2025年7月21日、ベルサール渋谷ガーデンで『eFootball』シリーズ30周年を記念したイベント「eFootball ワールドフェスティバル in Tokyo」が開催されました。
イベントのフィナーレとして位置付けられた「eFootball シリーズ30周年記念発表会」では俳優の萩原利久さんのほか、お笑い芸人の有田哲平さん(くりぃむしちゅー)や山崎弘也さん(アンタッチャブル)、ジョン・カビラ氏をはじめとした豪華出演陣が登壇。そしてイベント後半ではサッカー界のレジェンドであり、元サッカー日本代表監督も務めたジーコ氏が登場し、会場を沸かせました。
Game*Spark編集部は『eFootball』のイベント取材に来ていたのですが、なんとサッカー界のレジェンドにお話を聞けるということで、すかさず囲みインタビューに参加!その模様をお届けします。
「孫と一緒に遊んでました」家族とゲームをプレイした思い出

――サッカー日本代表は4月に8大会連続、さらに世界最速でのワールドカップ出場を決めました。イベントでは日本代表の思い出なども語っていましたが、ジーコさんから今の日本代表はどう見えているのか聞かせてください。
ジーコ氏(以下、ジーコ):森保監督も活躍されていて、すごくおめでたいなという祝福の気持ちと、選手たちも、日本だけでなく海外でも活躍されている選手がたくさんいるということで、すごく誇らしい気持ちです。2026年北中米ワールドカップのチケットも獲得されたということで、おめでとうございます。
日本がアジアでプレイすればするほど、アジアの代表ということを証明していると感じています。プレイのクオリティも上がっていますし、過去のカタールワールドカップでも活躍されているのを拝見したので、今後もぜひこの調子で進んで欲しいと思っています。
森保監督に関しては、私が引退する間近にサンフレッチェ広島でプレイされていたというちょうど入れ替わりのタイミングではありましたが、彼がこうやって活躍しているのを見ると、すごく嬉しい気持ちでいっぱいですね。
――かつてスーパーファミコンで『ジーコサッカー』というご自身の名前を冠されたソフトがありましたが、その頃から比べて今の『eFootball』はとてもリアルに進化していると思います。サッカーゲームの進化について、なにか感じるところはありますか。
ジーコ:あまり比較するのは好きではないですが、私の時代と今では存在していたものも違います。今だとテクノロジーの進化はリアルのサッカーでもすごく感じており、例えばコートやスタジアム、ユニフォームなども進化しています。選手のトレーニングに関する機材なども進化しているので、そういった面でも影響があるのではと感じています。ゲームでも同じように、その時代にはなかった良さがあったり、現代らしいものがあったり、それぞれの時代の良さがあるでしょう。
特に今のゲームのリアル感はすごいなと思っていて、選手の動き一つ一つもそのままリアルに再現しており、私の時代と比べると全然違うので感心しています。私やペレさんの動きなども、今のゲームでは本物と見分けがつかなくなるレベルでリアルだなと感じています。

――ブラジル代表についてお聞きしたいです。アンチェロッティ氏が監督に就任しましたが、ジーコさんの時代だったらイタリア人監督というのは考えられないことだったと思います。当然次のワールドカップでは優勝を目指すと思われますが、優勝するためには何が必要だと思われますか。
ジーコ:まずは各選手の良さだったり、どう使うかということを監督に知ってもらう必要があるでしょう。ただ彼自身、プレイヤーとしても過去に監督を務めていたチームでも活躍を拝見しているので、そこはうまくやってくれると考えています。次のワールドカップでもブラジルを導いてくれるでしょうし、ブラジルが優勝するための要素は全て揃っているのではないかと思うので、とても期待しています。
――ジーコさんはゲームを遊んだことはありますか。あるのであれば、最初に遊んだゲームとその思い出をお聞かせください。またお孫さんがもしゲームをされるのであれば、一緒に遊んだ経験と思い出があれば教えてください。
ジーコ:私自身、『ウイニングイレブン』シリーズのカバーを飾っていた時には孫や子供と一緒にプレイしていたのですが、どうしても手が追いつかず、あまり上手くプレイできませんでした(笑)。ただ子供や孫はすごく上手にプレイしているので、私の代わりに上手くやっているなと感じています。家族みんなで『eFootball』を楽しんでいますよ。
――ありがとうございました。















