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『Warlander』のトイロジック新作『グリッチバスターズ:スタックオンユー』は丁寧な作りの協力ACT!コアゲーマーからファミリーまで誰でも楽しめる

AIが暴走した未来が舞台。あまり他人事じゃないかも……?

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『Warlander』のトイロジック新作『グリッチバスターズ:スタックオンユー』は丁寧な作りの協力ACT!コアゲーマーからファミリーまで誰でも楽しめる
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5月23日に発売予定の『グリッチバスターズ:スタックオンユー』は、「コアゲーマーからファミリー層まで誰でも楽しめる」ことを掲げたCo-opシューターです。本作の開発元は、『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』や『Warlander』で名を馳せたトイロジック。この度編集部ではトイロジックのオフィスにお邪魔し、本作を先行プレイさせていただきました。

本稿では、独特なアートスタイルや誰でも楽しめるゲームシステムに着目した先行プレイレポートをお届けします。なお、本記事のボタン表記はXboxコントローラー準拠となります。

技術が発展した未来でAIが暴走!行け、グリッチバスターズ!

本作は、最大4人でプレイできるCo-opシューターです。物語の舞台は、技術が発展した少し未来の世界で、AIが作る動画やイラスト、文章を人間が楽しむ世界。そんな中AIがウイルスに侵されてしまい、暴走を起こします。

人間世界にも影響を及ぼす中、アンチウイルス部隊であるグリッチバスターズが立ち上がります。チャットAI・お絵かきAIなどAI技術の目覚ましい発展が話題となる昨今ですが、他人事とは思えない設定ですね……!

設定だけ見ればちょっと怖いSFという印象を受けますが、実際にはポップでコミカルな可愛らしいビジュアルです。プレイヤーキャラたちはカスタマイズが可能で、人気の高い「ぴえん」などの絵文字をモチーフにした顔パーツや肌の色、アクセサリーなどを付け替えることができます。自分だけの組み合わせでユニークなキャラを作っちゃいましょう。

プレイヤーキャラの表情はアクションによってコロコロとかわって楽しいですし、特にオペレーターの「アナ」はめちゃくちゃ人気出そうな可愛さ……!キャラクターなどのデザインはイラストレーターのしりもと(@SHIRIMOTO)さんが担当しており、子供から大人まで全年齢が楽しめるスタイルになっています。

基本的なゲームプレイとしては、TPS視点で敵を倒したり仕掛けを突破したりしながら、ステージの最後に待ち受けるボスと戦うステージクリア型となっています。最大4人までのCo-opに対応しており、オンライン・画面分割どちらでも楽しむことができます。

ステージには動画共有サイトがテーマの「チューブシティ」や、SNSがテーマの「ソーシャルフォレスト」などインターネットを題材にしたものばかり。背景に動画のサムネイルっぽい看板があったり、滝に書き込みのタイムラインが流れていたりと、普段インターネットに入り浸っている筆者は思わずニヤリとしてしまいました。

操作方法はカーソルを合わせながらRTを押すと射撃、Yでリロード、Aでジャンプ、Bでインタラクトというもの。加えて、プレイヤーキャラの下半身はU字型マグネットになっています。そのため、LTを押すことで仲間の位置まで高速で飛んでいける「マグネダッシュ」や、真下のスイッチなどを踏みつける「マグネストンプ」といったマグネットを活かしたアクションが存在します。

シューターとしては軽いロックオン機能があるため、エイム能力はあまり求められず誰でも楽しめます。ただ、カメラワークにやや難があるように感じたため、設定で感度をしっかり調整したほうが良さそうです。

武器には多数種類が用意されており、ステージ中の宝箱を開けることで入手可能。連射できてシンプルに強いものはもちろん、攻撃能力はあまりないものの前方にシールドを貼れたり、威力が最強な代わりに1発撃ったらリロードしなければならなかったりとユニークな武器が多数用意されているので、宝箱を開けるのが楽しいです。

筆者が特に良いと思ったのは、マグネダッシュの存在です。協力型ゲームで1人だけ迷ってしまったり死んでしまったりすると孤独感がありますし、待つ側も先に進めずもどかしい思いをするものです。しかし本作ではマグネダッシュを使うことで仲間のところまで高速で移動して簡単に合流できるのです。

また、マップの途中にはリスポーンポイントが設置されているので、他のメンバーがさっさと言ってしまった場合でもリスポーンで追いつくことができます。

また、プレイヤー同士はLTでくっつくことでタワーになることが可能。1人では届かない高さのところに登ったり、一番下の人に3人が運んでもらったりと様々なアクションが行なえます。タワーになっているときは踏ん張って体を伸ばすことができるのですが、その時の顔がちょっとマヌケで可愛いですね。

ステージ内には豊富な仕掛けが用意されています。例えば同時に押さなければならない2つのボタンや、沼を歩けるロボットなど次々に新しいものがでてきてきますし、ロボットでタワーになると上のプレイヤーがロックオンミサイルを撃てるようになるという驚きもあります。マルチプレイ要素が豊富なら1人では遊べないのか?と気になりましたが、1人で遊ぶ場合は操作キャラを切り替えて楽しめるとのことです。

ステージの最後にはボス戦が用意されています。例えば相撲取りをモチーフにした巨大ボス「LANキング」は、まず膝の裏にあるコアを撃って壊し、躓いたら体に乗って弱点にストンプ……というように、段階を踏んで倒していきます。

