【新連載】日本の炭鉱町舞台のレトロ風ホラーや死体と融合する怪物と戦うホラーがアツい!今週の「気になる新作ホラーゲーム」を一挙ご紹介【#アナタの知らない恐怖の世界】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【新連載】日本の炭鉱町舞台のレトロ風ホラーや死体と融合する怪物と戦うホラーがアツい!今週の「気になる新作ホラーゲーム」を一挙ご紹介【#アナタの知らない恐怖の世界】

ホラー大好きライターが新作ホラーゲームを毎週ピックアップ!

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【新連載】日本の炭鉱町舞台のレトロ風ホラーや死体と融合する怪物と戦うホラーがアツい!今週の「気になる新作ホラーゲーム」を一挙ご紹介【#アナタの知らない恐怖の世界】
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昭和を代表するオカルト番組といえば、1997年まで日本テレビ系列の「午後は◯◯おもいッきりテレビ」内で放送された番組「あなたの知らない世界」を思い出す人も多いでしょう。夏休みの昼時に放送されていたことが多く、休み中に見ていた子どもたちを恐怖に陥れた人気心霊番組でした。

本番組は、実際に視聴者が体験した恐怖を再現ドラマで放送した内容が多く、その背筋が凍るような内容は、昭和生まれの筆者にとっても強烈な思い出となっています。そして同時に、「恐ろしい出来事や怖いモノ」に対する興味関心を抱いた原体験でもありました。その後、『バイオハザード』でホラーゲームの洗礼を初めて受けることになるのですが…それはまた別の話。

というわけで、そんな「あなたの知らない世界」にあやかり、

新連載「#アナタの知らない恐怖の世界」が開幕!

まんまパク……もとい、オマージュの効いたタイトルですが、自分が影響を受けたように、この連載が読者にとって「未知のホラーゲーム」を知るキッカケになれば幸いであります

  1. 毎週日曜日掲載(予定)

  2. PC(Steam、itch.ioなど)/コンソール(PS5、Xbox Series X|S、ニンテンドースイッチ)を中心に、筆者が気になる「新作ホラーゲーム」をピックアップ

  3. ゲームの概要と、「どこが怖いのか」ヤバそうな点をざっくり解説

  4. タイトルごとの「おすすめプレイヤー属性」もご紹介!

本連載の内容をざっとまとめるとこんな感じです。とにかく、気軽に読んでもらって自分にピッタリの作品を探してみてくださいね。



◆Fragile Reflection(Steam)

★概要
本作は、初代PS風のレトロな三人称視点サバイバルホラーゲーム。舞台となるのは1990年代後半の日本で、暗闇と秘密に覆われた不可思議な町の片隅です。ロシアのインディースタジオSpectra Teamが開発を手掛けています。

プレイヤーは主人公の伊藤佳莉緒(カリオ)となり、能面の化け物が起こす「ウツシヨ」によって侵食され、変わり果てた姿となった炭鉱の町「ナンコーフラク」を舞台に探索を開始。アイテムを探し、パズルを解き、怪物と戦い次元の狭間を行き来しながら、隠れた謎を解き明かし、生き延びることが目的です。

特徴的なのは、『サイレントヒル』『バイオハザード』『SIREN』など往年の名作ホラーゲームに影響を受けたという、レトロなグラフィックと雰囲気です。それだけでなく、現代基準に合わせた快適な操作性や、主人公が持つ「超能力」を使った謎解きパズル、レジェンド作曲家山岡 晃氏にインスパイアされた没入感のあるサウンドトラックなど、ただの模倣ではなく、本作独自のオリジナリティ要素もふんだんに盛り込まれた、期待のレトロ風サバイバルホラーゲームです。


★90年代の田舎町「ナンコーフラク」が怖い

デモ版をプレイしてみた感想を基に言うと、本作は驚くほど初代『サイレントヒル』に影響を受けています。謎解きやクリーチャーの造形もそうですが、とくに舞台となる「ナンコーフラク」の町の雰囲気が恐ろしい。「ウツシヨ」の力によって変貌した町は、人の代わりに化け物が蔓延り、全体を霧や赤褐色の空気が包む異様な世界で、日本家屋や神社がいっそう不気味さを醸し出しており、それが極上のホラー体験に繫がっていると思います。

★「ローポリサバイバルホラー」が好きな人にオススメ!

