◆スイッチ2での『ケツバトラー』構想。カメラで拡張するケツバトルの世界、そして尻習字という概念

――漫画版「ケツバトラー」、第一章の最終話(第8話)にて煽り文で「スイッチ2の情報を早くシリたいです!」って書かれていました。もしかして、ニンテンドースイッチ 2での『ケツバトラー 2』が構想されているのでしょうか。
トモぞヴP:あれはカーくんが勝手に言っただけです(笑)。
コロコロカーくん:“煽り文は、誰にも意見されないで書ける場所”、そう心に決めてるんです。
トモぞヴP:週刊コロコロで1番すごい煽り文を書く人として名を馳せてますね(笑)。
コロコロカーくん:でもゲームを出している側として本当に知りたいと思って書いたんです。情報が出た今、スイッチ2でも『ケツバトラー』を遊べることがわかったのですよね?
トモぞヴP:多分遊べると思います。任天堂のサイトを確認したら、タイトルをひとつひとつ検証してますって書いてあったので。……これは多分、任天堂のオフィスの中で『ケツバトラー』やったのかな。遊べないタイトルの中にはなかったから、きっとJoy-Con2でも遊べるのでしょう。
――実際に動作確認してもらったということですね。
トモぞヴP:想像したら「マジかよ!?」って感じですけど(笑)。
――インタビューさせてもらっている今は、本当に情報が出て数日という段階なのですけども「これは使える」と思ったり、興味を持たれた機能などはありますか。
トモぞヴP:やっぱりカメラとマイクですよね。チャット機能が強化されるということなので、『ケツバトラー』は今のところオンラインの実装予定はないのですが、プレイしている様子をビデオチャットで流して戦うのはそれはそれで面白いなって。
「ゲームプレイしている姿を面白くする」が作品のコンセプトなので、プレイヤーとプレイ映像を紐付ける機能は、意図せずしてこのゲームに追い風が吹いたなと。
コロコロカーくん:あとまた上手いこと、トモぞヴPさんがXで良い感じにツイートしてくれて!
トモぞヴP:任天堂に怒られないかヒヤヒヤしながらツイートしてました(笑)。
――マウス機能を活かされたりとかは、なかなか難しそうですか。
トモぞヴP:尻文字、尻マウス……。尻操作自体にももっと遊びしろがあるような気がするから……いやマウス機能には無いな。
高出なおたか:“尻習字”とかで勝った人が一筆書けるとか。

一同:(笑)
――おふたりは普段どんなゲームをしているのですか?
コロコロカーくん:僕は全然やらないです。ボードゲームとかですね。
高出なおたか:(コロコロカーくんに)ゲームしてるのバレて大丈夫なのかな。……『モンスターハンターワイルズ』は100時間以上やってます。
コロコロカーくん:漫画家さん同士でやっているのはなんとなく知ってます。(笑)
――バレてる(笑)。では逆に、ゲームを遊ぶ人としてスイッチ2のどの辺に興味が出ましたか?
高出なおたか:スペックが上がっているのが単純に楽しみです!あとはもしスイッチ2で『ケツバトラー』がカメラ機能に対応したら、甥っ子と遊びたいですね。甥っ子がまだ『ケツバトラー』を遊ばせようとすると恥ずかしそうな表情をするんですよ。遊んでみたらきっと楽しんでくれるはずですけど、500円渡して「プレイしろ」っていうのも、こちらが恥ずかしい。カメラ機能が実現したら甥っ子だけではなく身内同士や親とかとも一緒に楽しめるようになりますね。
トモぞヴP:でもあれはカメラが映るってだけで、オンライン対応するというわけではないかも……。
コロコロカーくん:もう、オンライン機能……実装するしかないですね。
高出なおたか:遠くの、実家にいる家族とやれたら嬉しいですね!
トモぞヴP:(笑)。
コロコロカーくん:そのためにも第2章の漫画も頑張ってそれがめちゃめちゃ売れて、ゲームもさらに売れるという未来が待ってると嬉しいです。
トモぞヴP:今のままでオンライン対戦を実装したとしても「(お尻ではなく手で振るなど)見えなかったらズルし放題」という問題があったのですが、もし仮にカメラの映像をつけていればズルしてもバレますね。そういう意味ではオンライン対応へのハードルは下がりますが……!
――『ケツバトラー』はDLCなどで、漫画の展開を逆輸入することはありそうですか。
トモぞヴP:予定している無料アップデートで、第2部で登場するキャラクターを追加する予定です。
今漫画に出てるキャラクターは原案がカヤックなんですが、2部のキャラクターは完全に漫画発で、逆輸入してゲームに実装します。
あとは単行本第1巻の発売にあわせてセールを行う予定です。ちょうどゴールデンウィークなので、帰省する人は甥っ子や姪っ子、親戚の子と遊んでほしいですね。
自分で言うのもなんですが、500円の娯楽の中では最もコスパがいいと思うので、ぜひ!
――GWの海外旅行とかに持っていってグアムの海辺とかでプレイもできますね。言葉が通じない間柄でも遊べそうです。
トモぞヴP:海外にはまだ積極的な露出ができていないのですが、英語にも対応しています。売上は日本がトップなんですが、海外だとブラジルが1番売れてるんじゃないかな……。
――ブラジルは凄く強そうですね(笑)!サンバのリズムで……。
トモぞヴP:サンバの練習ソフトとして売れないかな?
◆尻に絡めた文章を作るコツ―日常の中に尻は潜んでいる。

