竜族の可愛い女の子と二人きりの5日間――ただし、彼女は死刑囚。マルチエンドノベルゲーム『イツカノヨル』【先行プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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竜族の可愛い女の子と二人きりの5日間――ただし、彼女は死刑囚。マルチエンドノベルゲーム『イツカノヨル』【先行プレイレポ】

ガラス越しに重ねる彼女との会話の間もずっと、視界には「即処刑出来るボタン」が映っていて……。

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竜族の可愛い女の子と二人きりの5日間――ただし、彼女は死刑囚。マルチエンドノベルゲーム『イツカノヨル』【先行プレイレポ】
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Indigo IngotsとStarlit Chronicles Studioが開発した『イツカノヨル』が、PC(Steam)向けに1月29日に配信されます。価格は800円(税込)で、ローンチセールとして20%オフ中です。また、Nintendo Switchでも配信が予定されています。

Game*Sparkではこの度、パブリッシャーであるわくわくゲームズからキーを提供いただきましたので、本記事ではその魅力をお届けします。

●生殺与奪の権を俺に握らせるな

本作は、マルチエンド方式のノベルゲームです。元々は、2023年10月にフリーゲーム投稿サイト「unityroom」にて公開されたフリーゲームで、本作はそのリメイク作品となっています。

こちらはフリーゲーム版のタイトル画面です。こうしてみると結構変わっています。

フリーゲーム版は「Unity1週間ゲームジャム(1 Week GAME JAM)」という、Unityを使って1週間でゲームを作るお祭りの参加作品として制作されました。その時のお題は「1ボタン」で、作者であるIndigo Ingotsさんの当時のnoteを見ると(リンク先はフリーゲーム版のネタバレを含みますのでご注意ください)、困惑されていた様子がうかがえます。というのも、Unity1週間ゲームジャムのお題はゲームの幅を持たせるためか、「さがす」「つたえる」というような広い解釈ができるお題が多いのです。

さて、そんなお題で、本作はどのようなゲームになったかと言いますと、看守として死刑囚を見張るゲームです。

見張るのは、村を焼いた罪で5日後に処刑される死刑囚の、竜族の少女「ミラ」。任務の中でプレイヤーは、ミラと会話を重ねていきます。しかしプレイヤーの前には「即処刑できるボタン」が置かれていて、彼女が怪しい動きをしたり、身の危険を感じたりしたら、すぐにボタンを押すことができるようになっているのです。そう、会話の途中だろうと……。

つまりプレイヤーは、常に彼女の生殺与奪の権を握った状態なのです。5日後に処刑される運命にあるのに……。極端な話、会話する前にボタンを押してしまうことだって、できるわけです…………。否が応でも視界に入り続ける赤いボタンを意識しながら、プレイヤーは彼女と5日間(あるいは未満)を過ごします。

●リメイクによってパワーアップ、魅力120%! まあ……お辛いのだけれど……

試しにエンディングを1つ見てみましょう。なお、本記事で紹介するエンディングは、フリーゲーム版でも実装されているものとなっております。本作が気になっている方は、まずフリーゲームをプレイしてみても良いかもしれません。筆者はフリーゲーム版もプレイしているため、フリーゲーム版との違いも多めにお届けさせていただきます。

ゲームを開始すると、看守長から直々に任務を言い渡されます。どうやら、竜族は角を持つことから、悪魔の末裔と呼ばれているようです。

ガラス越しにいる、角が生えた金髪の少女。彼女こそが村を火の海にしたという「ミラ」です。

こちらはSteam版での最初の選択肢で、
こちらはフリーゲーム版での同じ画面。

冒頭や選択肢のシーンをフリーゲーム版と見比べてみると違いがよくわかります。より物語に没入しやすいデザインになっている印象を受けました。本作の要となるミラとの会話シーンについても、フルボイスになって彼女の感情がより伝わってきます。文章も随所で加筆されて主人公の心情描写も増えており、フリーゲーム版から正統にパワーアップしています。

さて、初日を終えて2日目へ。ミラは村を焼いたと自分自身でも言っています。しかし、初日こそこちらに圧をかけてくるシーンはありましたが、彼女と対話を重ねていくと恐ろしいイメージとは異なる印象を受けます。いや、こちらを油断させようという演技かもしれません……。

なんて思っていたら、知らない展開になりました。フリーゲーム版では2日目は食事の話しかありません。リメイクにあたりエンディングが追加されているので、それに関係してくるのかも。
話題は竜族の角についてのようです。モンスター娘大好きな筆者にとってはなかなかに見逃せないとこ、ろ……

ど、ど畜生選択肢が追加されている!?ど畜生選択肢が追加されていますよ!!

うぅ、なんかどの選択肢も嫌な結果になる可能性を秘めている気がします……。ただ、元より、主人公を心優しい人物にするのか鬼畜所業野郎にするのかプレイヤー次第! なところも魅力の1つであるゲームでした。

「どうせいつかは見るし……」と一番下を選んでみたところ、涙ながらに「竜族として死なせて欲しい」と訴えてくるミラと、そんな彼女に対して追い打ちをかける選択肢……!ひ~!これ絶対、何かあるよ~~~!

3日目の冒頭には、同僚との会話が挟まりました。どうやら、囚人と仲良くしすぎると看守も処罰対象になるようです。果たして主人公は、ミラと交流を深めるべきなのか否か……。

そんなことを考えながらミラのいる牢屋までやってきました。時刻は人目につかない夜。2日目の時にど畜生選択肢を選んでしまったからか、一瞬挟まってくる選択肢が。しかも真っ赤!これは「自分、取り返しのつかない選択肢ですよ」という雰囲気がしています!
え~~~……全てのエンディングを見たい気持ちと、それはそれとして「この選択肢を選びたくね~!」の気持ちが……いや、傷は早い方が良い。そう覚悟を決めて、「角を折る」を……

選べずに「折らない」を選んだものの、自分自身に耐えられずにここでボタンをぽち。一瞬挟まる絶望の表情を浮かべたミラの姿がフェードアウトしつつ、主人公のモノローグでエンディングを迎えるのでした……。

ごめんな……

ワンプレイはだいたい5分から10分ほどでサクッとプレイできるのですが、ボタンを押すか否かだけではなく、押すタイミングや会話の選択肢によってストーリーは変化して、エンディングも多様に分岐します。なんとも言えない気持ちになるエンディングから胸が温まるエンディングまで豊富に揃っており、ぜひ全部見て欲しいです。

他のエンディングを見るために、ミラの絶望の表情を何度も見るのは、いろいろな意味でクるものがありますが……個人的にはフリーゲーム版で「ここ、特に何もないのか~」と思っていた箇所がパワーアップしていてにやりとしました!そしてそんな自分に落ち込みました。

ミラはなぜ死刑囚になったのか、竜族というのはいったいどんな存在なのか、リメイクで追加されたエンディングに救いはあるのか――。それはぜひ、プレイして貴方の眼で確かめてほしいと思います。

イツカノヨル』はPC(Steam)向けに1月29日配信。ニンテンドースイッチでも配信予定です。

ライター:羊めり,編集:みお

ライター/ゲームと読書と紅茶と強い女が好き 羊めり

ゲームをする羊、羊が苗字でめりが名前です。雑多にコンシューマーゲームやインディーズゲームを遊んでいますが、特にナラティブ重視なゲームが大好きです。人外娘もめちゃくちゃ好きです。探偵小説もはちゃめちゃ好きです。辛い食べ物は得意ではないです。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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