です。相棒は物語中の詩に登場する竜のような生物「ジャバウォック」。アーサー王が隣り合うと、アリスが攻撃を仕掛けてきました。筆者の知っているアリスとは違い、『FF7』のクラウドが使うような大剣を振り回す狂戦士といった風貌です。

戦闘になると、攻撃を仕掛けた方は「攻撃カード」を伏せた状態で出します。防御側は「防御カード」か、もしくは「何も出さない」かを選びます。カードを消費したくない場合は、あえて攻撃を受けるのもいいでしょう。ただしダメージは「攻撃力-防御力なので、思わぬ大ダメージになることも。

キャラには「隣接攻撃タイプ」と「エリア攻撃タイプ」の2種類がいます。隣接攻撃は名前の通り、隣り合っている敵に攻撃を仕掛けられます。エリア攻撃は、エリア内(同じ色のマス)の敵に遠距離攻撃可能。アーサー王とアリスは隣接攻撃タイプですね。

今回は「小競り合い」(攻撃力/防御力4)を使用。相手の攻撃カードは「恐ろしい敵」。攻撃力3ですが、「戦闘中、デッキの一番上のカードを引き、そのブースト値を攻撃力に足す」の効果によって、攻撃力は5に。5-4=1ダメージを食らって戦闘は敗北(防御できれば勝利)。「小競り合い」には「勝利したら、ファイター1人を2マス移動させる」の効果がありますが、負けたので発動しません。

昨日の敵は今日の戦友!

アーサー王のターンになったので反撃します。攻撃力6の「エクスカリバー」を使用。それぞれのキャラには特殊能力があり、アーサー王は「攻撃時に手札を消費して、そのブースト値を攻撃力に足す」ことができますが、今回は使用せず。アリスは防御しなかったので、6ダメージがそのまま入りました。

ちなみにアリスの能力は「ビッグ状態」(攻撃力+2)、「スモール状態」(防御力+1)を特殊カード使用によって切り替えることができます。

先程の戦いでアリスに勝利し、次は2on2に挑戦!ランダムで対戦キャラを選んだところ、こちらの味方にはアリスが。昨日の敵は今日の友ですね。相手はメデューサシンドバットです。

メデューサの相棒は「ハーピィ」。HPは1しかありませんが、3体います。またメデューサは「自分のターン開始時に、同じエリアにいる敵のHPを-1」という、地味に厄介な能力を持っています。

シンドバッドvsジャバウォック(アリスの相棒)。シンドバッドは「捨て札に送られた航海カードの数だけ使用カードにボーナスが付いていく」という能力があるので、戦いを長引かせたくない相手です(ちなみに各キャラの山札は回復せず、山札が無くなった状態でカードドローになると「疲労」で2ダメージ)。果たして強敵2人相手に勝てるのか、続きは自身の手でプレイしてみてください。

無限に拡張可能なバトルボードゲーム

本作はゲームシステム上、新キャラをいくらでも追加できます。本作では本記事で登場した4人に加え、「ベオウルフ」「赤ずきん」が使用可能。さらにDLCで新キャラが順次追加されていく予定です。現在はシャーロック・ホームズロビン・フッドが配信されていますね。

ルールも簡単でオンライン対戦もありますので、フレンドとワイワイ遊ぶのに適しているかと。本作は日本語サポートもされているので、興味のある方はぜひプレイしてみてください。

タイトル

Unmatched: Digital Edition

開発・販売

Acram Digital

対象OS

Windows

通常価格

2,050円

リリース日

2023年3月1日

対応言語

日本語、英語、中国語(簡体字)など7カ国語

ストアページ

https://store.steampowered.com/app/1677980/Unmatched_Digital_Edition/

《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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