【吉田輝和の絵日記】世代ドンピシャな80年代おじさんが有野課長と一緒に魔王を倒す『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】世代ドンピシャな80年代おじさんが有野課長と一緒に魔王を倒す『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』

今回は、バンダイナムコエンターテインメントから発売されたニンテンドースイッチ向けタイトル『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』をプレイ!

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【吉田輝和の絵日記】世代ドンピシャな80年代おじさんが有野課長と一緒に魔王を倒す『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』
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今回は、バンダイナムコエンターテインメントから発売されたニンテンドースイッチ向けタイトル『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』をプレイ!本作は、ニンテンドーDS向けに発売された『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』と『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』の2作品を1つにしたリマスター作品です。

プレイヤーは80年代にタイムスリップし、少年時代の有野課長とともに、様々なレトロ風ゲームに挑戦していきます。

ゲームを最初から最後まで配信している人って凄いですよね。僕も絵日記でお届けするゲームは基本的にクリアしてから執筆しているのですが、面白いトークや魅せプレイが出来ないのはもちろん、歳のせいか30分ごとに休憩を挟まないと集中できないし、プレイ中の様子は人に見せられるようにはなっていません。衆人環視の中でゲームをプレイ出来る人は尊敬しちゃいます!

◆80年代にタイムスリップ!

有野課長は、人気番組「ゲームセンターCX」で数多くの難解レトロゲームに挑み、クリアを成し遂げていた。しかしその偉業の裏で失敗したゲームも多く「もっとゲームがうまかったら…」と有野課長の心を蝕んでいた。そしてその無念の想いはニンテンドースイッチに宿り、デジタルな姿となって実体化する……。

その名はゲーム魔王アリーノー。日本中のゲーマーに対し、魔王からの挑戦状が叩きつけられたのであった。

主人公は男女の2タイプから選択可能だ。名前は「おじさん」に決めた。

アリーノーからかなりのゲーム好きと見込まれたおじさんは80年代にタイムスリップさせられて、アリーノーから出される挑戦状をクリアすることになった。

有野少年は、いきなり現れたおじさんを訝しみつつも「オレと遊びたいんやな!」と受け入れてくれた。順応性が高い子どもだぜ。

最初に挑戦するソフトは、1984年のゲームセンターで大流行している『コズミックゲート』だ。タイトルごとに複数の挑戦内容が提示され、それを順番にクリアしていく。

アリーノーからのメッセージは有野少年にも届いたらしく、自分の未来の姿がアレだと知って嫌がっているな。

そうだよな、未来の自分がいきなり現れて、おっさんになってもゲームばっかりやっていることを知らされたら……確かに微妙な気持ちになるだろう。

そんな悲しい話は置いといて、とにかく最初のゲームを始めよう。

◆有野少年と一緒に、アリーノーからの挑戦をクリア!

あの当時の少年達は、接触を良くするためにカセットの端子部分にフーフー息を吹きかけていたけど、どこでそんなテクニックを覚えたんだろうな。みんなやっていたよね。

僕の周りはほぼ全員フーフー派だったんだけど、中には端子を直接舐める派もいて、他所の家のカセットを舐めたヤツはその家を出禁にされてたなあ……と懐かしみながらカセットを本体に挿入する。

最初の挑戦は『コズミックゲート』でステージ5に到達することだ。

『ギャラガ』やインベーダーゲームを彷彿とさせる、昔懐かしのシューティングゲームだな。プレイ中は横で見ている有野少年が褒めてくれたり、やられた時には「しょっぱいミスやな~」などとツッコミを入れてくれたりする。

過去にWii向けタイトルとして配信されていた『珍道中!!ポールの大冒険』を思い出して懐かしくなるな。

挑戦を達成すると、一旦そこでゲームは終了する。そして次の挑戦が提示され……といったように進行していく。

有野少年の部屋に置いてあるゲーム雑誌には、攻略情報や裏技などが掲載されており、挑戦の内容に沿った情報が確認できる。

「ゲームセンターCX」のスタッフが編集部員として登場するのも嬉しいな。写真の画質が荒いところも、当時のゲーム雑誌っぽさが出てて良いね!

全ての挑戦をクリアすると、次の挑戦タイトルの発売日まで時間が経過する。次に挑戦するのは『からくり忍者ハグルマン』だ。

普段はあんまり一緒に遊ばないのに、ゲームを買ったときにだけ家に来るクラスメイトみたいだな……。

『忍者じゃじゃ丸くん』風のゲームで、手裏剣や踏みつけ攻撃、扉の出入りを駆使して敵を倒していく。

続編の『ゲームセンターCX 有野の挑戦状2』と合わせると、計20種類以上のゲームがプレイ出来るようになるし、クリア後のやりこみ要素もあるのでボリュームはかなりあるな。

また、本作では完全新規のレトロ風ゲーム『炎の格闘サラリーマン ヤッタロー』が収録されている。

オープニングデモをスキップすると、有野少年に「せっかちやな~」とツッコまれた。そのままタイトル画面で放置していると「そろそろ始めよか~」とか「これだけでも電気代食うねんで」とめっちゃツッコんでくる。バリエーションが多いな!

パンチやキックを駆使して戦う『くにおくん』風のオーソドックスなベルトスクロールアクションと思いきや、名刺交換をして戦いを回避出来るといった要素もあり、独自色は強めになっている。

また、自社の社長を後ろから攻撃するとどんどん机にめり込んでいくといった、他のゲームのパロディ要素もしっかり収録されているぞ。成長要素もあるので、これ一本でもしっかり遊べそうだな!


ファミコン、スーパーファミコン風のゲームがぎっしり詰まっており、全体的なボリュームはばっちりでした。

アリーノーから出される挑戦内容は、各ゲームのチュートリアルのような役割もあり、苦手ジャンルのゲームでもスッと馴染んでいけるのが良かったですね!有野少年の合いの手やツッコミも、隣で誰かと一緒に遊んでいるような気持ちにさせてくれます。

ただ、暗転ロードがちょっと長い上に結構な頻度で入るのが残念でした。ゲーム雑誌を開くのにも暗転ロードが入るので、結局あまり読まずにクリアしてしまいましたね。

「ゲームセンターCX」ファン向けではあるのですが、番組について詳しくなくても、様々なジャンルのレトロ風ゲーム詰め合わせとして十分楽しめると思います。

『ゲームセンターCX 有野の挑戦状 1+2 REPLAY』は、ニンテンドースイッチ向けに発売中です。


《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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