2025年8月14日、ChaosForgeが開発し、Hyperstrangeがパブリッシャーを担当する伝統的ローグライク『Jupiter Hell Classic』がSteamにて早期アクセスを開始しました。
「FPSを伝統的ローグライクとして再現する」という異色のローグライクの最新版が登場

本作は見下ろし視点で、グラフィックタイルでフィールドが描かれ、中央に主人公、周辺に敵がいるという、一見通常の伝統的ローグライクを踏襲していますが、本作が特徴的なのはメイン武器がほとんど銃器であり、敵も味方も遠距離攻撃を中心としているということです。

本作の大本となったのは2002年に公開されたテキストベースの伝統的ローグライク『DoomRL』で、このゲームはその名前の通りFPSの古典的名作『DOOM』『DOOM II』を伝統的ローグライクとして再構築しようというコンセプトのゲームでした。

このゲームは2016年に『DOOM』シリーズの権利元であるゼニマックスから「Doom」の名をゲームタイトルから外すよう抗議を受け、以降ゲームタイトルを『DRL』と改称しました。なお、『DRL』は現在も公式サイトからダウンロードが可能です。

その後、『DRL』をベースにして、画面の3D化などを行った『DRL』の後継作『Jupiter Hell』が2021年にSteamに登場しています。2025年8月14日現在、『Jupiter Hell』のSteamでの評価は"非常に好評"を獲得しています。

そして、その『Jupiter Hell』の"デメイク版"という扱いになるのが本作『Jupiter Hell Classic』です。

銃器による遠距離攻撃を中心とした戦闘は『DRL』から一貫して踏襲しており、武器を乱射しながら敵の群れを突っ切るか、それとも1匹ずつ敵をおびき出して確実に仕留めるか、その選択が問われます。

本作では「才能」システムも搭載しており、「才能」を習得することにより冒険をより有利に進められます。他の才能を習得条件とする上位の「才能」も用意されているので、目指すビルドの方向性に応じた才能の習得が求められるでしょう。
『Jupiter Hell Classic』は、PC(Steam)にて1,700円(8月28日まで1,445円)で早期アクセス実施中です。日本語には対応していませんが、デモ版が用意されています。
早期アクセスの終了は2026年8月を目標としており、1.0リリース時には値上げを検討する予定とのことです。










