ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】

かわいいが、どこかシュールなアクションゲームだった『へべれけ』。早すぎたメトロイドヴァニアとも言われた本シリーズの続編に迫りますぱぴゅー。……失礼しました。

連載・特集 プレイレポート
ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】
  • ウソだろ!?約30年の時を経て『へべれけ2』が登場。また「ぽぷーん」を投げる冒険が始まるぽぴー!【BitSummit Let’s Go!!】

ほーうっ。ほーうっ。まさかつづきがでてくるとはぱぴゅー!いったいどういうことだぷぴょーっ! わちのぽぷーんはどこだぴゃ!

「なんだ? ついにGame*Sparkがバグったか」と思われましたか? 安心してください。至ってライターは冷静です。むしろ、この喋り方に聞き覚えはありませんか? もしかしたら30代後半以上の方ならご存じではありませんか? ご存じであれば、どこか懐かしい気持ちにすらなりませんか?

そう、これは1991年に発売されたファミコンソフト『へべれけ』の主人公・へべの喋り方なんですね。なんとこの喋りを実に30年ぶりに京都府・みやこめっせで行われたゲームイベントBitSummit Let’s Go!!のSUNSOFTブースにて聞くことになったのです。

同ブースにて完全新作『へべれけ2』が出展。試遊が可能となっていました。あのかわいく、シュールな世界観のアクションゲームが装いを新たにして、ゲーマーの前に現れたのです。

あたらしいアートスタイルでぼうけんするぱぴゅー!

『へべれけ2』を試遊してみていろいろ驚きましたね。まずアートスタイルが良い。「いま『へべれけ』を作るにあたってこうきたか!」と思わされるんです。

というのも基本的なアートスタイルがなんと切り絵調。さらに会話ウィンドウなどがアイロンビーズで表現されていて、全体的に手作りの絵本の世界でゲームプレイしているかのような雰囲気があるのです。

もちろん現実のアートの表現手法を2Dアクションに持ち込むのは、任天堂の『ヨッシーアイランド』の絵本風アートや『ヨッシーウールワールド』みたいな編み物の要素など、決して新しくはないでしょう。とはいえ『へべれけ2』がピクセルアートで表現したりするような方向で作られてもおかしくなかったし、むしろ初代『へべれけ』から30年も経っているので、過去を知っているプレイヤー向けにそっちへ寄ることもありえたように思います。

つまりここで『へべれけ2』が切り絵な絵本調にしたのは、古くのプレイヤーだけではなく、新しい、若いプレイヤーも視野に入れているというSUNSOFTの本気さを感じさせるものです。

懐かしの仲間たちも

なつかしの「あたーく」が今回もさくれつするぽぴー!

『へべれけ2』は懐かしく新しい。それを痛感させるのがさまざまなアクションです。まず再現されていてうれしかった技が「おしりあたーく」です。あたーくって何って? わからないですか? 『へべれけ』世界でのAttackの言い方ですよ。ジェラードンのメンバー、アタック西本も『へべれけ』世界なら “あたーく西本”になるって寸法です。

この技は初代『へべれけ』ではジャンプして十字キーの下を入力することで、敵を踏みつけることができるもの。『へべれけ2』でもこのあたりは外さなかったのは良かったですね。

アクションに変更があったのは、敵に投げつけるアイテム「ぽぷーん」周りでした。初代へべれけでは敵をおしりあたーくで踏みつけると出現するアイテムでしたが、『へべれけ2』ではいつでも取り出せるアイテムへと変更。ただし、無限にぽぷーんを投げつけられるわけではなく、一度投げると再び取り出せるようになるのに時間がかかるようになっています。

さておしりあたーくやぽぷーんあたーくなどなどIQがどんどん下がりそうなワードを挙げつつ、『へべれけ2』でも試遊内にボス戦が存在。相手は着ぐるみパジャマみたいなものを来た、お嬢さま喋りの不思議キャラ 「おーちゃん」です。

初代『へべれけ』でも最初に出会うボスであり、仲間として印象的なキャラですが、今回のおーちゃんは謎の敵に汚されちゃって目の前が見えない模様。ぽぷーんを投げつけ、そして最後におしりあたーくで踏みつけて戦うわけなんですが、なんだかこのあたりは懐かしかったですね。

おとなはなつかしく、こどもはあたらしく感じるゲームぱぴゅー!

SUNSOFTに本作についていろいろ伺うと、『へべれけ2』の制作がが初代から30年以上もスパンがあったのは、先日の別タイトルの復刻クラウドファンディング発表時に明かされたような事情だけではなく。


やっぱり初代が面白かったから」というのが理由とのことでした。「その中でメトロイドヴァニアにランダムマップを加えた構成で、初代を越える面白さを出せれば『2』を出せるかな、というところです」と、徐々に確信を強めていき、今回の『へべれけ2』開発に繋がっていった模様です。

『へべれけ2』は親と子供が楽しめる作品にしたいということです。「主に『へべれけ』を知っている世代ってお父さんなんですよね。彼らが子供と一緒に遊べる物を目指しています。子供が遊んでも楽しいし、親がやったら懐かしいという」そう開発の意気込みを語ってくれました。

会場で公開されていたトレーラーを見ると、先に進むと秋や冬の季節を見せるステージも観られました。初代よりもより情緒的で、温かみのある世界が期待できそうです。『へべれけ2』は2023年内に、PS4/Xbox One/Switch/PCでのリリースを予定しています。

《葛西 祝》

ジャンル複合ライティング 葛西 祝

ビデオゲームを中核に、映画やアニメーション、現代美術や格闘技などなどを横断したテキストをさまざまなメディアで企画・執筆。Game*SparkやInsideでは、シリアスなインタビューからIQを捨てたようなバカ企画まで横断した記事を制作している。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top