近年では、90年代のクラシック作品に影響を受けたリバイバル的なホラーゲームが増えてきており人気です。クオリティ的にはピンからキリまでありますが、『Crow Country』や『Heartworm』など完成度の高いものもリリースされています。本作は、それらのローポリ調のレトロ風サバイバルホラーゲームが好きなプレイヤーに特におすすめです。

  • ジャンルサバイバルホラー

  • 対応言語:日本語

  • 機種PC(Steam)

  • 発売日2025年9月3日


◆『Den-Den: Tokyo Horror Demo』(Steam)

★概要
本作は、一人称視点のオープンワールド風サバイバルホラーアクションゲーム。近日登場予定の本編『Den-Den: 東京ホラー』のプロローグ版で前日譚という設定です。開発は、Frozen Lake Softwareが手掛けています。

プレイヤーは、ディストピアに変貌した東京を舞台に、高齢者の介護士「カナ」として行動し、彼女の暗い精神世界を探索して生き残ることが目標です。

限られた物資を発見し、さまざまな道具や武器を使って徘徊するモンスターを撃退しながらも、自分の身だけでなく介護士として、どこに行くか、誰をケアするかを選択しければならず、心理的な恐怖も体験可能な異色のサバイバルホラーゲームです。

★暗闇の「東京」がめっちゃ怖そう

舞台となるディストピアな東京は、暗闇が支配する地下道のような迷宮になっており、その雰囲気がめちゃくちゃ怖そうです。そこは、巨大化したネズミや人間型のクリーチャーが襲ってくる危険な場所で、進むべきか戻るべきか…プレイヤーのとっさの判断が生死を分けるのでしょう。

★「一味違う」ホラーゲームを体験したいプレイヤーにオススメ!

上述したように、オープンワールドの東京を舞台に敵を撃退しつつも、さまざまなアイテムを収集して、自分だけでなく高齢者の命も守らなければならないことが特徴的。サバイバルホラー要素+シミュレーター要素が融合しており、CRITICAL REFLEX作品のような、一風変わったホラーゲームが好きな方にオススメです。

  • ジャンルサバイバルホラーアクション

  • 対応言語:日本語

  • 機種PC(Steam)

  • 発売日2025年9月4日(デモ版)


◆『TROX』(itch.io)

★概要
本作は、初代PS風のレトロなサイコロジカルホラーゲームで、インディーゲーム配信サイト・itch.ioにて無料配信中です。舞台は、第三次世界大戦後の、何も残されていない荒廃した世界。作物は枯れ果て動物は絶滅し、家族たちは“持続可能な食肉法”の下で生き延びている状態です。

プレイヤーは家族の父親「マルコ」となり、平凡な日常がやがて狂気の世界へと変貌していく過程を追体験し、生き延びていきます。

主な特徴は、記憶と悪夢が混ざり合う崩れゆく現実世界での探索や、没入感のあるサウンド、プレイヤーの選択によって誰が「犠牲」になるのかが決まる、といった精神をえぐるような恐怖を描いたサイコロジカルホラーゲームです。

★ローポリの気味の悪さ、蝕まれていく現実世界の恐怖

本作は、PS1時代のグラフィックをさらに劣化させたような粗いローポリ画質が特徴的ですが、見慣れているはずなのにかなり不気味で気持ち悪く感じます。そのビジュアルも相まって、徐々に登場人物の精神が壊れていく様子があらわになっていくのが非常に恐ろしい点でした。

★『Mouthwashing』が好きなプレイヤーにオススメ!