――Game*Sparkには「トイレ・オブ・ザ・イヤー(TOTY)」および「TOTM」という企画があって、私は今年の「TOTY」を執筆をさせていただいたのですが、「トイレに絡めた文章」を作ることが難しく感じました。その点『ケツバトラー』関連ではお尻にまつわる文章(「完ケツ」や「シリアス」)などを大量に散りばめられて、感心します。読者の多くも「尻に絡めた文章を作りたい!」と願っているはずなので、そのコツを伝授頂けますか?
トモぞヴP:完全に僕らよりも高出先生や編集部の人たちの使い方が上手くなってきていますね(笑)。
コロコロカーくん:ケツ論から言うと、この世界にケツっていう言葉が思いのほか、溢れているんですよ。なので変に絡めようとしなくても、自然に絡まってしまう。気付いていないケツが結構あるという感じですね。
――ケツ論(笑)! 日常を生きていて我々が気づいてないだけで、ケツはそこらじゅうに潜んでるということなのですね。

高出なおたか:昔からギャグマンガが好きで、小さい頃からずっとダジャレを言って、大学生になってもやめられず、挙げ句周りに「ちょっとやめろよ」と言われさえしてきました。
そのおかげか普段からギャグ回路ができあがってて、「ケツバトラー」でダジャレのセンスが活かされたなと思います。
コロコロカーくん:高出先生が効果音にズシリと入れていた時、「やべぇな!」と思いました(笑)。そこにあるんだって!
トモぞヴP:ネーム読んでたらどんどん増えてきて、驚きました(笑)!
――ありがとうございます。読者の中でもまだケツバトラーになっていない読者はいると思います。彼らに向けて“ケツバトラーになるきっかけの言葉”をいただけたら幸いです。
トモぞヴP:もう、なった方がいい。ただそれだけです。
コロコロカーくん:ケツバトラーになりたいと思った時が、ケツバトラーになれる瞬間です。
ゲームは500円で買えますし、4月28日発売の漫画も770円で買えます。さらに4月28日から5月31日までは、なんと1巻分が週刊コロコロコミックで無料公開される予定なので、ぜひ読んでください。
小学生の頃の楽しかった気持ちに戻れる、童心に帰れるところが、ゲームでも漫画でも魅力の作品なので、ぜひ、読んで+遊んでいただけると嬉しいです。
高出なおたか:やってみないとシリ得ない世界なので、とりあえずやってみてください!
――今回は、ありがとうございました!
ニンテンドースイッチ向け対戦ACT『ケツバトラー』は500円(税込)にて発売中で、4月24日~5月20日まで半額となる250円(税込)でセール中です。漫画版「ケツバトラー」コミックス第1巻は4月28日に発売予定です。















