名作TPSリマスター『Gears of War: Reloaded』が8月26日に発売されます。筆者は後年に『ギアーズ・オブ・ウォー』のことを知ったため、シングルプレイは楽しめましたが、ゲーマーが熱中していたという情報を耳にしつつ、マルチプレイ遊ぶことは叶わなかったのです。
本記事では、マイクロソフトより提供いただいたマルチプレイヤーベータのプレイレポートをお届けします。
クラシックなルールを『ギアーズ』ならではの操作で面白く!
2回に分けて行われた今回のマルチプレイベータは、ひたすらラウンド内で殺し合う「Team Deathmatch」や、エリアを巡ってコントロールを奪い合う「King of the Hill」、“処刑”アクションをしないととどめを刺せない「Execution」モードの3つをプレイしました。

いずれも狭いマップでの撃ち合いが基本となっており、「Team Deathmatch」と「King of the Hill」ルールは非常にクラシックなシューターの対戦ルールです。1試合の時間も30分以内に終わる程度のボリュームであり、気軽に楽しめるのがポイントです。

おなじみの味ではありますが、そんなクラシックな体験を『ギアーズ』ならではの操作が包み込むことで熱中できる仕上がりになっています。本作はTPSですが、物陰に隠れてカバーするアクションがあり、隠れながら時折顔を出して撃つというのが基本です。マップには遮蔽物はたくさん配置されており、移動は遮蔽物を経由して進むのが基本です。

相手も自分も身を隠して壁の向こう側を見て、チャンスを伺って射撃するというTPSならではの駆け引きは、ジリジリとした読みあいが面白いです。身を乗り出していると撃たれるリスクも相応に高くなるため、常に気が抜けません。ダッシュ(スプリント)の挙動も、直進しかできないという融通のきかない仕様となっているため、カバーアクションの必要性は非常に高く、本作ならではの戦いを存分に堪能できます。
武器はデフォルトで3つ+グレネード1つを所持しており、状況によって使い分けることができます。遠くの敵はスナイパーライフル以外では倒すことがほぼ不可能であるため、必然的に近距離での戦闘となるのも特徴です。ルール自体は単純なものの、味方との連携を含めて奥深い内容となっています。

また、本作を語るのにリロードシステムは欠かせません。銃をリロードすると右上にゲージのようなものが出現し、白~グレーの範囲でもう一度リロードボタンを押すことで素早くリロードが完了したり、弾の威力が一時的に上昇したりします。一方、タイミングを外すとリロードが遅くなり、非常に不利になります。
これがあることで戦闘が起きたらリロードのタイミングにも意識を向けなければならないため、試合中に見るべきところがたくさんあり、脳のリソースを大幅に割く必要があります。その分、リロードをジャストタイミングで決め、敵との撃ち合いに勝ったときの爽快感は最高です。

これに加えて、「Execution」モードではダウン中の敵に処刑アクションをしなければならないというものも追加されます。銃で倒した敵に近づかなければならないため、敵の後援などに注意を向ける必要がありますが、うまく処刑できたときの爽快感はバツグン。本作ならではのゴア表現と相まって、中毒性のある体験に仕上がっていました。
『Gears of War: Reloaded』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに8月26日発売予定です。Game Pass UltimateおよびPC Game Pass、Xbox Cloud Gamingにも提供されます。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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