“作業用ゲーム”『Spirit City: Lofi Sessions』や『Chill Corner』で学ぶLo-fi Hip Hopの歴史【特集】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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“作業用ゲーム”『Spirit City: Lofi Sessions』や『Chill Corner』で学ぶLo-fi Hip Hopの歴史【特集】

急成長を遂げた”Lo-fi Hip Hop/Lo-fi Beats”の誕生と変遷、その魅力に迫る。

連載・特集 特集
“作業用ゲーム”『Spirit City: Lofi Sessions』や『Chill Corner』で学ぶLo-fi Hip Hopの歴史【特集】
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GWにオススメのLo-fi Hip Hopチャンネル/アーティスト

さて、話題を戻しましょう。最後に、Lo-fi Hip Hopを代表する主なチャンネル/アーティストを紹介しつつ、筆者が独断と偏見で選んだ、ゴールデンウィーク中のリスニングにオススメの曲たちを披露して締めたいと思います。

◆Lofi Girl(旧名:Chilled Cow)

フランス・パリを拠点に、Dimitriが運営するYouTubeチャンネル「Lofi Girl」。執筆時点でチャンネル登録者数は1,400万人を超え、総再生回数は驚異の19億回以上と、桁違いの人気を誇ります。スタジオジブリ作品に影響を受けた少女のアイコンを一度は目にした方もいるでしょう。

2017年、Lo-fiサウンドを乗せた24時間のライブストリーミングがきっかけとなり、徐々にリスナーを増やしていきます。同時にLo-fi Hip Hopも認知度を高めていきますが、ジブリなど日本アニメをループさせた映像を使用したことで、チャンネルは一時停止し、のちに再開。2021年には「Chilled Cow」から現在の「Lofi Girl」へと改名しました。

サウンドの特色は、良い意味でクセがなく、24時間365日どこにいてもフィットするような、万人にオススメできる選曲です。

◆Chillhop Music

オランダを拠点に、Basが運営する「Chillhop Music」は、YouTubeの登録者数328万人で、「Lo-fi Girl」と比較するとやや少ないものの、こちらも重要なコミュニティの立役者のひとり。

Chillhop Musicはストリーミング配信だけでなく、レーベルとしての側面もあり、多くのアーティストを輩出。公式サイトでは、バイナルやアパレルなどフィジカルグッズも販売しています。

the bootleg boy

「the bootleg boy」は、登録者数429万人、総再生回数6200万回を超える人気チャンネルです。

物悲しげでメランコリックなメロディを基調に、ローファイ感を際立たせた選曲が特徴的。東京や大阪、世界各地の地名をタイトルに冠する「RAINING IN 〇〇」シリーズは、雨音など環境音を重ねて情景を浮かび上がらせ、より内省的なサウンドに仕上げています。

◆Tommpabeats



フィンランド在住のビートメイカー「Tommpabeats(トンパビーツ)」は、2016年に「Harbor LP」をリリース。全曲が2分弱の短いものですが、日本のアニメ、往年のジャズ、クラシック映画からの豊富な引用で、美しく静謐なLo-fi Hip Hopを作り上げています。ちなみに、M24「Monday Loop」はSpotify上で9,000万回以上再生されており、人気の高さが伺えます。

◆Dropp

カリフォルニア在住のビートメイカー「Dropp」は、1995年発売の名作RPG『クロノ・トリガー』の楽曲を大胆にサンプリングしたアルバム「クロノトリガー 時之翼 epoch」を2020年に発表しました。

ループされるメロディや効果音は、たしかに原作で流れていたサウンドで、それらを温かみのあるBoombap(ブーンバップ)やドラムンベース的なビートが支えており、見事に名作RPGとHip Hopを繋げています。ただしBPMは100~120前後と、Lo-fi Hip Hopとしてはテンポが速く、リラックスできる印象はないかもしれません。

◆Oatmello


アメリカはオレゴン州在住のトラックメイカー「Oatmello(オートメロ)」は、2017年にアルバム「Campfire」をリリース。フルートやストリングスなど生楽器を使ったメロディのループは非常に心地よく、オーガニックなローファイ感は独特な高揚感に包まれます。特にM3「Memory of You」、M4「Road to Trip」が筆者のオススメです。


いかがでしたでしょうか。今後ますます『Spirit City』や『Chill Corner』のような、作業用ツールとしてのゲームが増え、それに伴いライトゲーマーからハードコアゲーマーまで、Lo-fi Hip Hopに触れる機会も多くなるかもしれません。本記事を読んで、少しでも理解する一助となれれば幸いです。


Modal Soul
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:DOOMKID,編集:キーボード打海

ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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編集/「キーボードうつみ」と読みます キーボード打海

Game*Sparkの編集者。『サイバーパンク2077 コレクターズエディション』を持っていることが唯一の自慢で、黄色くて鬼バカでかい紙の箱に圧迫されながら日々を過ごしている。好きなゲームは『恐怖の世界』。

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