気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、William Rous氏とEvil Trout開発、PC/Mac/Linux向けに7月14日にリリースされたミステリーアドベンチャー『ギャリー邸事件』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、とある事件を追いかけるミステリーゲーム。2025年に公開されたフリーゲーム『Type Help』の再構築作品であり、原作のゲーム体験はそのままに、キャラや背景といったビジュアル表現が追加され、よりリッチで恐ろしい体験が可能です。日本語にも対応済み。Game*Sparkではプレイレポも掲載中です。
『ギャリー邸事件』は、2,600円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Robinこんにちは、Evil Troutの創設者、Robinです。私たちは現在、PC向けの推理ミステリーゲームを開発しており、最新作はこの『ギャリー邸事件』になります。
一番好きなゲームは『Portal 2』ですね。パズル要素としっかりしたストーリーが見事に融合している点や、かなり笑えるところが大好きです。もっと笑えるゲームが増えてほしいと思っているのですが、なかなか難しいですよね。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Robin本作は、昨年リリースされた『Type Help』という無料のテキストゲームを再構築したものです。この作品は推理ミステリージャンルのファンの間で非常に好評だったため、私たちは開発者にアプローチし、一緒にこのSteam版を開発することとなりました。グラフィックの一新、フルボイス、新しいUI、そして完全新規コンテンツを多数盛り込んでいます。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Robin『Type Help』は、『Her Story』、『Return of the Obra Dinn』、そしてEvil Troutの過去作である『The Roottrees are Dead』からインスピレーションを受けています。また、ボードゲームの「クルード」と多くの共通点があることを指摘する声も多く寄せられていますね。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Robin本作は、プロのディレクターを起用してフルボイス収録を行った、私にとって初めての作品となりました。才能あふれる声優さんたちやディレクターと一緒にボイス収録の現場に立ち会えたことは、本当に特別な体験でした。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
RobinSteamでの評価が48時間も経たないうちに「圧倒的に好評」に達し、本当に驚いています。この手のミステリーゲームはニッチではありますが、いくらあっても足りないという熱心なファン層が確実に存在します。ゲームをクリアした途端に「次は?」と聞かれたのは、プレッシャーでもありましたが!
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Robin『ギャリー邸事件』の開発はほぼ完了しています。現在はいくつかのバグ修正と、少しロジカルではないパズルの調整を行っているところです。それが終われば、さらなる言語対応や、コンソール版への展開に取り組むことになるかと思います。ですが、そろそろ次のプロジェクトに移り、新しいゲームの開発にも着手したいと考えています。
――本作の日本語対応について教えてください。
Robinゲーム内のテキストと画像はすべて日本語に翻訳されています。ボイスについては、10名以上の声優陣が関わっており、収録時間も何時間にも及ぶため、コスト面の問題から対応していません。(ボイスは未対応ですが)今すぐ日本語でプレイしていただけますし、多くの日本のプレイヤーの方々からも「楽しんでいる」という声をいただいています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Robinはい、配信や収益化に関する制限は一切ありません。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Robin私たちが作ったゲームに興味を持っていただき、ありがとうございます。私は昔から日本のゲームが大好きなので、日本のプレイヤーの皆さんに楽しんでいただけるゲームをリリースでき、とても幸運に思っています。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