本作は、極限状態での人間模様を描いた傑作ホラー『Mouthwashing』を彷彿とさせるような、レトロなビジュアルと雰囲気、そして狂気の世界を舞台にしており、同作が好きなプレイヤーにオススメです。

  • ジャンル:レトロサバイバルホラー

  • 対応言語:英語のみ

  • 機種:PC(Itch.io

  • 発売日:2025年8月30日

◆『バッド・チーズ』(Steam)

★概要
本作は、1920年代アニメーションの魅力にインスパイアされたサイコロジカルホラーゲーム。開発は、インディー開発者Simon Lukasikが手がけています。

プレイヤーは、某夢の国に登場していそうな1匹のネズミに扮し、お母さんがいない間、無能な父親といっしょに週末を過ごすことに。果たして、「お父さんを怒らせないよう」いい子らしくふるまえるでしょうか?

「蒸気船ウィリー」風の古いカートゥーンアニメーションの可愛らしいビジュアル、それとは裏腹の不気味な世界観とホラー要素の融合が新鮮。トレーラーを見る限り、家の中を探索し、時には敵と戦いながら脱出を目指していくようです。


★ビジュアルとのギャップが怖い

本作の「ヤバそうな」ポイントは、何と言ってもそのキャッチャーなビジュアルと、生理的嫌悪を催しそうなグロテスクなクリーチャーとのギャップでしょう。ドロドロに溶け出した怪物など、落差はすごいですが、逆に言えばそのギャップこそが本作の「得も言われぬ恐怖感」を高めていると思います。

カートゥーンホラーが好きなプレイヤーにオススメ!

本作に近い作風のホラーゲームとしては、2017年の『Bendy and the Ink Machine』があります。本作は、こちらのようなカートゥーン風ホラーゲームが好きなプレイヤーにはかなり刺さりそうな雰囲気です。

  • ジャンル:サイコロジカルホラー

  • 対応言語:日本語

  • 機種:PC(Steam)

  • 発売日:9月2日


◆『Cronos: The New Dawn』(PC/コンソール)

★概要
本作は、『Layers of Fear』、リメイク版『SILENT HILL 2』等で著名なBloober Teamが開発する、三人称視点の新作SFサバイバルホラーゲームです。舞台は、荒廃した近未来。プレイヤーは、融合して蘇る恐るべきクリーチャーと戦いながら、人類が滅びを迎えた黙示録の謎を解き明かし、過去と未来の2つの世界を行き来しながら、生き残ることが目的です。

主な特徴は、周辺の死体と「融合」してさらに強力な怪物となって襲いかかってくる独特なクリーチャーの存在や、限られた銃弾や燃料などのシビアな資源管理、未来の運命を変える力を持つ過去の重要人物を見つけ出し、彼らの「エッセンス」を抽出することで自身の能力を強化できる成長システム、などオリジナリティ溢れる心に響くホラーゲーム体験の数々です。


★美麗なグラフィックと醜悪なクリーチャー

本作のポイントは、Unreal Engine 5製の美麗なビジュアルです。そのクリアな画質が、醜悪なクリーチャーの姿や周囲の環境のおぞましさを十二分に引き立てており、進むことをためらうような「リアルな恐怖」を楽しむことができるでしょう。

★Bloober Team完全新作!万人にオススメの大作サバイバルホラー

リメイク版『SILENT HILL 2』で前評判を覆し、見事な完成度で圧倒的な評価を得たBloober Teamが贈る完全新作ということでかなり期待値も高い本作。プレイ動画を見たかぎり、探索や戦闘システム、クリーチャーデザイン、美麗なグラフィックと恐ろしい雰囲気、謎めいた物語など、その圧倒的なクオリティがビンビン伝わってきており、ホラーゲーム好きであれば、ぜひとも手にとってもらいたい万人にオススメの作品になりそうです。



さて、今週の気になる新作ホラーゲームはいかがったでしょうか?Game*Sparkでライターをやらせてもらって早3年以上経ちますが、実は筆者初の連載企画。本当に有り難いことです。これからも良質なホラーゲームを掘りまくってお届けしますので、読者の皆様も温かい目で本連載を見守っていただけると幸いです。ぜひよろしくお願いいたします!


8番出口・8番のりば -Switch
¥2,573
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:DOOMKID,編集:みお



ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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編集/取材も執筆もたくさんやる、半ライター半編集 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。

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