試遊した範囲のボスはただ撃つだけでなく、仕掛けやアクションを駆使して倒す方式。アクションゲーム好きとしてはこういった仕掛けのあるボス戦は非常に好みです。

インターネットをテーマにした理由は?今後の追加コンテンツは?気になる内容をインタビュー

今回は、ディレクターである落合勇介氏およびリードプロデューサーの西井良哉氏の両名に簡単なインタビューを実施。そこから引き出せた情報もお伝えします。

――SNSやインターネットをテーマにしたのはどういった理由があるのでしょうか。

落合勇介氏(以下、落合) あまりゲームに慣れていないいろんな年齢層の方にも遊んでいただくため、誰でも身近に感じられるテーマを考えました。世の中で起きうる、みんなが嫌だと思うことはなんだろう?とアイデアを出していった結果、「インターネットが止まるのが嫌だな」という結論にいたりました。

――そもそも本作の企画はトイロジックが立ち上げたものなのでしょうか。それとも、パブリッシャーのSkybound Games側の企画なのでしょうか。

落合 本作の企画は、元々トイロジックの社内でマルチプレイタイトルを作ってみようという取り組みとして実験的に開発が始まりました。

西井良哉氏(以下、西井) なので元々は弊社オリジナルの企画として立ち上がって、ワールドワイドで発売することになったため協力してくれるパブリッシャーさんを探して、Skybound Gamesさんとお話がまとまったという形です。

――本作の開発はどれくらいの年月をかけて行われたのでしょうか。

落合 パブリッシャーさんが決まってからはおよそ2年ほどで、総合的な開発期間は3年くらいです。

――公式サイトなどには「ファミリー層からコアゲーマーまで楽しめる」と書いてありましたが、コアゲーマーに対するアプローチはどのような部分にあるのでしょうか。

落合 ストーリーモードに関してはなるべく幅広い層に遊んでいただくために、難しくなりすぎないように調整しています。一方「パトロール」というモードでは好きなステージの組み合わせや難易度設定で楽しめるため、敵の数が増えたり攻撃力が上がったりとコアゲーマーの方にも満足していただける内容になるかなと思います。

――プレイヤーキャラクターのモチーフが磁石で、4人同氏がくっついてアクションするというコンセプトはどういった経緯で決めたのでしょうか。

落合 協力型マルチプレイゲームを作ろう考え始めたときに、キャラクター同士が紐で繋がれているようなアイデアを考えていました。ただ、もっと自由に動けるけど、求めたらすぐに集まれるような状況を作りたいということになり、お互いを読んで引き寄せ合うようにしたいというアイデアが磁石というモチーフに繋がりました。

――ポップなデザインがすごく独特だと感じたのですが、デザインを担当するしりもとさんを起用した理由などはありますか?

落合 ある程度海外圏のユーザーにもアプローチしたいという思いがあったので、アメリカンカートゥーンテイストなイラストを描かれている方にお声がけさせていただきました。

その中でもしりもとさんは私自身がファンということもあり、ご協力をお願いしたところ快諾いただけて、デザインをお願いすることになりました。しりもとさんのオリジナルキャラである魔人もゲーム内に登場しますよ。

手作りフェルト人形

西井 しりもとさんにご協力いただいたことで、デザインの幅が広がりました。弊社が考えたアイデアを元に依頼するんですが、ソレを元にデザインしていただいたものはよりヘンテコなものになっていて(笑)。そういう感じで、お互いキャッチボールをしながらデザインを固めていきました。

落合 しりもとさんのデザインはすごく欧米的でもないし、かといってすごくベタというわけでもない個性的なところが魅力ですよね。そういったところがしりもとさんを起用させていただいた理由でもありますし、ある程度小さいお子さんから小学校高学年くらいのお子さんくらいにも思い出に残るような作品になっていればいいなと思います。

――対象プラットフォームはPC/PS4/ニンテンドースイッチとのことですが、Xboxプラットフォームへの展開予定はありますか?また、クロスプラットフォームには対応していますか?

落合 現状、Xbox向けの展開予定はありません。また、クロスプラットフォームにも対応しておらず、PS版はPS版同士、スイッチ版はスイッチ版同士のマルチプレイという形になります。

西井 本作はUnreal Engineで開発されているので、Xbox向け移植が不可能というわけではありません。そのため、要望が多ければもちろん検討いたします。

――同じくトイロジックさんの『Warlander』はコンテンツアップデートを行っていく運営型サービスを特徴としていますが、本作にはコンテンツ追加アップデートの予定などはあるのでしょうか。

落合 現段階の目標はリリースすることなので、今のところは計画にありません。ユーザーさんから好評をいただければ、もしかしたら追加コンテンツを作れるかもしれません。

西井 『Warlander』は基本プレイ無料の運営型サービスですが、本作は有料の買い切り型となっています。ですので、購入していただければすべてのコンテンツを楽しむことができるという形での提供となります。ただ落合の言う通り、人気が出れば追加コンテンツをぜひ検討していきたいです。


『グリッチバスターズ:スタックオンユー』は、PC(Steam)/PS4/ニンテンドースイッチ向けに5月23日に発売予定。価格は、近日中にストアにて10%オフの割引価格で予約開始が予定されているPS4版/スイッチ版が2,640円(税込)、Steam版が2,350円(税込)となっています。


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《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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