気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Team Tetrapod開発、PC/Mac/スイッチ向けに7月23日にリリースされた超能力推理アドベンチャー『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、超能力に関わる過去の事件を追うミステリー推理アドベンチャー。プレイヤーは会話と探索を通じて情報を集め、超能力に関連する資料やその痕跡が残るさまざまな文書を組み合わせて推理し、様々な選択や決断を下していきます。全6エピソードでマルチエンディングを搭載。日本語にも対応済みです。
『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』は、3,500円(8月6日までは10%オフの3,150円)で配信中。


(日本語で回答いただいたため、最低限の編集で掲載します)
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Kniroこんにちは。『Staffer』シリーズを制作したTeam Tetrapodの企画担当、Kniroと申します。好きなゲームは頻繁に変わる方ですが、『Staffer』シリーズを開発することになったきっかけとしては、『逆転裁判3』から受けた影響が非常に大きいです。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Kniro超能力が事件の中心にありながらも、現実味を持って感じられる点だと思います。文書を使った推理システムも、そうしたリアルな感覚を味わっていただきたいと思い、企画したものです。多くの超能力者が登場する一方で、主人公自身は無能力者であるという点も、本作の大きな個性になっているのではないかと思います。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Kniroもちろん、多くのゲームから影響を受けています。先ほど申し上げた『逆転裁判』シリーズをはじめとする推理ゲームはもちろん、文書を組み合わせて推理するというコンセプトは、インディーゲーム『Papers, Please』から影響を受けました。そのほか、世界観や全体的な雰囲気については、「ジョジョの奇妙な冒険」や「HUNTER×HUNTER」のような能力者バトル漫画、そして「すばらしい新世界」のようなディストピア小説から影響を受けています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Kniroゲーム開発というものは、いつも想像以上に険しく、それでいて楽しい旅だと思います。制作中は頭を悩ませることばかりだったように思いますが、今思い出すのは、発売を目前に控えた日に全員で集まり、ノンアルコール飲料で祝杯を挙げた楽しい記憶だけです。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Kniro主人公たちの関係性が百合でよかった、という感想が最も印象的であると同時に、戸惑ったものでもありました。特に百合要素を意識して執筆していたわけではなかったからです。世界から見捨てられた者たちが互いに共感し、救い合う部分に焦点を当てたかったのですが…レビューを読んだあと、改めて物語を見返してみると、どう見ても百合だと認めざるを得ませんでした。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Kniro当面は、プレイヤーの皆様が感じる体験に焦点を当て、演出や利便性の改善を進めていく予定です。Steamの掲示板やDiscordを通じて継続的にフィードバックをいただき、可能な限り迅速に修正を進めています。クラウドファンディングでは、新しいカットシーンや演出、BGMなどの追加をお約束したため、それらについても今年中にすべて実装することを目標としています。
――本作の日本語対応について教えてください。
Kniro『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』を含む『Staffer』シリーズのすべてのゲームは、正式に日本語に対応しています。それだけでなく、外伝作品の『Dice Eater:超能力推理カードゲーム』を除き、日本語音声にも対応していますので、その点についてはご安心ください。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Kniroはい。悪意のある編集が含まれていない限り、どのプラットフォームでも、ゲームの全内容を制限なく配信し、収益化していただけます。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Kniro『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』は、皆様の応援のおかげで無事に発売することができました。反転を繰り返しながら明らかになっていく、物語の裏側をぜひお楽しみください。超能力推理は、これからも続いていきます!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
※UPDATE(2026/7/30 20:38):記事内質問文の日本語への対応状況について、本来、本記事では不要な文言が残ったままになっておりました。残っていたのは読者向けのフォーマットであり、質問に際しては、すでに日本語に対応している場合に配慮した内容として送付しています。








